NEWS(最新情報)

記事一覧

2015年12月28日

トレーニング難易度を変えてアブレスト能力を高める

選手にトレーニングを提供する際に、目的とするパフォーマンスの達成度を判断して難易度を決定するとおもいますが、皆さんはどのように考えてみえますか?
JARTA認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
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2015年12月23日

認定スポーツトレーナーヒストリー / 和泉彰宏

初めまして、JARTA認定スポーツトレーナーの和泉彰宏と申します。私は現在大阪のピラティススタジオB&Bでパーソナルトレーナーとして活動しております。
和泉
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2015年12月18日

身体をみれば動きがわかる

「二遊間の低く速いゴロ捕球がしにくくないですか?」
これは先日四国独立リーグからNPB(プロ野球)への入団が決まったアスリートとコーチが一緒にトレーニングをする中で交わした会話です。
四国・高松で活動しております赤山僚輔です。
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2015年12月16日

最新ニュース / ブラインドサッカー フィジカルコーチ就任

この度、JARTA代表である中野がブラインドサッカー日本代表のフィジカルコーチ就任が正式発表されましたのでご報告させて頂きます。
日本代表スタッフ及び中野からのコメントについては下記よりご覧ください。
http://www.b-soccer.jp/9078/news/pr151215b1daihyoustaff.html
中野崇写真2

中野 崇  / プロフィール

 
このような機会を設けて頂いた全ての皆さまに感謝致します。
 
それでは今後とも宜しくお願い致します。
 
 

2015年12月12日

活動報告 / 名古屋大学女子ラクロス部

「名古屋大学女子ラクロス部新チーム始動しました」
JARTA認定講師の高島です。
これまでサポートを行ってきた名古屋大学女子ラクロス部がシーズンを終え、新たなチームとなり始動しました。
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2015年12月10日

そのトレーニングを語る資格はありますか?

みなさんはいままでどのようなトレーニングを自分自身で経験してきましたか?
現在、世の中には把握しきれない程多くのトレーニングの方法が存在します。
現場では、トレーナー自身がどのようなトレーニングを経験し、学んだかにより、目の前の選手や指導者への説得力が格段に増します。
北海道の認定スポーツトレーナーの高塚です。
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2015年12月05日

認定スポーツトレーナーヒストリー / 宮崎祐一

はじめまして、JARTA認定スポーツトレーナーの宮崎祐一と申します。
私は普段は愛知県の大府市で訪問看護ステーションに勤めています。
普段は訪問でのリハビリを中心に仕事をしています。
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2015年12月01日

知らないと損をするサッカー選手の○○の評価

サッカー選手のパフォーマンスを改善するためにはどこを評価すればいいでしょうか?
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つくばを中心に活動しております、認定スポーツトレーナーの吉田です。
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2015年11月27日

掲載報告/月刊トレーニングジャーナル12月号

月刊トレーニングジャーナル12月号の巻頭特集にて代表中野の記事が掲載されております。
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2015年11月21日

立甲が身体に及ぼす影響とは!?

立甲の重要性に関してはこれまでのブログやセミナーでもお伝えしてきました。
立甲を獲得することでパフォーマンス、障害予防にどう影響するのか。
認定講師の藤田友和です。
 
今回は立甲によってパフォーマンスアップや障害予防にも繋がったという選手や指導者からの声をお伝えします。
 
過去に同タイトルでのブログを一度書いておりそちらは下記をご参照ください。
 
「立甲がパフォーマンスアップ、障害予防に重要な理由」
http://jarta.jp/training/954/
 
「立甲を獲得するために」
http://jarta.jp/training/3975/
 
「ローテーターカフトレーニングと立甲」
http://jarta.jp/training/2356/
 
 
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写真は先月行った認定スポーツトレーナーの合宿(義務研修)での様子です。
全員で立甲を行いましたが少し気持ち悪いですね。
 
 
「立甲ができたことでの身体変化」

  • コントロールがよくなった
  • ストレートの球速がアップした
  • 肩、肘の痛みが少なくなった、なくなった
  • 肩甲骨がよく動くようになりバッティング時にあった体幹のつまり感、回しにくさがなくなりインコースが打ちやすくなった
  • ピッチング後にあった肩周りの筋肉痛や疲労感が減った
  • 立甲の出来具合や感覚の違いで普段からのコンディショニングチェックにもなる
  • 立甲が出来ていると身体の調子が良いが、しにくい時は少し身体に違和感があるのでその日のバロメーターになる
  • 肩のはりや腰痛がなくなった
  • 鎖骨骨折後復帰しても違和感がずっとあり気になっていたがなくなった
  • 腕の変な力みがなくなることで腕の操作がしやすくなった
  • ドリブル時に肩甲骨がしっかり動くようになり身体の連動性ができてきた
  • 肩甲骨が動くようになり相手と競り合った時に楽に抑えられるようになった
  • ドリブル時のフェイトの幅が拡がりかわしやすくなった
  • 走っている時の肩周りの変な力みがなくなり楽に走れるようになったことで体力の消耗が少なくなった
  • 自分よりも身体の大きい選手からの当たりに負けなくなってきた
  • 肩の違和感や少しの変化に気づくようになった
  • 首の痛みや違和感がなくなった。首の可動域がひろがった etc

 
この他にも多くの改善例がありますが割愛させていただきます。
 
立甲はコンタクトスポーツ(サッカー、バスケットボール、ハンドボール、ラグビー、アメリカンフットボール、相撲 etc)、ノンコンタクトスポーツ(野球、テニス、バレーボール、バドミントン、卓球、自転車競技、陸上競技 etc)の分野に捉われず、どの分野でも必要な身体の使い方です。
肩甲骨や肩ばかりにフォーカスしがちですが、立甲ができることでの副産物も多くあるのは上記の選手や指導者の声からお分りいただけたかと思います。
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「まとめ」
立甲ができることでパフォーマンスアップや障害予防に繋がることをご理解いただけたかたと思います。
立甲は身体の使い方や認識力(気づき)を向上させたり、力みを少なくするために必要な要素を作るためのトレーニングやコンディショニングです。そのため立甲ができたからパフォーマンスアップする、障害予防に繋がるというものではありません。立甲は人が身体を動かす上で必要最低限必要な能力であり、パフォーマンスアップや障害予防の一要素と捉えていただければと思います。
 
立甲に関してはJARTAのベーシックよりお伝えしています。
 

2015年11月14日

JARTA|関東事務局スタッフの募集

 
この度、JARTA関東事務局は関東事務局スタッフを公募致します。
下記、内容となりますのでご興味のある方はご確認ください。
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2015年11月13日

豊中市『人権教育をすすめる市民の集い』参加報告

11月11日(水)大阪の豊中市立アクア文化ホールにて、豊中市人権教育推進委員協議会主催の「人権教育をすすめる市民の集い」が開催されました。
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2015年11月09日

仲間から同志へ〜初の合宿研修が意味するモノとは〜

2015年10月31日〜11月1日の2日間香川で行われた、JARTA2015合宿の報告をさせていただきます。
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2015年11月07日

大腰筋機能を引き出すインナースクワット

JARTAのセミナーでは、スポーツ現場での考え方やテクニックの習得の他に、選手の評価やトレーニングに用いるセンタリングトレーニングと言うものも学びます。更にそれらのトレーニングはトレーナー自身の身体作りにも用いられます。
JARTA認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
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(スピードアップを目的として小学生にインナースクワットを指導)
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2015年10月30日

ゆるさの原因を探求せよ!!

先日赤山がリアル臨床で発表した内容を高松のworkoutでも改めてお伝えしました。
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2015年10月26日

「ゆるむ」と「脱力」との違いとは?

北海道のJARTA認定スポーツトレーナー、浦波唯史です。
浦波唯史
 
JARTAのサポートするアスリートの間では、いわゆる筋力トレーニングだけではなく、「ゆるむ」ことの重要性が認識されてきていますが、「ゆるむ」とは、単に脱力を意味している訳ではありません。
 
「ゆるむ」とは、相対的なもので完璧な状態はあってないようなものです。
簡単に説明すると、収縮と弛緩の幅を広げることを意味しており、局面に応じた最適な身体の使い方を選択する能力である「格定力(かくていりょく)」の向上に繋がります。
 
この「格定力」の重要性は、競技中には常に最大筋力を発揮する局面が、ほとんど存在しないということを考えると理解しやすいかと思います。
 
この「ゆるむ」ことは、全ての競技の前提条件として必要不可欠なものですが、今回は私のサポートするスキー(モーグル)を例に説明させていただきます。
 
スキーは斜面を滑り降りる競技であるということからもお分かりかと思いますが、重心の落下により移動します。
 
つまり、地上を速く走れる選手がスキーで速く滑れるかというと、基本的には関係ありません。
 
では、どのように身体を使えばスキーで速く滑ることができるのでしょうか?
 
答えはいたってシンプルで、滑走時のブレーキ成分をいかに排除できるかに尽きます。
 
この滑走時の代表的なブレーキ成分は、大腿四頭筋です。
 
スキーを行ったことがある方でしたら、スキーの後に大腿四頭筋(太腿前面)の筋肉痛を経験したことがある場合も少なくないのではないでしょうか?
 
実際、私のサポートする女子モーグル日本代表の村田愛里咲選手ですら、以前のシーズン開始時には、必ずと言ってよいほど大腿四頭筋の筋肉痛が出現していたそうです。
 
大腿四頭筋によるブレーキ成分は、斜面を滑走するスキーの運動構造を考えた場合、一般的には腰椎の伸展運動に伴い大きくなります。
 
また、スキーは固定性の強固なブーツを履くため、過度な足関節の可動性を必要としない反面、特に脊柱・仙腸関節・股関節・膝関節などの可動性が、「ゆるむ」ための前提条件として重要になります。
 
つまり、必要以上の大腿四頭筋によるブレーキ成分を排除するためには、最低限これらの前提条件を整えた上で、「ゆるむ」ことが必要不可欠になるのです。
 
話の内容を私のサポートするモーグルに移しますが、モーグルは斜面を滑走することに加えて、エアと呼ばれるアクロバティックなジャンプの要素が含まれますが、その採点は、「ターン60%、エア20%、スピード20%」の合計点により競われます。
(2014年12月現在)
 
中でも配分の最も大きいターンは、
・上体は常にフォールライン進行方向に向かっていること
・滑走中の上半身は、上下左右に揺れることなく安定した状態であること
が採点基準となります。
 
滑走時に固いコブに対して、選手自身が身体を固めていた場合、大きな反発力が出現し、上半身の動揺に繋がりやすいことは容易に想像がつくかと思います。
 
モーグルは滑走中に固いコブの衝撃をしなやかに分散した上で、より速く滑り降りなければならないという競技特性から考えると、他のスキー競技の中でも「ゆるむ」ことがより重要な競技かもしれません。
 
余談になりますが、9月中旬に村田愛里咲選手のサポートで、ウォータージャンプの練習に帯同してきました。
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ソチ五輪で前十字靱帯損傷の大怪我を負って以来、約1年半振りのジャンプ練習であったため、当然ベストパフォーマンスではありませんでしたが、ジャンプの度に動作を微調整できるのは、さすが世界と戦うトップアスリートだと、その内的認識力の高さに驚かされました。
 
実際にゲレンデを滑走するのは村田愛里咲選手ですが、私は理学療法士、そしてJARTA認定スポーツトレーナーとして、次期五輪に向けた最大限のサポートを継続していきます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
「ゆるむこと」「格定力」を始め、JARTAコンセプトを学ぶには下記URLより、ベーシックセミナーの受講をオススメ致します。

2015年10月22日

自分自身と向き合う事こそコンディショニングである

 
重要な大会へ向けてコンディショニングを合わせる事はいつも頭を悩ませる所です。
やりすぎても やらなさ過ぎても結果が出ない。
大切な事は量を求めるのではなく、選手が自分自信と向き合う事。つまりの質を求めていく事です。
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JARTA認定スポーツトレーナーの谷口です
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2015年10月16日

JARTA認定スポーツトレーナー 認定試験のお知らせ

このたび、JARTA認定スポーツトレーナー試験(大阪・東京)の日程が決定しましたのでご案内致します。
なお、2017年度の試験からはアドバンスⅣまでご受講していることが試験を受ける条件となりますので、ご了承ください。
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2015年10月12日

ニーインを筋トレせずに改善する!!

不良アライメントの代名詞とも言われるニーイン(knee-in)現象ですが、ACL損傷のリスクや鷲足炎等多くのスポーツ外傷・障害の要因として長くスポーツリハでは語られてきました。
参考書等では多くの有効なトレーニングや視点・思考が述べられていますが、筋トレをしなくても改善できる可能性をみなさまご存じですか??
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JARTA認定講師の赤山です。
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2015年10月09日

専門的な動きを評価する前に選手の●●を観察していますか

あらゆるスポーツにおいて専門的な動きや運動の基本である走りを評価するのは一般的ですが、その更に基礎となる動きをしっかりと観察していますか?
東海地区で活動する認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
タイトルの●●は、ずばり歩きです!
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あなたは、選手が何気なく歩いている姿をしっかりと観察できていますか?

歩きと走りの根本的な違いを考えると、歩きは必ず地面に足底が接地している時間があり、走りは両足が空中に浮いている時間があるというところです。
空中に浮いている時間があるということは、基本的な身体のコントロールが難しくなります。走りは、一定の流れの中で一定の動作を繰り返す連続運動であり、空中に浮く時間があるという事は、地面に足を設置するタイミングと重力に反して地面をける効力をしっかりとコントロールする必要があります。
つまり、走りの運動要素を正しく行うには、かなりの意識的な努力を必要とします。
逆に歩きは、競歩のように競技レベルのものは別ですが、よほど意識を高く持たなければ、普段のくせやその日の調子が表面化しやすいです。
少し余談ですが、競歩の選手は時速14㎞程までパフォーマンスを高めて、更にそのスピードで50㎞ものフルマラソン以上の長距離を歩ききる事ができます。あくまで想像ですが、歩行のパフォーマンスを極限まで高めることで身体の可能性をより広げることができるかもしれません。
話しは戻りまして、単純にその日の選手の歩きが重ければ、高いパフォーマンスを発揮することは難しいと言えます。歩きが重く感じるときは、往々にして専門種目の動きも重くなることが多いです。
常に歩きに重さを感じる選手に関しては、根本的な身体の意識や操作の仕方を見直すべきかもしれません。歩きが重いままに専門的な動きや走り込みをさせ、負荷を増やすことで怪我に繋がっては元も子もありません。
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基本的な動きを再度確認してみましょう!

上記は、基本的なトレーニングの一つで、JARTAのベーシックセミナーでお伝えしている立甲です。写真は立甲の習得トレーニングをした後に、立甲を実際どの程度使えて体幹を固めることなく連動的に使えているかを体感していただくために数分間四足歩行をして頂いたものです。イメージはチーターです(笑)
歩きは、原則二足歩行で上肢への荷重はかからないため、上部胸椎を中心とした肩甲帯周辺が拘束されやすく、緩みを感じないままの歩きが多くなります。また、メンタル面での落ち込みなども中丹田の動きを抑制することがあり、胸部の硬さに繋がるケースもあります。
歩きの状態を意識的に観察しておく事は、選手のニュートラルの状態や問題点の改善のヒントを知ることができると言えます。

最後に読んでいただいた皆様に伝えたい事

今回のお話しは、スポーツ選手に関わらず、すべての人に対して言えることです。JARTAのコンセプトはスポーツ選手のみに限定されるものではありません。私自身の活動している領域も、ダンサー、フィギュア、新体操等のスポーツ選手から難病や高齢者の訪問リハ等幅広く活動しています。なぜなら考えて行くプロセスはどの領域もなんら変わらないからです。むしろ、ある領域に縛られることは、自分の視野を狭める可能性があります。

お知らせ

12月6日(日)に東海地区では今年最後となるベーシックセミナーを開催致します。今回のセミナーは私が務めさせていただきます。JARTAのコンセプトやテクニックと共に現場での経験や活用方法等も合わせてお話ししたいと思います。興味のある方は、是非是非会いにきてください!
セミナー情報

2015年10月03日

第3期 JARTAイタリア研修報告 ~No.3~

JARTAイタリア研修で学んだこと
臼井 美由紀5
認定スポーツトレーナーの臼井です。
(さらに…)

2015年09月30日

第3期 JARTAイタリア研修報告 ~No.2~

認定スポーツトレーナーの沖本です。
自分がトレーニング指導のこと、インテルナツィオナーレ・ミラノ(以下、インテル)でのミーティングを中心に報告いたします。
(さらに…)

2015年09月27日

義務研修開催報告

9月26日(土)に大阪にて認定スポーツトレーナー向けの義務研修を開催致しました。
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(さらに…)

2015年09月26日

第3期 JARTAイタリア研修報告 ~No.1~

こんにちは。認定スポーツトレーナーの幟です。
幟宏美5
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2015年09月24日

「JARTA認定スポーツトレーナー」を目指したきっかけ / 高塚 政徳

私が、JARTAのセミナーを初めて受講したのは約2年前の2013年11月でした。
 
私はそこから半年ほどの期間で認定スポーツトレーナーを取得しました。
高塚 政徳5
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2015年09月22日

JARTAから講演会にご参加いただいた皆様へ

9月21日、福岡での講演会を終え、これで今回全国で予定していた全てのJARTA主催講演会が終了したしました。
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2015年09月19日

指導の本質〜イタリア研修を終えて〜

2015年9月1日から8日までの1週間、イタリアのローマ・ペスカーラ・ミラノにてJARTAイタリア研修を実施しました。
今回で第3期を迎え、様々な方のご協力のお陰で無事に終了することができました。
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2015年09月14日

そのトレーニングはパフォーマンスを低下させていませんか?

トレーニングを指導している最中、選手のパフォーマンスが低下するといった場面に遭遇したことはありますか?
 
私はサッカーをしている小学生のトレーニングをサポートしているとき、このような場面に遭遇しました。
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2015年09月10日

一般の方よりもアスリートの方がアプローチしやすい?

一般的な話で、アスリートの世界はハードルが高いと言われていたりしますが、果たしてそうでしょうか?病院やクリニックで経験を積まないとアスリートのトレーニングやコンディショニングはできないような言われ方をします。その点について一例を述べたいと思います。
東海地区で活動する認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
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2015年09月02日

世界陸上男子100mからみる認識力の相互作用と重要性

安定したパフォーマンスを発揮するには自分自身の状態と、自らが置かれている状況を的確に認識する必要があります。めまぐるしく変化するスポーツの場面で的確かつスピーディーに自分自身が置かれている状況を認識するにはどうすればいいのでしょうか?そこには内的認識力と外的認識力の相互作用の理解が鍵になっています。
 
JARTA認定講師の岩渕翔一です。
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2015年08月27日

シンスプリントから選手を救え!!

シンスプリントといえば慢性障害の代名詞にもなるような有名なスポーツ障害で進行すると脛骨の疲労骨折となる軽視できない怪我のひとつです。
今回は先日、神戸で実施したWorkOutの中でお伝えしたシンスプリントに対する考え方を改めてお伝えいたします。
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2015年08月22日

トレーナー活動をより充実させるために

仕事や勉強、プライベートの予定など忙しい中で、トレーナー活動を円滑に進めるために必要なこと。
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JARTAトレーナーの高塚です。
私は、今年の4月に入籍し、既婚者になりました。
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2015年08月21日

トレーナー活動を続けてきたことで感じたこと

今回は、自分がJARTAと関わりトレーナー活動を続けてきたことで見えてきたことをお話ししていこうと思います。
茨城のJARTA認定講師の加瀬です。
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2015年08月15日

トレーナー活動報告 / ビーチバレー帯同・高島トレーナー

JARTA東海認定講師の高島です。
先日の立甲の記事は読んで頂けましたでしょうか?
http://jarta.jp/training/3975/
今回は立甲はじめ上肢の機能が非常に重要であり、この時期注目ビーチバレープレーヤー・仲矢靖央選手の試合に帯同しましたので、報告させていただきます。
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2015年08月14日

全国WorkOut情報更新

全国で行われているJARTAWorkOutの情報を更新しております。
http://jarta.jp/j-seminar/workout
受講済みの方対象と受講されたことがなくても参加可能なオープンWorkOutがあります。
ご興味のある方は、各地の情報をご確認の上、ご希望の地域へのお申し込みをお願い致します。
 
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簡単にJARTA概念に触れられるナイトセミナーであり、受講者・認定スポーツトレーナーに対しては大切な鍛錬の場でもあります。
 
お近くのWorkOut情報をご確認ください。
http://jarta.jp/j-seminar/workout
 
 

2015年08月10日

コーチに共感を得るためのトレーナーとしての主張とは?

トレーナーとして新規のチームに関わる時にどのようなことを意識しますか?
今回はJARTA認定スポーツトレーナーとして活動しはじめた頃に、意気揚々とトレーナー活動を展開していった際にガツンと打ちのめされた失敗談です。新規にチームやパーソナルに関わる基本的な事ですが、ついつい空回りをしてしまう、そんな事が無いように是非参考にしてください。
JARTA認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
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2015年08月09日

『限界』をぶちこわせ!

頑張っている人には頑張っているだけの対価があってしかるべきです。
しかし、どんなに練習しても勝てない。そんな理不尽がまかり通るのが勝負事です。
その理不尽をどうにかしたい、何かできることはないか?
そう思っていた際に出会ったのがJARTAでした。
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2015年07月30日

JARTAコンセプトが四国うどん県へ上陸

昨日7月29日(水)に四国・高松にて講演会が開催されました。
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2015年07月29日

【合宿&義務研修のお知らせ】

今年も義務研修の時期がやってまいりました。
JARTAでは認定スポーツトレーナーに対して義務研修への参加が必須となっております。
(さらに…)

2015年07月26日

立甲を獲得するために

「その立甲、ちゃんとできていますか?」
JARTA東海認定スポーツトレーナーの高島公平です。
JARTAのセミナーで一番初めに取り組むことになる統合化トレーニングである立甲に関する話です。
もうご存知の方が多いと思いますが、立甲とは上肢前方肢位でのゼロポジションキープの状態です。
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(さらに…)

2015年07月25日

東北に鳴海あり

全国で行われるJARTAセミナーで講師を務めるトレーナー達は、北は北海道から南は九州の福岡までそれぞれの地域で活動しております。
鳴海 裕平5
(さらに…)

2015年07月16日

動きやすくなって怪我をする

パフォーマンスアップに関わる中で怪我と遭遇する際に考えなければいけない事として、トレーナーが介入した事によって怪我を発生させたかもしれないという視点です。
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(さらに…)

2015年07月10日

グローインペインの評価ポイント

切り返し動作や、キック動作の繰り返しによって発症するといわれているグローインペインですが、
今回はソケイ部痛とともに特に多い内転筋近位部の痛みが出た場合の評価ポイントについてご紹介します。
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(さらに…)

2015年07月05日

正しい動作分析に潜むリスク

11639694_738421629602218_952286225_o皆さんは治療やトレーニング中、動作分析を行う際に選手に以下のような言葉をかけていませんか。
・○○筋が硬い、○○筋がうまく使えていない
・○○の関節の動きが悪い
・○○と○○のバランスが悪い
知識や経験が増え、選手の欠点がわかるようになると言いたくなる言葉です。
(さらに…)

2015年07月01日

『釣った魚を与えてくれるのではなく、魚の釣り方を教える』

臨床経験17年目になってもJARTAで学び続ける理由
東海認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
田中紀行5 (さらに…)

2015年06月24日

アスリートから信頼を得るために必要な事とは?

浦波唯史医療現場に勤務するセラピストがアスリートから信頼を得るためには、怪我の予防や競技復帰をサポートすることが中心になりますが、その他に必要な事とは?
(さらに…)

2015年06月22日

認定スポーツトレーナーヒストリー 〜鎌田洋輔〜

はじめまして、JARTA認定スポーツトレーナーの鎌田洋輔と申します。私は現在和歌山市内にある角谷リハビリテーション病院で作業療法士として働いています。普段はアスリートに関わることはなく、脳血管障害や骨折後の患者さんに対してリハビリを行っています。
(さらに…)

2015年06月18日

サーフィンでパドリングを楽にするためには!?

今回は、サーフィンの動作の中であるパドリングとJARTAトレーニングの効果についてお話しさせていただきます。
(さらに…)

2015年06月15日

スポーツトレーナーは誰でもなれる

私はスポーツトレーナーに憧れて、この世界に入りました。
でも、関わっている途中で「自分の思い描いていたことと違う」と感じ、勝手に諦めていました。
そこから、改めて目標を持ち、再スタートした道ですぐに出会ったのがJARTAでした。
(さらに…)

2015年06月12日

イタリアから見えた日本と自分

赤山 僚輔(香川県在住) / 理学療法士・(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー
(株)JARTAinternational 統括部長
JARTA認定スポーツトレーナー|SSランク
第2期イタリア研修参加|2014年9月
(さらに…)

2015年06月05日

日本はイタリアに勝てるのか!?日本の良さとは。

藤田 友和(大阪府在住) /  理学療法士
JARTA認定講師
JARTA認定スポーツトレーナー|SSランク
第1期イタリア研修参加|2014年3月
(さらに…)

2015年06月04日

イタリア研修第1期メンバーの思い

山岡俊也(大阪府在住)/ 理学療法士
JARTA認定講師
JARTA認定スポーツトレーナー|SSランク
第1期イタリア研修参加|2014年3月

Q1.なぜイタリア研修に参加しようと思いましたか?

サッカー強豪国の選手、トレーナーがどういったことをしているのか自分の目で確かめたかったからです。
また自分たちが持っているメソッドをどうやって選手、監督、スタッフに伝えるのか。
プレゼン力を鍛えたいという思いで参加しました。
今から思うと、正直到着するまでふわっとした気持ちでした。
肚がくくれていなかったのだと思います。
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Q2.イタリア研修に参加して得たもの、変化したことは?

①挑戦し続ける行動力
②全てポジティブに捉える心
③仲間の大切さ
④イタリア在住のJARTAアドバイザー吉田輝氏との出会い
ぼくが得たこと、変化したことは大きく上記4つかと思います。
①挑戦し続ける行動力
イタリアに行って丸裸にされました。
外国で荒手の痴漢に遭ったというわけではありません。笑
自分自身に対してなんとなく感じているけど、目を伏せてきた部分を無理やりさらけ出された感覚です。
行くまでは口では「失敗は成功のもとや」とはいいつつも挑戦する機会があるのに失敗したくない思いで無難にこなしていることなど多くありました。
しかしイタリア研修では挑戦しないと始まらない。
無難にこなすなんて選択肢はない状況です。
イタリア人や吉田輝氏と話す中で、これまで日本でやってきたことがどれだけ選手任せな(選手の理解に依存した)説明だったり、トレーニング指導だったかを思い知らされました。
この経験で本当の意味での「失敗は成功のもと」を理解し《挑戦し続ける行動力》を得ました。少し肝が据わったのかと思います。
②全てポジティブにとらえる心
現状の自分をさらけ出して100%出し切って失敗することで《全てポジティブにとらえる心》も得たかと思います。
 
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③仲間の大切さ
上記のような状態を一人で乗り切ることはできなかったと思います。
本音で意見し合える《仲間》がいたから乗り切ることができました。
今後日本でも挑戦し続けることに変わりはありません。
そんな時悩むことも多くあるので、すごく頼りにしています。
自分にない視点を与えてくれる存在はすごく貴重です。
助けてもらってばっかりですが、選手のためだったり現状を打開するためには必要なことなのでどんどん意見し合っていきたいと思います。
認定スポーツトレーナーの方ともそんな関係でいたいです。
④イタリア在住のJARTAアドバイザー吉田輝氏との出会い
この人の経験を聞くだけで、自分が何をちっちゃいことで悩んでるんだって気持ちになれます。
とても大きな視点を持っている元フットサル日本代表選手です。
あと目力がすごいです。これが本物の目だと思いました。
しっかり地に足つけて未来を見つつ今を生きてる人です。
吉田さんと話して、自分がどうなりたいのかを考えるきっかけになり、日本に帰ってからも将来について考えることが多くなりました。
自分探しに外国にいくとかよく聞きますが、外国に行くだけでは見えないと思います。
行って挑戦して、現状の自分という人間を知ることができると思います。
それをポジティブに捉えて今後の方向性も考えるきっかけになるんではないかと思います。
何か精神的な部分ばかりですが、自分にとっては本当に貴重な一週間でした。
もし認定スポーツトレーナーの中で迷っている方がいるなら、絶対に行った方がいいですよ。
山岡俊也

2015年06月02日

ズレた内的認識力の修正法

スポーツには好不調の波が必ず存在します。自分が担当しているチームや選手に痛みや違和感などのフィジカル的な問題がないにも関わらず不調を訴える選手がいる。
こんなときあなたならどうしますか?
 
JARTAトレーナーの岩渕翔一です。
 
スポーツパフォーマンスは大きく分けて3つの要素で構成されます。その3つがうまくバランスがとれている状態がいいパフォーマンスが発現する前堤条件になります。その3つの要素とは

  • フィジカル
  • スキル
  • 認識力

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このうち3番目の認識力には内的認識力と外的認識力という概念があります。
 

内的認識力とは

自身の身体や精神に対する認識力のこと。トレーニングやパフォーマンスの際に自身の身体や精神がどういった状態にあるのかを適切に認識する力を指します。意識下、無意識化それぞれ存在します。
 

外的認識力とは

内的認識力で認識されるもの意外を指します。試合当日の気候や対戦相手、試合の状況、チームメイトの状態、声、ボールやその他競技道具の状態などを認識する力です。
 
話を戻します。この認識力のうち内的認識力の“ズレ”はいわゆる調子の善し悪しに特に直結します。
 

内的認識力がズレた状態とは?

前述したように内的認識力とは自身の精神や身体に対する認識力です。これがズレた状態というのは実際に発現している動きと自分のイメージしている動き(感覚として捉えている動き)がズレている状態を言います。
実際に発現しているパフォーマンスと自身のイメージがズレているのですから当然思うようなプレーができないわけです。この動きやパフォーマンスのズレには2つのパターンがあります。
①イメージと実際の動きのズレを認識できていない
②ズレは認識しているが修正することができない
 
この2パターンのうちどちらのパターンなのかをまずは評価する必要があります。
①の場合は選手自身がズレを認識するためのアプローチが必要になります。
②の場合はズレを生み出している原因を選手自身が認識し、修正ポイントと修正法を提供するアプローチが必要になります。
 
いずれにしてもズレを選手自身が認識することがまず第一歩です。
 

ズレた内的認識力の修正法

内的認識力が高い状態というのは自身の身体や精神を適切かつ詳細に認識することができ(意識下、無意識下かはここでは置いておきます)、それがパフォーマンスに活かされていることが条件です。
つまり内的認識力の修正法とはそれ自身を高めることと同意になります。
まず基本的な内的認識力に重要なのはセンター(軸)の形成です。
センターが形成されることで適度に筋は緩みます。緩む事で筋紡錘がしっかり働く身体環境ができ体性感覚が高まります。
身体状態をフィードバックするには全身の体性感覚が活性化していることが必要です。そのためにはセンターが形成される必要があるということです。
 
JARTAではセンタリングトレーニングというセンター形成に有効なトレーニングを提供しています。
しかし、これだけで内的認識力を修正するに足りているかといわれればそんなことはありません。
例えば立位(JARTAでは一次姿勢と言います)でセンターが形成されている状態であっても実際のパフォーマンスでは力んでしまい内的認識力は発揮されないということは往々にしてあります。
そんなときに大事なのはやはり動作分析の能力と関係主義的にパフォーマンスを分析する力です。

  • 外的認識力の影響
  • 一次姿勢(立位)から三次姿勢(競技パフォーマンス)までを統合して捉える分析力
  • 各競技の動作分析能力
  • 競技パフォーマンスから一次姿勢までを関係主義的に捉え改善点を導きだす力

 
これらができて初めて内的認識力を修正するコンディショニングやトレーニングを適切に提供することができます。
重要な試合や大会に向けてコンディションや調子をピークに持っていくことをサポートするのもトレーナーの役割の一つです。
動作分析の質を高め関係主義的に捉えることでセンタリングトレーニングはいくらでも応用できます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
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2015年05月30日

活動報告〜高松商業高校バスケ部サッカー部〜

うどん県からこんにちは、JARTAの赤山です。
私は4月からうどん県での活動を開始しています。
今回は先日高松商業高校の男子バスケットボール部とサッカー部にトレーニング指導に行ってまいりましたのでご報告させていただきます。
2674686203949今回はどちらのクラブの監督からもトレーニング指導の依頼は

「身体の使い方を変えて欲しい」というものでした。

 
どちらのクラブの監督も既存の単純な筋力トレーニングによる弊害を感じておりパフォーマンス向上のために効果的な身体つくりを目的に介入が始まりました。
バスケ部は
・ジャンプシュート時の安定性
・ディフェンスフットワーク時の敏捷性
サッカー部は
・動き出しの早さ
・ヘディッグ時の競り合いの強さ
という具体的な依頼内容でした。

指導内容

今回は初回ということもあり違う種目のクラブではありましたがほぼ同じ内容の指導を行いました。
最重要項目として私が考えたのは股関節です。
バスケットであれば常に低い姿勢でディフェンスの構えを練習し、相反するように高くジャンプする際に身体を伸び上がらせるため股関節の柔軟性はかなり重要です。
サッカーはキック動作の軸足も蹴り足も股関節の捉え方が悪いとパフォーマンスだけでなく怪我にもつながります。
スペシャルなトレーニングの前に股関節の可動域を改善し捉え方を根本的に変えるとパフォーマンスは大きく変化します。
項目としては

  • 股関節ほぐし
  • インナースクワット
  • 股関節スクワット

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選手の反応

多くの選手がこのように股関節を徹底的にほぐしたり、意識することがなかったため即時的にジャンプしやすくなったり、走りやすくなったことに驚かれておりました。
監督からも翌日の試合の前や試合中に実施している選手がおり実感もありワークを継続していけそうだとの声を頂いております。
またバスケット部に関しては試合直前という事もあり、ねんざ予防けいれん予防のケア方法もお伝えしました。
IMG_0466選手たちには簡単なケアでバランスがよくなったり、身体感覚が変わる事が実感できたようで終始笑い声が絶えず楽しく指導をさせていただきました。
 
どちらのクラブも試合直前ですが、引き続き指導を継続していきますので今後の活躍にご期待ください。
 
最後までお読みいただきありがとうございます。

2015年05月28日

福島からイタリアへ。

佐原 潤 / 福島県在住 / 理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー|Aランク
第2期イタリア研修参加|2014年9月
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Q1.なぜイタリア研修に参加しようと思いましたか?

世界の舞台でなぜ日本がトップに立つことができないのか?なぜ日本人でも有望な人材がいるのに、世界で活躍できる人材がごく僅かなのか。
期待され海外に進出しても、負傷に悩まされ定着できないのかを深く考えるためでした。
育成のレベルから生で、その現場が見られるのが私にとって一番の経験になると考えたからです。
誰かの体験を聴いたりするだけじゃなく、実際の現場での空気を体感したかったのです。
こんな経験、福島の田舎に住んでたらまずできないです。
それに妻の一押しがあったからというのも大きいです。
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Q2.イタリア研修に参加して得たもの、変化したことは?

学んだこと、そして反省点みたいなが感じですが、JARTAという価値を買ってもらえるようなプレゼンが必要だと感じました。
映像を使用したり、自分たちのトレーニングが実際のこんな局面で発揮される実例のバリエーションを増やしたり、効果の統計も必要であると感じました。新しい価値を持ち込む難しさと楽しさがあると思います。
この導入の段階で相手の興味を引くことができれば、実際に行うトレーニングもより効果的に実施できると思います。
内容と説明は、できるだけシンプルがいいと思います。
その分、コーチとのやりとりでは深い知識が必要です。
自身が得たものは、場慣れです。
どんな場所でも緊張しにくくなり、自分が伝えたいことをしっかりと伝えられる様になった気がします。
一皮むけた感じです。
これは言っていいか悩みますが、最高の育成環境も、食うか食われるかの様な選手の貪欲さも学んで来ましたが、 一番根底で感じたものは、イタリアでも、日本でもプレゼンは同じだということです。
イタリアだから特別だとか、海外だから特別だと勘違いしがちでしたが、自分達の任務はJARTAとして、スポーツトレーナーとして最高のトレーニングを提供していくことが最大の目的であることを再認識しました。
 
佐原 潤
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2015年05月22日

活動報告 〜宝塚ジュニアFC(U-15サッカー)〜

今回は宝塚ジュニアFC(U15サッカー)のトレーニング指導の様子を報告します。
JARTAトレーナーの枝次です。
 
サポートトレーナー山岡とともに昨年8月よりサポートを開始し、2~3ヶ月に1回のペースでトレーニングの指導をしています。
 
監督の依頼内容としては、

  • スピードアップ(動きだし、トップスピード)
  • ウォーミングアップメニュー

この2つについてゲーム感覚で楽しみながらできるものを中心に指導してほしいとのことでした。
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ゲーム感覚でできるトレーニングの意図とは

 
監督は対象が中学生なので『楽しみながら』できることをポイントとしておられました。
なぜ楽しみながら行うことを重要視しているのか?
 
それは監督自身がトレーニングを継続することの重要性や難しさを理解しているからです。
楽しみながらできるトレーニングであれば日々の生活の中に組み込んでトレーニングできますし育成年代の選手でも続けやすいということがあります。
どんなにいいトレーニングでもやらなかったら効果はありません。

さじ加減が難しい

とはいっても楽しくゲーム感覚でトレーニングをするのはなかなか難しいモノです。
 
競争心をあおりすぎると身体が硬くなって意識してほしい部分が意識できなくて効果が半減することもあります。
 
競争心を出して盛り上がることは、悪い事ではないですがマイナスに働いてしまうこともあるので盛り上がり過ぎには注意が必要です。
 
また既存のトレーニングをゲーム形式に変えた場合、押さえるべき要素が多くなり既存のトレーニングより難易度が上がる場合もあります。
 
選手によっては前提となる身体の状態も違うので難易度が上がることで目的となる動作ができない選手も出てきます。
 
こういった点を理解した上で難易度に注意しながら指導しなければなりません。
 
トレーニング指導にあたり上記の部分ですごく悩みました。
 
ゲーム形式にしたことで難易度が上がってしまうことや、チーム全体に対する処方によってトレーニングの難易度が合っている選手とそうでない選手が出てくるということがあります。
そんな時に難易度を下げたトレーニングや全く別のトレーニングを紹介していくことも重要であると感じました。

トレーニング紹介

写真はJARTAでお伝えしているカットフォールという動き出しの速さを出すことを目的としたトレーニングです。
どんな動作をするかというと、その場に素早くしゃがみ込むというトレーニングです。
これを対戦形式にして、どちらが先にしゃがみ込むことができるかという簡単なゲームをしました。
大腿四頭筋の力みを抜くということがポイントになってきます。
選手にこの動きが競技のどんな動作に結びつくのかをわかりやすく説明することは難しいですが、すごく重要です。
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まとめと今後について

全てのトレーニングがゲーム形式というわけではないですが、基礎的なところのトレーニングの上にこういったゲーム形式でできる動きのあるトレーニングを入れています。
 
競争心(相手に負けたくないという精神状態など)という要素が入ることで注意すべき要素が多くなり選手にとっては難易度が上がることになるかもしれません。
指導を通して、難易度を下げたトレーニングや全く別のトレーニング、セルフコンディショニングを紹介していくことも重要であると感じています。
 
引き続き継続してチーム全員個々に合ったトレーニングの提案をしていきます。
 
今後の宝塚ジュニアFCの活躍にご期待下さい!!
応援よろしくお願い致します!!
 
最後までお読み頂きありがとうございます。
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2015年05月18日

アドバンスⅣ 詳細公開 〜前半編〜

【一流のスポーツトレーナーとして必須のメンタルタフネスの習得】

スポーツ選手は、日々相当な強さのストレスにさらされています。
これはプロであっても部活レベルであっても同様です。
レギュラーを勝ち取れるか、試合で活躍できるか、大事な場面で結果を残せるか。
スポーツトレーナーやスポーツリハビリとして選手をサポートする際、このような環境下にある選手たちと向き合う必要があります。
そのためには、我々スポーツトレーナーの立場にある者のメンタルタフネスは非常に重要となります。
スポーツの現場は、どんなに高い知識やスキルがあっても、自分のメンタルコントロールとコミュニケーションスキルがなければ生き残れない世界です。
そこでスポーツ心理学をベースにしたメンタルトレーニングプログラムでご自身の『スポーツトレーナーに必要なメンタルタフネス』を鍛え上げていただく機会としてください。
多くの選手に対して指導する際に緊張してしまう、指導者の方とうまく話せないなどの悩みにも対応している内容です。
※後半概要は近日中にご案内いたします。
前半内容|2日間
講師:石津貴代|Liet-Mental Conditioning 代表
①スポーツトレーナーに必要な「目標設定」と「在り方」
②コミュニケーション
指導者や選手と信頼関係を築き、コミュニケーションスキルを学びます
③自信の強化
自信がないと結果は出せません、そして選手の自信を育てるのもスポーツトレーナーの仕事です。自信の育て方を学びます
④緊張のコントロール
プレゼンや初めての場面での自分自身の緊張のコントロール、そして緊張している選手へのアプローチ方法を学びます
⑤集中力のコントロール
悩みや不安にとらわれず、常に良い集中力で業務をするための集中力のコントロール方法を学びます
⑥成功を妨げるメンタルブロック
急なモチベーションや自信の低下、逃げグセ、試合が近くなっての体調不良やケガなど、自分と選手の成功を妨げるメンタルブロックを学びます
⑦ネガティブな感情とストレスのコントロール
トレーナーは不安や怒り、焦りなどの感情をコントロールし、常に平常心を保つことが求められます。感情のコントロール方法と、過度なプレッシャーによるストレスを自分自身でマネジメントする力を身につけます。
日程
7/18-19、8/22-23|大阪
7/25-26、8/29-30|東京
ご都合に合わせて両会場間の受講も可能です。
詳しくはお問い合わせください。
募集定員:各16名前後
受講料:180,000円(早期割引および会員割引併用にて150,000円)
【お問い合わせはこちら】
※2017年認定試験からは認定資格取得の必須講義となる予定です。
講師プロフィール
前半
石津貴代|Takayo Ishizu
Lieto-Mental Conditioning代表
日本代表、プロ選手などトップアスリートからアーティスト、会社経営者・
教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。
プロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やリーダー層のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。
20歳から10年間、地元FM局にてラジオパーソナリティとして活動。
スポーツ番組を担当し、自身でアスリートへの取材も行う。
多くのトップアスリートに出会う中、ここぞという場面で
メンタルが原因で結果を出せない姿を多く見る。
この経験から目標・夢を実現するための「メンタルの重要性」に気付く。
25歳でOLを辞め、メンタルトレーニング・カウンセリング・コーチングを学ぶ。
アイディアヒューマンサポートサービスにて浮世満理子メンタルトレーナーのもと、体操競技日本代表選手・プロテニス選手など多くのトップアスリートの現場にて実習を積んだ後、プロトレーナーとしてデビューを果たす。
歯科専門誌「アポロニア21」へのコラム連載の他、セミナー活動、
結婚相談所とのコラボレーションなど幅広く活動中。
オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/lieto1215/
オフィシャルサイト:http://www.lieto-mental.com
後半
中野 崇|Takashi Nakano
JARTA代表
主なサポートアスリート
海掘あゆみ、田中明日奈、鮫島彩|なでしこジャパン(女子サッカー)
野上亮磨、岡本篤志、菊池雄星|プロ野球
東城利哉|サッカー ブラジル1部リーグ
東城翔也|サッカー ポルトガル1部リーグ
吉田輝|フットサル元日本代表
横田陽介|フリースタイルサッカー(2008年 Redbull StreetStyle World Final 準優勝)
橋本恋|プロサーファー
など多数

2015年05月15日

講師紹介

JARTAのセミナーで講師をさせていただくことになりました、東海地区の高島公平です。
私がトレーナーを目指したのは高校生の時でした。
高島公平5
高校時代、バレー部に所属しており、部の昇格をかけた試合前に怪我をしてしまい出場できなかったという経験をしたからです。
その後、理学療法士という職種を知り、理学療法士からスポーツに関わる道に進もうと決めました。
以前、「諦めるのはまだはやい」という記事を書かせていただいた際にもお伝えしましたが、私はこのようにスポーツと関わる道を目指してきましたが、一度その道に進むことを諦めています。
(同じように挫折した方は多いと思いますので、一度記事を読んでみてください。)
 
私は、JARTAと出会い、代表の中野と出会って、「すべてはパフォーマンスアップのために」ということや「パフォーマンスアップのためには手段は選ばない」という考えに共感し、スポーツと関わるために「トレーナー」という道に再度挑戦しようと決めました。
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一人では難しいことであっても、JARTAには多くの仲間がいます。
同じ地域の認定スポーツトレーナーだけでなく、全国の認定スポーツトレーナーが仲間になるのです。
少し前までは、トレーナー活動を全くしていなかった私も少しずつ経験を積んでいます。フットサルの選手やビーチバレーの選手、ラクロスのチームで経験させてもらっています。
同じように諦めてしまった人や一歩進もうとしているけどなかなか踏み出せない人に、セミナーを通して少しでも自分の経験をお伝えできればと思っています。そして、その中から一人でも仲間に加わってもらえればと思います。
5月31日の名古屋ベーシックセミナーで講師を予定させてもらっています。
それ以降にも少しずつ講師としての活動もさせていただきますので、よろしくお願い致します。

2015年05月09日

JARTA認定スポーツトレーナー 認定試験のお知らせ

平素よりJARTAの活動にご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。
JARTA認定スポーツトレーナーの認定試験(東京会場)の日程が決定しましたので、ご報告申し上げます。

JARTA認定スポーツトレーナー 認定試験概要(東京)

 

日時

平成27年6月7日(日)、10:00~16:00(受付開始は9:30~)
※受験者人数により終了時間が変更する可能性があること、ご了承ください。

会場

東京都内にて調整中

受験資格

アドバンスⅢまで受講が終了している方
※すでに受験済みでランクアップを希望される方は再受講が可能です。試験料金は通常と変わりません。

内容

アドバンスⅢまでの内容で筆記・実技試験、面接、事前課題
※詳細はお申し込み後に資料を送付致します。

試験料金

25,000円
※JARTA会員初年度年会費、ユニフォーム代を含みます。
※すでにJARTA会員の方は、15,000円にて受験可能です。
※認定者は自動的にJARTA会員となります。

2015年05月08日

なぜ理学療法士でスポーツトレーナーなのか

なぜ私が理学療法士となりスポーツトレーナーをしているのか。
それは【高校野球の甲子園大会のサポート】をしたかったからです。
 
JARTA認定講師の藤田です。
 
1987年生まれの現在27才で既婚です。
小学校1年〜高校3年まで野球をしており小学校ではキャッチャーを中学校からはピッチャーをしていました。
他に小学校では柔道と水泳、ミニバスケットもしていました。
性格は温厚な方だと思います。ただかなりの面倒臭がりであり適当なところがあります。よく言われるのは何を考えているのか分からないです。
モットーは常に笑う。
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ここから少し真面目な話をさせていただきます。
 
「なぜ自分がスポーツトレーナーになりたいと思ったか」
 
高校時代に肘を怪我ばかりしており本来のパフォーマンスを思う存分発揮できなかったこと、またチームにトレーナーがおりこんな仕事も良いなと頭の片隅にあったのがキッカケです。
高校時代は早く怪我を治したかったのですが実家近くに夜診をやっている病院がなかったため仕方なく接骨院に通っていました。そこでマッサージなどをしてもらっていましたがその場だけ良くなるという繰り返しでした。ですがこんな風に人と関われる仕事も良いなと高校3年性の時に思い、最初は柔道整復師を目指そうかなと考えましたが色々と情報収集をしていくうちに、甲子園大会には理学療法士しかサポートすることができないと知り直ぐに理学療法士になろうと決心しました。やはり高校球児を甲子園大会のサポートしたいという気持ちがかなり強かったです。
また自分は怪我ばかりしていたので「自分と同じような選手を出したくない」という思いもありました。実際に高校の同級生でレギュラーが腰椎分離症で練習ができなくなり、最終的には野球部を学校をも辞めてしいました。そこで怪我の怖さを知り、怪我は人生まで左右することだと痛感させられました。
 
就職先はアスリートにはほとんど関わることのない大阪でも俗に田舎と言われる地域のクリニックに就職し、高齢者を中心に仕事をしていました。高齢者の方々からお聞きする話は自分が経験できないような貴重なお話ばかりで凄く良い経験になりました。特に戦争の話は衝撃的で教科書には書いていない事も本当にたくさん聞くことができました。
 
「なぜJARTA なのか」
11212221_697807070331765_289320122_n(イタリア研修にてラツィオのユースカテゴリーの指導者や選手達)
 
代表の中野とは同じ草野球のチームだったことと、偶然同じセミナーを受講したことがきっかけで色々と話をするようになりました。
 
あのセミナーで中野に出会ったことで僕の人生は変わりました。
 
コンビニで昼食を買って一緒にご飯を食べながら様々な話をしたのを今でも思い出します。
そこで本当に様々な事を教えてもらい今までの自分の小ささに愕然とし、この人と一緒に仕事がしたいと思いました。
「結果的によくなったら何でもええと思う」という言葉は今も忘れないです。
この言葉で色々な悩みが吹っ切れました。
またJARTAには本当に志の高い仲間しかいません。常に刺激をもらえる最高の仲間です。遠くても想いが同じという仲間がいることは本当に心の支えになります。
私はJARTAを通して現在のスポーツ界の文化を変えたいと本気で思っています。
現在では様々な職種や団体、協会がありますがどこも否定しあったりで結局は選手のためでなく個々のことしか考えていません。
それでは選手やトレーナーのレベルアップにもなりません。このような文化をなくしていきたいと思います。
 

《最後に》

今の思いはやはり「自分のような選手を出したくない」というものがほとんどを占めています。
これは競技レベルは関係なく全年齢・全競技レベルに当てはめて考えていおり、怪我でその競技を諦めるという本当に悔いしか残らない思いは絶対にしてほしくないと強く思っています。
 
ダラダラとかなりの長文になりましたが、一言でいうと
【全競技レベル、全対象者に差別なく限りなく均等にサポートを行い怪我なく楽しく悔いがなくスポーツを行っていくのを全力でサポートする】
これが私の思いです。
JARTAではこの想いが必ず実現できると思っています。
それは最高の仲間がいるからです。
一人でできることもありますが限界があります。
何かを達成するときそれは隣に最高の仲間がいるときだと思います。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

2015年05月03日

トレーニングサポート報告〜玉川学園 硬式野球部〜

先日、新規依頼で玉川学園の硬式野球部のトレーニングサポートを加瀬と村上で行ってきました。
いかに選手・監督に伸びしろを感じさせる重要性を改めて感じました。
以下に内容を報告します。
茨城県で活動しているJARTA認定講師の加瀬です。
一日の流れ
①監督との打ち合わせ
②選手・監督・学生コーチを含めたトレーニング指導
・立甲
・みぞおち・肩助面トレーニング
・大腰筋トレーニング
・脊柱スパイラルストレッチ
・インナースクワット
・コモドドラゴン
・スパイラルスイング等々
(上記はアドバンス以降のセンタリングトレーニング含む)
③質疑応答・個別コンディショニング
という流れで行いました。
チームの要望として、立甲と障害予防というテーマでトレーニングをさせていただきました。

 伸びしろを感じさせる重要性

「難しくできないトレーニング→伸びしろです」
今回この言葉を話した時に、選手と監督の目の輝きが変わり、必死でトレーニングを行ってました。
選手のやる気や楽しみを引き出すためには・・・・・・
まだまだうまくなれると感じさせることが重要だと感じました。
特に、新しいトレーニングを行うときは、方法・意識するポイントを指導すると思うのですが、ここで意識するポイントをすべて一度に教えるのではなく、そのチームでの意識しやすい部分・意識しにくい部分を分けていく必要があります。
一度に多くのポイントを提供してしまうと選手の許容量を超えてしまい、トレーニングの効果が出なくなってしまうからです。
・意識しやすい部分→普段使っている部分
・意識しにくい部分→普段使えていない部分になります。
この二つはバランスよく指導していく必要があります。
片方に偏ると選手が身体の変化に気が付きにくくなってしまうからです。
常に身体に変化があるということを気が付かせることが、伸びしろを感じさせる要因と一つと考えています。
伸びしろを感じさせる要因はまだまだあります・・・・
一度機会があれば考えてみてください。

■最後に

今回のサポートでは選手・監督・学生コーチともに伸びしろを感じてくれたのか、楽しそうにトレーニングが行え、とてもよい雰囲気でサポートを行うことができました。
今後もJARTAでサポートしていく予定ですので玉川学園野球部の応援よろしくお願いします。
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2015年04月27日

JARTAアドバンスⅣのご案内

この夏、アドバンスⅣが初めて開講されます。
今回は募集開始に先立ち、その一部概要をご紹介したいと思います。
 
構成はこれまでのアドバンスと同様に前半と後半の計4日間です。
前半は、スポーツトレーナーのためのメンタルタフネスの習得。
後半は、代表的な競技の運動構造の分析と、それぞれの必須トレーニングの紹介です。
受講資格は、アドバンスⅢまで修了していることです。
※2017年認定試験からは認定資格取得の必須講義となる予定です。
 
【前半日程】
7/18.19|大阪
7/25.26|東京
 
【前半テーマ】
スポーツトレーナーのためのメンタルタフネス
 
特別外部講師をお招きしています。メンタルトレーナーとして活動されている石津貴代氏です。(詳細は下記プロフィールご参照ください)
スポーツの現場は、どんなに高い知識やスキルがあっても、自分のメンタルコントロールとコミュニケーションスキルがなければ生き残れない世界。
そこでスポーツ心理学をベースにしたメンタルトレーニングプログラムで『スポーツトレーナーに必要なメンタルタフネス』を鍛え上げる方法論を実践しながら講義していただきます。
※選手のメンタルトレーニングとしても使っていただけます。
 
 
【後半日程】
8/22.23|大阪
8/29.30|東京
 
【後半テーマ】
各競技の運動構造の解明と必須トレーニング
—これまで培った知識と技術を最大効力化するために—
 
JARTA代表の中野が講師です。
内容はアドバンス1から取り組んでいただいてきた構造運動学の具体化です。
関係主義的な比較論を用いながら、様々な競技の運動構造を紐解き、その競技で「最低これだけは必要」という必須要素トレーニングの紹介もします。
どんなトレーニングを指導するかを考える上で、その競技の運動構造を理解していることは、必須です。
その上で目の前の選手の運動構造を評価し、不足しているものを補うのがパフォーマンスアップのためのトレーニング指導の形です。
そもそも、「股関節が使えている」という評価は、何が基準となるでしょうか。
野球とサッカーで「股関節が使えている」は同じでしょうか。
また、例えばラグビーとアメフトの相違点と相同点を明確にあげることができますでしょうか。
このあたりが十分理解できていると、「マイナスの学習」をさせてしまうリスクは飛躍的に減少させられます。
 
 
お申し込み開始は、4月末〜5月上旬の予定です。
募集定員:各16名前後
受講資格:アドバンスⅢまで修了
受講料:180,000円(早期割引および会員割引併用にて150,000円)
 
お問い合わせはこちら
jarta.west@gmail.com
 
※2017年認定試験からは認定資格取得の必須講義となる予定です。
 
【前半日程】
7/18.19|大阪
7/25.26|東京
 
【後半日程】
8/22.23|大阪
8/29.30|東京
 
【講師プロフィール】
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◼︎石津貴代|Takayo Ishizu
メンタルトレーナー
Lieto-Mental Conditioning代表
日本代表、プロ選手などトップアスリートからアーティスト、会社経営者・
教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。
プロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やリーダー層のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。
 
20歳から10年間、地元FM局にてラジオパーソナリティとして活動。
スポーツ番組を担当し、自身でアスリートへの取材も行う。
多くのトップアスリートに出会う中、ここぞという場面で
メンタルが原因で結果を出せない姿を多く見る。
この経験から目標・夢を実現するための「メンタルの重要性」に気付く。
25歳でOLを辞め、メンタルトレーニング・カウンセリング・コーチングを学ぶ。
アイディアヒューマンサポートサービスにて浮世満理子メンタルトレーナーのもと、体操競技日本代表選手・プロテニス選手など多くのトップアスリートの現場にて実習を積んだ後、プロトレーナーとしてデビューを果たす。
歯科専門誌「アポロニア21」へのコラム連載の他、セミナー活動、
結婚相談所とのコラボレーションなど幅広く活動中。
 
オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/lieto1215/
オフィシャルサイト:http://www.lieto-mental.com
 
◼︎中野 崇|Takashi Nakano
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JARTA代表
主なサポートアスリート
海掘あゆみ、田中明日奈、鮫島彩|なでしこジャパン(女子サッカー)
野上亮磨、岡本篤志|プロ野球
東城利哉|サッカー ブラジル1部リーグ
東城翔也|サッカー ポルトガル1部リーグ
吉田輝|フットサル元日本代表
横田陽介|フリースタイルサッカー(2008年 Redbull StreetStyle World Final 準優勝)
橋本恋|オーストラリアプロサーファー
関東ラグビーフットボール協会
など多数

2015年04月20日

実感を高めるために

実感してもらうこと

 
今回は育成年代のチームや選手に対してトレーニングを指導する際に大事なことについてです。
昨今トレーニングの方法はたくさんでてきています。
すごく効果的なものもありますが、方法だけを見て取り入れると、時にはパフォーマンスを下げてしまうことがあります。
方法だけを伝えて終わりというような指導を変えていきたいと常々感じています。
 
 
JARTA認定講師の山岡です。
 
 
トレーニング指導をする際に気をつけていることは、選手自身が身体の変化を実感しながら行うということです。
 
現在、岩田FCという U15のサッカーチームでトレーニング指導をしていますが、本当に日々実感してもらうことの重要さを感じています。
 

なぜ実感してもらうことが大事か

 
選手が実感したり、しようと身体に目を向けることで内的認識力を鍛えることにつながってきます。
 
JARTAでお伝えしている内的認識力とは、目的とする動作中に自分の身体がどのような状態にあるかを認識する力のことです。
 
この内的認識力を働かせないままトレーニングを続けてしまうと、目的としている効果を出せないばかりか、マイナスの学習として逆にパフォーマンスを下げてしまうことがあります。
 
トレーニングの目的は、あくまでもパフォーマンスアップのためであり、出したい動きを獲得するためのものです。
 
プラスの学習をさせるためにもしっかりと内的認識力の伴ったトレーニングをする必要があり、内的認識力を向上させる1つの要素として実感を持たせることが重要であると強く感じています。
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何を実感してもらうか

具体的に何を実感してもらうかというと、

  • 身体の何処が使いやすくなったか
  • または動きにくくなったか
  • その競技の動きとしてどう動きやすくなったか

 
この3点を主に実感してもらうようにしています。
 
 
トレーニングを指導して逆に動きにくさを感じる選手もいると思います。
それをどう解釈して新たな指導を考えるかの思考も大事になってきます。
 
集団で指導する場合、特に感じにくい選手に時間はかけずらいですが、こういった選手こそしっかり実感してもらえるようにする必要があります。
 

実際にどのように指導をしているか

 
できるだけ実感してもらいやすいようにプレゼン方法を考えています。
 
全体としては下記のような流れで変化を感じてもらうということが、とても重要だと感じています。
 
目的動作の確認→トレーニング→目的動作の確認
 
この流れの中で効果を感じられないとトレーニングを続けません。
何のためにしているのか目的意識が薄れ、ただ単にこなすだけのトレーニングになってしまいます。
 
またトレーナーの意図した変化を強要するのではなく、そういった変化が出ていない選手にも目を向けることが重要です。
なぜ変化が出ていないのかを考察し意図する変化を感じてもらえるように新たに口頭での指導を加えたり、アシストとなるトレーニングを指導する必要があります。
 
その他、トレーニング指導の際は身体の状態を認識させるような声かけをするようにしています。
上述した内的認識力です。(外的認識力については今回は省きます)
 
 

  • 重心がどこにあるのか
  • 余計な力みがないか
  • 目的部位に目的とした刺激が入っていることを感じられているか
  • etc

 
こういった点について声かけをしながら指導をしています。
どうやってするかと共に何を感じながらするかが重要です。
 

まとめ

トレーニング指導の際は、トレーニングをすることでどんな効果(動きの変化等)があるのかなどを実感できるように構成することが重要であると考えています。
 
方法論を伝えるだけでは選手のパフォーマンスは上がってきません。
継続して実感を重ねたトレーニングを積むことで内的認識力も向上してきます。
 
変化を実感しづらい選手に対しても、どうすれば実感できるのかを考え、別の方法、声かけで指導するということが重要です。
 
全てはパフォーマンスアップのために、何が効果的なのか常に考える思考も重要であるとつくづく感じています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。

2015年04月11日

JARTA四国上陸

昨年から北海道・九州でのJARTAセミナーも定期的に開催され、本州以外でのセミナー開催は四国を残すのみとなっておりました。
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来月、ついに四国へJARTAが上陸致します。
ベーシックセミナーin Takamatsu 5月10日(日)
四国はうどん県からJARTAの四国での活動が開始されます。
四国は高校野球をはじめ、独立リーグやサッカーのJ2チーム、バスケのbjリーグのチームもありスポーツは盛んです。
 
本気で選手をサポートしている全ての方へ、JARTAは思いを届けに参ります。
 
全てはアスリートのために。

2015年04月07日

天理大学男子バレーボール部トレーニングサポート報告

今回は昨年10月より月1回のサポートをしている天理大学男子バレーボール部のサポート報告です。
JARTAトレーナーの藤田です。
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少しここで天理大学の紹介です。
天理大学は皆さんご存知のように「柔道」が圧倒的に有名ですね。オリンピックのメダリストがたくさんいます。現に私もサポートに行った際にはメダリストにお会いしました。
その他でいえば、バスケットボールや野球も有名です。
バレーボールはというとかつて強豪といわれ西日本一にも輝いていましたが最近ではその輝きも薄れてしまっていました。
昨年までは関西2部リーグでしたが今年より関西1部リーグに昇格しました。
 
練習時間は短く平日の授業終わりに2時間〜2時間30分ほどです。
練習内容は選手自身で考えて行い、トレーニングに関しても自分達に足りていないと感じているものを取り入れて行っています。
 

「やらされている練習ではなく、自分達で考えてやっている練習」です。

 
練習やトレーニングでの雰囲気も凄く良く、onとoffの区別がしっかりとしています。良い意味で抜くところは抜く、やるとことは全力でやるということをしています。トレーニングに関してもできない選手にはできる選手が積極的に教えることが当たり前の環境です。
 

そのため選手は本当に楽しそうにトレーニングを行っています。

 
男子バレーボール部からは
 

  • 股関節や肩甲骨周りのトレーニング(柔軟性向上も含む)
  • ジャンプ力の向上
  • ジャンプスピードの向上
  • 上手な身体の使い方
  • 不調の訴えがある選手に対してのコンディショニング etc

 
これらのことを依頼されています。
 
選手一人一人の評価を行うには時間がなく難しいため、一斉に同じ動作をしてもらい評価を行います。
そこで予想をたてトレーニング内容を立案し実施していきました。
基本的に天理大学でのサポートでは当日にトレーニング時間と希望するトレーニング内容を伝えられます。
そのため臨機応変に対応しなければいけませんし、トレーニングのメニューも豊富に知っておかなければいけません。
 
今後は障害予防も当たり前ですが、1部リーグでしっかりと成績が残せるように様々な角度からサポートしていきます。
今年の新入生は期待のできる選手が多く入ってきていますので、今後の天理大学男子バレーボール部から目が離せないですよ。
 
応援よろしくお願い致します。
 
 
 

2015年04月03日

120%の想いを伝えるぐらいの本気度が重要です

スポーツ選手はハイパフォーマンスを常に求めて行動しています。
ハイパフォーマンスに通じる道であるならば、それが遠い道筋であっても努力を積み重ねます。
 
あなたは、選手のトレーナーとしてのパフォーマンスを最大限に発揮していますか?
トレーナーとして知識、技術だけでなく、選手を良くしたいという想いは伝わっていますか?
 
東海地区を中心に活動していますJARTA認定スポーツトレーナーの田中紀行です。
 
スポーツには、個人に対してコンディショニングやトレーニングを提供するケースもあれば、団体において十分な時間をかけられない中で的確なアドバイスやトレーニングを求められることもあります。
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(写真:名古屋大学女子ラクロス部の練習前ミーティング)
 
団体でトレーニングする際には、そのチームの強みや弱み、プレーのスタイル等を理解した上で臨むことが重要になります。どんなに素晴らしい技術やどんなに豊富な知識があっても適切な場所で使えなければ意味がありません。適切な場所で提供するためには、情報収集は欠かせません。
 
では、ここで団体チームでの介入方法の基本的な一例をご紹介したいと思います。
 

チームの声に耳を傾ける

チームの声とは?
チームには、選手、監督、コーチ、トレーナーだけでなく支援するスポンサー、サポーターを含め多くの人が関わっています。
そこにはチームとしての共通の目的がありますが、そこに向かう方法は常に試行錯誤されています。選手に直接話を聞いた際に、監督やコーチとの方針が微妙に違うこともあります。
自分がトレーナーとして少しでも多くの情報を知っていれば、強みになりますし、知らなければ弱みになります。まずは、弱みを少なくする行動力が必要です。
 

情報を更新するツールを持つ

 
選手や監督をはじめとした関係者の方々と繋がりを持つことが重要になります。いまは、メールだけでなくブログ、Lineを始めとした様々なソーシャルネットワークサービスを手軽に利用できます。
情報を常に更新してください。
古い情報は役に立たないことが多いです。
 

120%の想いを届ける

積極的にアプローチをかけてくる選手ばかりではありません。しかし、小さなサインをたくさん出しています。
それを拾う努力が重要です。
『コンディションどうですか?』
『身体の使い方良いですね!』など
よほどの場面でない限り、一声かけられて嫌な気になること少ないと思います。
常にトレーナーとしてのアンテナをはり、視野を広く持ち、時間がある限り動きましょう。
その行動の積み重ねがあれば、あなたのチームに対する想いは伝わります。
トレーナーとして気を抜けるのは自宅でホッと一息ついたときですから…
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(写真:名古屋大学女子ラクロス部の練習時の動きをチェック)
 
この他にもいろんな方法があると思います。チームやあなたに合った形を常に模索してください。
そしてトレーナー同士そのような情報を共有できれば本当に素晴らしいです。
JARTA認定スポーツトレーナーは、そういった生の声をたくさん発信できればと思っています。
 
知識・技術だけで自己満足するのではなく、その武器を共有する方法をシェアすることで、多くのスポーツ選手のハイパフォーマンスを実現しましょう!
 
随時開催される東海地区でのセミナーでもそういった現場での体験談も織り込んでいきたいと思います!
東海地区のベーシック、アドバンスセミナーもチェックしてみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます!
 
【東海地区開催のベーシックセミナーはこちらから検索してください】

2015年03月31日

HP改定情報

先日のブログでも取り上げましたが、【JARTA 4クオリティ】を新たにHPにて公開しております。
>新・JARTAとは
JARTAコンセプト
 
また海外で活躍する選手やチームに対して我々の活動をご理解頂くために英語ページも作成しております。
英語ページ
 
ぜひ一度ご覧下さい。
 
それでは今後とも宜しくお願い致します。

2015年03月28日

クオリティを追い求めて

 
『質を高める』
 
こう聞くと皆様は何をイメージされるでしょうか?
 
何の質か?
どこまで高めればよいのか?
どうすれば高められるのか?
高めるのか?変えるのか?
JARTAの概念として4 Quality を今年からお伝えしています。

JARTA クオリティQuality Improvement in Four Areas

 
それに合わせて今回はクオリティをどう捉えるかという観点で書かせて頂きます。
 
JARTAの赤山です。
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JARTAでは方法論よりも結果を重要視します。
そのため最善と思わる方法にセミナー内容がアップデートすることがあります。
ここでいう結果は選手のパフォーマンス向上や疼痛の改善であり、そこには終わりのないクオリティを高めるという視点が4つ必要となります。
 

身体のクオリティ向上|Body Quality

動きのクオリティ向上|Quality of Movement

トレーニングのクオリティ向上|Quality of Training

トレーナーのクオリティ向上|Quality of Trainers

 
以上はどれが欠けても本質的な質の向上には繋がらないと私は考えます。
 
先日テレビでスキーの上村選手が何度チャレンジしてもオリンピックでメダルを獲得できなかった時、大会が終わった瞬間に『どうやったらオリンピックでメダルをとれるか分かりません』
 
というニュアンスの発言をされており、その後思考をシフトチェンジし改めて強化を開始された時の自分を鼓舞する言葉や周りのサポートについてはまさに終わりのないクオリティを追求する旅を体現しているなと感じました。
 
スポーツをしている限りこれでよしというのはありません。
もう仕方ないというのもありません。
 
選手は勝つためにトレーニングを続ける必要性がありますし、その方向性をよい矛先にむけさせるにはトレーナーやコーチあるいは家族の存在が非常に重要となります。
 
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選手をよい矛先に向けさせ、限りなくクオリティを高めるサポートをしていくには自分自身がトレーナーとしてクオリティを上げるしかありません。
 
クオリティを上げる思考や方法を準備するのは誰でもなくトレーナー自身だからです。
上村選手のように結果がある部分で伴わなくてもチャレンジし続けれたのもトレーナーやコーチ自身がクオリティを上げ続けていたからだと思います。
 
クオリティ
 
ないがしろにしていないですか?
 
 
最後までお読みいただきありがとうございます。

2015年03月24日

トレーナーとしてやっていくために必要なこと

トレーナーに必要なことが分かりますか?
JARTAトレーナーの藤田友和です。
今回は私の経験談をもとに、今後トレーナーとしてやっていくために必要なことの一部をお伝えしたいと思います。
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ポイントはひとつ

 
私は今までに野球やバスケットボールなどの現場でトレーナーとして活動してきました。
活動方法も様々でしたし、サポートに関わることになったきっかけも様々です。
そこでトレーナーとして関わることになったポイントが一つだけですがあります。
それは、「その場で結果を出す」ということです。
何としても、どんな手段を用いてでも「その場で結果を出す」。
これはJARTAが掲げている概念でもあり絶対に必要なことだと思います。
この結果を出すということには様々な要素が含まれます。
以前からお伝えしているように、その場で治すこと。また、指導力やプレゼン能力も結果を出すに値すると思います。
これらが【トレーナーとしてやっていくために必要なこと】です。
 
これは私の実話ですが、サポートをしていない監督から「肩が痛いから治してほしい」と他クラブのサポートをしている時に言われたことがきっかけでサポートが始まったこともありました。
 
話が少し脱線してしまったので戻します。
今回は「その場で結果を出す」という要素の中でも「治療技術」に関してお伝えします。
 

やることはいたってシンプル

 
私が関わってきたチームでの要望で一番多かったのは、ケガをした選手や身体に不調・違和感を覚えている選手のケア・コンディショニングでした。やはりこのような訴えの選手が多いとチーム力は低下し良い成績も残せません。また、個人レベルでみると少しでも身体に不調などの不安があるとパフォーマンスに大いに影響してきます。
 
そこで私が行ったことはいたってシンプルです。
とりあえずこのような身体に不調をきたしている選手を治してプレイできる状態にすること、ただこれだけです。それもその場で治してしまうということです。そして忘れてはいけないのは、選手や監督・コーチにセルフエクササイズを指導することです。
言うのは簡単ですが、これが難しいところですよね。
これができるようになると、選手もそうですが監督・コーチの心をつかむ事ができ、あいつに任せればなんとかしてくれると信頼関係を築くことができます。
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実際にあった例

 
ある合宿にサポートで入った時の話です。
ここに集まる選手は名の通った選手ばかりで、いわゆるエリート集団です。
 
そこでコンディショニングをした選手ですが、地方予選から本大会まで出場し続けている選手でプライドも高く、言い方が悪いですが偉そうな態度をとっていました。
症状を聞くと、痛みなどはどこもないが軸脚の股関節に詰まり感があり気になるとのことでした。チームにはトレーナーがおり、また学校の近くの接骨院などにも頻繁に通い身体のケアは十分にしていたとのことでしたが、この股関節の詰まり感だけは全くとれたことがないと言っていました。
なので、「どうせ誰にもとれないしやっても無駄ですよ」と言われました。
ただここで肝腎なのは、本当にこの詰まりをとっても良いのかということになります。この詰まり感があるおかげで彼はここまで成績を残してこれたのかもしれません。ですが、彼は「この軸脚股関節の詰まり感がなくなればもう一段階上のパフォーマンスを発揮することができると自分では分かっている」と自身に満ちた表情で訴えてきました。
 
そこで私は「じゃあ俺がとる」と言い切りました。
言い切ることもかなり重要です。
そこまでしてもまだ疑いの目で見ていた顔は忘れられません。
 
そこから要素主義的な考えでなく、JARTAでお伝えしている関係主義的に全てを捉え、評価・治療を行い結果見事にその詰まり感をなくすことできました。
 
どこでその詰まり感がなくなったのかと言うと「股関節」と「肩関節」のみです。
股関節と肩関節には様々な観点から繋がりがあります。
局所と全体を包括的にみることで症状と全身の繋がりが理解でき改善する事が可能となります。
 

まとめ

 
その時の驚きでキョトンとした表情は今でも忘れられません。
そこで身体は繋がっていることやセルフエクササイズの重要性を実感・認識してもらいました。
翌日のパフォーマンスも良いものを発揮していました。
 
人任せのケアやコンディショニングのみでなく、自分の身体は自分で管理することの重要性も伝えることができ、ますます期待できる選手に成長できたのではないかと感じました。
 
長々と書きましたが、必要なことはいたってシンプルです。
【結果を出し続けること】
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

2015年03月22日

北の大地から

3月27日(金)に通常のセミナーではなく北海道で講演が開催されます。
短時間でJARTAが知れる絶好の機会です。
北海道の皆様、中野に会いに札幌へ是非お越しください。
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2015年03月17日

諦めるのはまだはやい

 

もう一度目指してみませんか?

 
「スポーツ選手やチームに関わりたくて理学療法士を目指したのに理想と現実は違うな」、「スポーツに関わるのは狭き門」、「自分には無理だ」などと諦めた人たちはいませんか?
JARTA認定スポーツトレーナーの高島です。
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私自身、一度はスポーツに関わることを諦めた一人です。
だからこそ、「諦めるの早くないですか?」「無理ではないですよ」と言いたいです。
私が理学療法士を目指したきっかけというのが、スポーツに関わる仕事がしたいということでした。
しかし、学生時代や臨床に出てからスポーツに関わることが減り、いつの間にか「自分には無理なんだろうな」「難しいよな」などと諦めていました。
そういった状況の中で、様々なセラピストと出会い、JARTA代表の中野とも出会いました。
 
ここで挑戦しないと自分の中でもやもやした気持ちが残ってしまいそうな気がして、JARTAのセミナーに受講するようになり、認定スポーツトレーナーとなりました。
 
私は、臨床でスポーツ障害の患者様を何人か担当したことはありましたが、決して多くはありません。もちろんトレーナーの経験もないまま、セミナーを受講し、認定スポーツトレーナーまでなりました。
 
トレーナーの経験はJARTAからの依頼で、担当させて頂いている選手やチームのみです。
(フットサルやビーチバレー、ラクロスの選手やチーム)
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現場へ初めて出た時は、わからないことが数多くありましたので、JARTAのセミナーで教わったことはフル活用しています。ですが、セミナーだけでは足りないこともあります。
しかし、JARTAには、私よりもトレーナー経験のあるトレーナーが大勢います。セミナー以外でもためになる話を多く聞くことができ、現場で活かすことができます。
 
JARTAの認定スポーツトレーナーになれば、そういった心強い仲間ができます。
トレーナーだからといって決して一人ではありません。
 
だからこそ、もう一度言いたいと思います。

「諦めるのは早くないですか?」

「無理だと思うのはやめませんか?」

「挑戦するのは遅くないです。」

 
私にもできているからです!
 
JARTAの事業として、認定スポーツトレーナーの養成と現場の紹介があります。
 
私のように、認定スポーツトレーナーになるためのセミナーを受講し、トレーナー現場の紹介を受けているトレーナーも増えてきています。
少しずつJARTAの知名度も上がり、トレーナーの依頼も増えてきていますが、まだ十分に人数が足りているとは言えません。
一緒にトレーナーとして活動できる仲間が一人でも増えれば幸いです。
 
ベーシックセミナーは各地で開催されています。
JARTAがどういう団体なのか、どういったテクニックがあるのかなど気になっている方は、ぜひ参加してみて下さい。
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今、不安に思っていることも、少なからず解決できるはずです。
 
現在募集中のベーシックセミナーは、5月までの日程です。随時更新されていますので、こちらをご覧下さい。

2015年03月06日

木をみて森もみる

スポーツ障害に関わる上で痛みが出ている部位を注意深くみるのか、全体の使い方をしっかり改善していくのか。
徒手療法の世界でも局所の痛みを取るために直接的にアプローチするか、間接的にアプローチするのか議論はつきないと思います。
もうそろそろ選手のためにもそんな不毛な議論に終止符を打ちたいと思っております。
JARTAの赤山です。
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私は先月まで整形外科のクリニックに勤めて手術後の症例を非常にたくさん経験し、それと同時に手術に至らないスポーツ障害も多く経験しました。
 
その中で私が導き出した一つの答えが。
 
《局所も全体も大事》
 
 
え!?
 
と思う方もいるかもしれませんがそれが事実です。
 
そもそも痛みがある部位を注意深く評価して機能的になるように治療して・・・。
とか、全体の使い方を考慮して局所の負担が減るように、他部位からの筋膜や運動連鎖や経絡の流れを考慮して・・・。
 
と徒手療法の勉強会やスポーツのリハの勉強会で双方の意見をよく耳にしました。
 
一方を立てれば一方が立たずではないのです。
前者で解決しそこに問題の根源がある選手がいれば後者であることもあるのです。
 
治療者目線でアプローチを判断するのではなく問題の根源が何処にあるのかという事を常にフラットな視点で評価し総合的に痛みや不調が改善しパフォーマンスが向上する手段をとればいいのです。
 
俗に言う
『木を見て森を見る』状態と『森を見て木を見る』状態を重ね合わせる感じです。
 
しかしそれが難しく、問題の根源を局所にみるか他部位あるいは全体性にみるかは経験だけでなく多くの視点が必要です。
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JARTAセミナーでは何度も『関係主義』という言葉がでてきます。
 
痛みやパフォーマンスを構成する要素をバラバラに捉えて一つ一つの要素だけを解決するのでは問題は本質的に解決しないのです。
 
要素間の関係性や痛み・パフォーマンスとの関係性を考慮し治療・トレーニングしてこそ本質的な問題解決となります。
 
局所も全体も統合的にみるような視点が増えてから選手を取り巻く問題を解決する思考が非常にスマートになったと感じます。
 
アップデートしたセミナーでは新しい手技だけではなく問題の根源を探る関係主義的動作分析を導入しております。
 
自分の偏った評価の視点を自覚できると思います。
 
選手をよくするには手技よりも評価が大事。
 
最近強くそう思います。
 
 
最後までお読み頂きありがとうございます。

2015年02月28日

「子供達の将来を守るために〜怪我の少ない身体の使い方を考える〜」

2015年2月21日、千葉県市川市にある千葉商科大学にて、関東ラグビーフットボール協会普及育成委員会(JERFU)主催の指導者研修会に、中野代表とJARTA認定スポーツトレーナーとして赤山、加瀬、奥田、川西、佐原が参加してきました。
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今回のプロジェクトは非常に大がかりなもので、「怪我の少ない身体の使い方を考える」ことをコンセプトに約100名以上のミニラグビー指導者の方に参加して頂きました。その内容を報告させて頂きます。
JARTA認定スポーツトレーナーの佐原潤です。

研修会にかける私の思い

ラグビーでも、様々なスポーツにおいてもコンタクトスポーツは、一般的に「体格差=マイナスのイメージ」が非常に強いと思われます。
私は高校ラグビー時代、埋めようがない身体的ハンデに非常にコンプレックスを抱いていました。体格的なハンデを埋めるため、フィジカルトレーニングに明け暮れ、過剰なほどに食事を摂り体重を増やしていった結果、最終的には怪我に悩まされ続けました。
私はJARTAに出会い、体格的に恵まれず夢を諦めかけた選手に少しでも光を見せることができるトレーナーになりたいと思い認定スポーツトレーナーを目指しました。
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その第一歩として、今回の研修会でジュニア世代の育成に関わることができ、指導者の現場での率直な意見が聞けるため、強い思いを抱いて臨みました。

Priority as a coach?(コーチとして何を優先しますか?)

研修会のある場面での指導者の方への質問でした。あなたならばこの質問にどのように答えますか?
ラグビーは勝たなければ意味がないと考える指導者も非常に多いと思われます。しかし、子供達は目先の勝利だけを考えプレーに臨むべきでしょうか。
子供達には希望に満ち溢れた将来があります。
将来、日の丸を背負って世界で戦う人材を育成するためには、Safety(安全) > Fun(楽しさ) > Win(勝利)を優先しながら子供達と向き合っていく必要性があるのです。
 

JARTA理論から考えるラグビーとの繋がり

研修会では、低学年から高学年と幅広い年齢層の指導者の方が参加しています。
中野代表の講義では、各年代に応じた「手段」と「目標達成レベル」を選択の重要性を伝えていました。
未熟な筋骨格系のジュニア世代では、フィジカル系のトレーニングよりも、身体の使い方を指導する方が望ましいと思われます。
また、ジュニア世代は身体も非常に柔らかく、神経系の発達が著しく成長する時期です。
そのため、
①身体操作能力(重心操作能力)を向上させる。
②内的認識力の向上。
③良い部分の伸びしろを伸ばす。
以上のことが指導において非常に重要なポイントになります。
特に③においては、「指導者の言葉には想像以上に選手のパフォーマンスに影響している。」言い換えれば、安易にプレーの良し悪しだけで判断する指導者では選手の伸びしろを潰すだけでなく、子供達が求めるスポーツ本来の楽しさを奪っている可能性があるということです。
まさに「心・技・体」であり、身体的パフォーマンスのみならず、精神的サポートもジュニア世代からの育成は非常に重要なのです。

JARTA認定スポーツトレーナーとして

1人の認定スポーツトレーナーが約20名の指導者の方をサポートしました。ミニラグビー指導歴約1年から、長い方で10数年の方にトレーニング指導を行いました。
フィジカル勝負で戦ってきた歴史と伝統あるラグビーの世界に、JARTAの理論が導入されることに、序盤はやや戸惑いが隠せない様子も見受けられました。
実際に指導者の方は、「その身体の使い方はラグビーのどの局面で生かされるのか?」という質問が非常に多くありました。
しかし、選手のパフォーマンスを構成する要素を分解し、関係的に捉えることによってその質問を解決することが可能となります。
例えば、タックルという動きを分解した際に、

  • しゃがめない(重心を下げることができない)から入ることができないのか?
  • 上がることができない(重心を上昇させることができない)から入ることができないのか?

このように、連続動作を分解して考えるという方法です。
これはJARTAセミナーで私達に中野代表が強く伝えてきた部分でもあります。
また、忘れてはならないのは子供達が楽しんでトレーニングに臨むことです。
年代に合わせた遊びの要素を取り入れ、トレーニングをアレンジしていく重要性も再認識しました。

まとめ

ジュニア世代の育成に関わることは非常に重要なことです。この成長が著しい時期に少しでも良い方向へ選手を導けるか否かは、トレーナー、指導者に重大な責任があります。安全で楽しみながら、勝利を目指す。
理想論かもしれませんが、
スポーツを通して子供達の将来を守ることができるのは、私達トレーナーや指導者の役目だと思いませんか?
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2015年02月24日

続々満員御礼!JARTAベーシックが殺到している3つの理由

 

  • スポーツトレーナーに憧れたことはあったが、今はもう諦めている。
  • 将来、スポーツ選手をみたいと思っているが、どうしていいかわからない。
  • 現在スポーツトレーナーとして活動しているが、もっと技術を高めたい。
  • スポーツトレーナーとして通用する技術や考え方を知りたい
  • スポーツトレーナーには興味がないが、JARTAの技術は気になる。

これらに当てはまる方は、今回のコラムを読むとそのヒントを知ることが出来ますので、しっかりとお読み下さい。
北海道の認定スポーツトレーナーの犬尾です。
 
現在、JARTAセミナーで最も人が集まるのは「ベーシックセミナー」です。
犬尾コラム
おかげさまで、「ベーシック」が3月までの予定ですが、続々と定員で締め切りになる会場が出て来ております。
特に、「2015年」からのベーシックが熱いのです。
今回はその人気セミナーの秘密を「3つの理由」として犬尾の目線からお伝えしていきます。
 
JARTAベーシックが人気の「3つの理由」とは…
1日でJARTAの全体像を知ることが出来る。
JARTAの新要素(2014年との違い)
個性豊かで魅力的な講師陣
 

①1日でJARTAの全体像を知ることが出来る

ベーシックの一日に、実はJARTAの全てが詰まっています。
JARTAは「概念」「考え方」を大切にしていますが、すぐに使える「テクニック」も魅力です。
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JARTAベーシックは、「概念」と「テクニック」が絶妙なバランスで構成されているのです。
その「概念」は主に3つです。
弛緩力・格定力
全てはパフォーマンスアップの為に
統合化トレーニング
 
実はこれら3つのコンセプトが、JARTAのスゴさを物語っています。
 
これらのコンセプトは、単に「スポーツ選手」にだけ適応される狭い概念ではありません。
むしろ、今医療機関で活躍されているリハビリ職者にも治療家にも十分に活かせる内容であるところが人気の理由でもあります。
 
そして更に「テクニック」です。
 
現場で選手にも通用するその技術は、誰にでも習得可能です。
それだけではなく、習熟度を上げれば時間や場所のない現場で、より短時間で大きな結果を生み出す可能性を持っています。
 

②JARTAの新要素

ここが2014年までのベーシックセミナーと大きく違う部分です。
それが「T-レフストレッチ」です。
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「T-レフストレッチ」の意味は、「T=トレーニング」レフとは英語の「refined」をさし、緻密とか厳密という意味がありラフプレーのラフの対義語になります。
そのため「T-レフストレッチ」はトレーニングにつながり、動きをレフ化できるストレッチという事で単なるストレッチだけではない効果が期待できます。
 
 
■目的
・身体環境づくり:弛緩力を使いこなすことが出来る身体を作ること
・身体各所の違和感
・痛みを緩和すること
・短時間で身体の状態を改善すること
これらはすなわち究極の身体に載っていたセンターを形成することにつながり、全身を統合化する土台を整え、連動性やバランスの向上につながる。
 
実際のベーシックでの「T—レフストレッチ」テクニックは4つです。

  • 頸部(5秒)
  • 肩(5秒)
  • 大腰筋(5秒)
  • 股関節(5秒)

 
この新しい要素が、殺到している理由の1つです。
 

③個性豊かで魅力的な講師陣

もう1つの魅力は、講師陣にあります。
JARTAの講師は、代表の中野だけでなく、全国で名前も轟き活躍する個性豊かな講師が揃っています。
北海道から九州まで。
参照)セミナー講師紹介
それぞれの分野で、すでに大きく活躍している認定スポーツトレーナー(SSrank)が全国を飛び回り講師をしています。
一人一人が強い信念を持っていますが、そんな彼らが代表中野の強い想いに共感して集まった同志達です。
 
実際に、JARTAのセミナーでは「この講師に会いたい」という理由で受けにこられる方もいらっしゃるほどです。
 
そして、これは代表中野が大切にしていることであり、私犬尾も強く意識していることが「仲間としての繫がり」です。
 
ベーシックはセミナーに出たら終わりではありません。
 
むしろきっかけに過ぎなく、そこから仲間として繫がり、「JARTA」を通して志しの高い繫がりが広がっていく。
それがJARTAの成し遂げるミッションである「JARTAのトレーナー育成」と「トレーニングサポート」に繋がっていき、いつしか、JARTAがスポーツ界に与える大きな影響の輪にも繋がっています。

 ベーシックに出ると得られる「確信」

これが、JARTAセミナーが殺到している3つ理由です。
JARTAベーシックで、あなたが現場で気になっている悩みや不安を払拭できる答えが見つかるかもしれません。
 
すでに、3月の札幌会場は「定員」になり締め切りとさせて頂きました。
 
全国で他の会場でも、今ならまだ若干数空きがございます。
 
現在募集中のベーシックセミナーは、3月から5月の日程となっております。
 
ご参加可能な日程と会場をご確認の上、今すぐ申込フォームからお申し込み下さい。
現在募集中のセミナー

2015年02月20日

認定スポーツトレーナーの先にあるモノ

いつも公式ブログをご覧頂きありがとうございます。
JARTAの赤山です。
現在、JARTAではセミナーを受講し認定試験に合格すればJARTA認定スポーツトレーナーとなる事ができます。
しかしセミナー中に我々が繰り返しお伝えしている事は、とって終わりの資格でも受講して終わりのセミナーでもありません。
 
目的は常に選手のためであり、我々自身も選手に負けないくらいアップデートしていく必要性があると強く感じております。
 
そのためセミナー内容も今回のようにアップデートする事もありますし、新しい情報のシェアや仲間である認定スポーツトレーナー同士の繋がりをかなり重要視しています。
(もちろん受講生同士の繋がりも)
JARTA Tシャツ
また更新していくセミナー内容や現場での問題点を共有し、高いレベルでのスキルアップを図るために義務研修を年に2回開催しています。
 
第1回の義務研修は昨年8月に大阪で開催し、次回は下記が詳細になります。

第2回義務研修

■日時:3月14日(土) 10:00~16:00
■場所:東京都内にて調整中(申込み後に連絡)
■内容(変更する可能性あり):代表の中野、講師の赤山が担当
・T-レフストレッチ
(今年より始まった新しい手技)
・動作分析実習
(バージョンアップしたセミナー構成でアドⅠ以降登場する関係主義的動作分析)
・指導演習
・プレゼン練習
■講習会費用:15,000円
※義務研修では日本赤十字社で開催されている救急法の基礎講習(心肺蘇生・AED他)の受講を必須としております。今回の内容は救急法の講習は含まないため、3月14日までに個人で受講していただくよう、お願い致します。
赤十字社の各都道府県支部にて開催されております。(開催頻度は地域により異なります)
下記は東京都支部の講習案内となりますので、ご参照ください。
http://www.tokyo.jrc.or.jp/application/kyukyu/kiso.html
 
今後、年2回開催される、義務研修のどちらかに参加する事が資格更新条件となります。
※今回は事前通知ができていなかったためこのセミナー未受講でも剥奪とはなりません。
更新のための参加というより、現場での問題点をシェアしつつ新しい思考を認定スポーツトレーナーの方々とシェアできる事を楽しみにしております。
 
当日参加される方はよろしくお願い致します。
 

2015年02月15日

腐らずにプレイし続けることの大切さ

試合に出場できないなどで不貞腐れて練習をさぼったりしている選手と関わることがあると思います。
今回は異国の地でそのような境遇にあるのも関わらずプレイし続けている選手についてです。
 
 
JARTAトレーナーの藤田です。
 
 
イタリアサッカーチームのVigor(ヴィーゴル)でプレイしている仲井康大選手から嬉しい報告がありました。
彼のプロフィールはこちら
http://calciofantastico.com/about_cf/player/
公式戦に初出場をしたとのことです。
それもスタメンでフル種、そして3アシストも決めたと報告がありました。
 
 
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彼との出会いは約1年前のJARTAイタリア研修でした。
彼はイタリアサッカーチームのVigor(ヴィーゴル)でセレクション生として参加しており、JARTAトレーナーとしてチームにトレーニング指導を行ったのがきっかけでした。
その後、日本へ帰国してからトレーニング指導を行い始め継続的にサポートをしていくようになりました。
現在はイタリアでプレイしているため直接指導はできませんが、動画やメールでのやりとりでサポートをしています。
 
 

現在の立ち位置

セレクションでの結果は見事に合格→契約となり、彼が小さい頃から夢見ていたイタリアでプレイすることができました。
 
昨年6月より単身渡伊しサッカー漬けの日々を送っています。
 
しかし選手登録がなかなか進まず公式戦には出場できないという状況が約8ヶ月続きました。
試合に出場できないということは試合感覚が低下してしまい、出場しても思うようなプレイができなくなる可能性が高くなります。
また試合での反省を生かしてどのようなことに取り組めばいいのかとい目的や目標も定めにくくなります。
 
 

前を向き続けた結果

しかし彼は本当に18才と思えないくらい冷静に自分の立ち位置を理解していました。
 
環境やチームに慣れるまで本当に様々な苦労があったと思いますが、腐らずに前を向き続けやっとの思いで出場できた公式戦で3アシスト。
 
『今自分の置かれている状況は』
『今何をしなければいけないのか』
『今の自分は何が足りないのか』
『今後試合で出るようになればどうしないといけないのか』
 
イタリア人と口喧嘩をするくらい自己主張をして自分のプレイスタイルを伝える。
感じたことは言わないと(伝える)誰も分からない。
これらの事を怯まずに続けてきたからこそ今回のような結果があったと思います。
彼とのやりとりで感じたのはまだまだこんなもんじゃないと、これからは貪欲にゴールを決めにいくという熱い思いです。
 

最後に

腐らずに前を向きプレイし続けることは難しいかもしれませんが、それをしなければ何も始まりません。
それは確実に誰かに届いていますし結果として出ます。
結果がでなくてもそれは自分の成長の糧になります。
 
やり続けること。
本当に大切ですので是非選手と関わる上で常に考えてみてください。
 
これからの仲井康大選手の活躍にご期待ください。
そして応援よろしくお願いいたします。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

2015年02月09日

姿勢指導がパフォーマンスを悪くする

どのスポーツ競技においても、基本姿勢が存在します。
基本姿勢というのは、その姿勢だと良いパフォーマンスを発揮しやすいというその競技における理にかなった形です。
その中で、「姿勢の悪い選手」と「姿勢の良い選手」の議題が良く出現します。
では、姿勢の良い選手がみんなパフォーマンスが高いのか?
と言われると、それはそれで疑問が生じます。
姿勢が悪いから、良い姿勢を取らせようとさせることを、我々トレーナーや指導者はさせがちです。
 
北海道のJARTA認定スポーツトレーナーの犬尾です。
 
僕達がイメージしている機能解剖学的な「良い姿勢」がイコールでハイパフォーマンスに繋がる訳ではない。
トレーナーが意識しなくちゃいけないことは、形を良い姿勢に当てはめることではなくて、
「その姿勢が、その人の身体のパフォーマンスにおいて、目的に合致した姿勢であるかどうか?」
 
このトレーナー側の「姿勢の定義」が非常に重要になってきます。
 

自分がよくやっていた昔の失敗例

 
いわゆるスポーツ動作指導の代名詞、スクワットやランジ動作の姿勢で例えます。
その時の脊柱が、生理的湾曲に近い形を保つことを意識して教えていました。
 
骨盤が後傾して腰椎が後湾したり、逆に前湾し過ぎてたりしてないか。
そして、横から見てスネと体幹が平行であるか、など。
膝が、内側に入りすぎないでつま先と平行、など。
 
よく聞く話だと思いますし、もちろん、教科書的にはそう指導するのだと思います。
 
なのに、選手全員を自分の解剖学的なイメージに当てはめていると、上手く行かない例がたくさん出てきます。
スクワットの形が上手く出来る選手が、必ずパフォーマンスが高いわけではないし、ケガしないわけでもない。
スクワットの形が崩れていても、動きが早かったり、強かったり、上手かったりする選手もいる。
無理にその形に当てはめても、逆に動きがぎこちなくなったり、動きづらいと訴える選手もいました。
 
そういう選手は、結局僕の言うことを聞かず、いつのまにか自分の動きやすいスタイルに戻してしまいます。
 
なぜだか、わかりませんでした。
 
ここには、何か根本的に自分の姿勢指導に対する定義付けが違うのではないかと疑問を持ちました。
 

ハイパフォーマンスにおける良い姿勢の定義

 
考えれば、当たり前の世界です。
そもそも、一人一人骨の形態や骨格が違います。
また、その人の筋肉のバランスや癖、脳内のイメージまで挙げれば切りがないくらい一人一人が違うのです。
 
そうすると、例えば股関節のニュートラル1つでも、人によって角度が違うのも当たり前です。
 
肩関節のニュートラルが一人一人違うのも当たり前なんです。
 
ニュートラルが違うのに、こっちの勝手な解剖イメージで形に当てはめる練習をしたところで、無理が生じるだけです。
無理が生じるだけならいいですが、マジメな選手ほどそれを練習し、「マイナスの学習」に繋がっていく可能性もあるわけです。
 
 
では、「ハイパフォーマンスの良い姿勢」とはどんな状態なのでしょうか?
 
思いつくものを列挙してみます。
 

  • 疲れない姿勢、楽、省エネ
  • 筋、精神的緊張のない姿勢
  • 安定感がある(本人の中で)
  • 美しい(外見)
  • 骨で立っている感覚
  • 動きやすい。次の動作が出やすい
  • 体が緩んでいる、力みがない
  • 素早く動くための姿勢
  • 崩れても、戻って来れる(動かないという意味ではなく)
  • etc.

これらの条件とは、スポーツにおけるハイパフォーマンスが出やすい状態です。
犬尾姿勢指導①
 
 
つまり、「良い姿勢」の形を作ることではなくて、いかにこれらの条件を発揮できる姿勢を作ってあげられるか?
これらが発揮できていれば、見た目形の優先順位は下げてもいいのです。
 
犬尾姿勢指導②
 
見た目上ネコ背のように見えても、勝手にダメだと決めつけずに、拘らないことです。
そう定義付けを変えたことによって、犬尾は楽に指導することが出来るようになりました。
 
 

まとめ

 
「良い姿勢」とは、見た目上でコチラの勝手なイメージで形に当てはめていくことでは、選手は苦しくなります。
姿勢は外から当てはめるのではなく、
「その姿勢が、その人の体のパフォーマンスにおいて、目的に合致した姿勢であるかどうか?」
 

全てはパフォーマンスのために。

 
試しに、姿勢を見る時に「骨格のアライメント」ではなく、違った視点で見てみて下さい。
 
最後までお読み頂きありがとうございました。
 

2015年02月03日

筋力トレーニング時のパワーと競技パフォーマンスとの関係性

筋力トレーニングを苦痛に顔をゆがめながら、自分自身の限界までの負荷量で行なった経験はありませんか?
 
JARTA認定スポーツトレーナーの浦波です。
 
最大筋力を向上させるためには、筋力トレーニングにおいて当然ながら最大限に近い負荷量で行なうことが常識だと思います。
事実、歯を食い縛り全身が苦悶にゆがめばゆがむほど、中枢からのインパルスは増大し、神経筋単位の活動数と水準が高まった結果、大きな筋収縮を引き起こすことが可能となります。
 
そしてこの事実は、強大なパワーを発揮するためには苦悶に全身をゆがめる必要があることを意味しています。
つまり働かせたい筋の神経筋単位をより多く、より高い活動状態にもっていくためには、ある種の中枢の興奮が必要であり、中枢がそのような興奮をするためには、全身がある種の興奮状態を必要とすることになります。
 
具体例として、膝関節伸展の最大筋力を発揮する際、片脚の大腿四頭筋という筋群は、全身の筋の僅か10%以下にすぎませんが、この筋群を働かすだけのために、全身の協力が必要ということになります。
 
筋力トレーニング時のパワーと競技パフォーマンスとの関係性1
 
では実際の競技中に筋力トレーニング時のような最大筋力を発揮できるのでしょうか?
 
答えは、パワーリフティングなどの最大筋力を発揮することを競い合うような競技を除き、「NO」となります。
筋力トレーニング時に発揮される身体各部のパワーは、同じ個人が競技中に発揮する身体部分のパワーよりも大きくなります。
 
その理由として、筋力トレーニング時には、
・ 特定の筋力発揮に意識を集中できる
・ より大きい筋力を発揮するための負荷をかけることができる
・ 中枢の興奮を支える心身の状態を作り出すことができる
などが挙げられます。
 
このように、特定の筋力発揮という目的のために心身をなり振り構わず動員した際のパワーを、「粗制的パワー:Rough Power」、略して「ラフパワー」と呼びます。
よくある事例として、肉体改造などでラフパワーばかりを強化してしまった結果、かえってスキルが低下して怪我が多くなった選手を皆さんもご存知かと思います。
 
その一方で、特定の筋力発揮を他の何らかの認識(思考、表情、視認、動作など)と統合した状態に発揮されるパワーを「精制的パワー:Refined Power」、略して「レフパワー」と呼びます。
競技中には常に最大筋力を発揮し続けるような局面は存在せず、自分自身の重心位置や最適な筋出力の調整など、いわゆる内的認識力を働かせることが必要となります。
 
そのためパフォーマンスとの関係性を考えた場合、内的認識力を働かせたレフパワーの存在が重要となります。
 
筋力トレーニング時のパワーと競技パフォーマンスとの関係性2
こちらの写真は私が現在関わっている女子モーグル日本代表の村田愛里咲選手のフルツイスト(後方伸身宙返り1回捻り)というエアですが、日本の女子では村田選手しか行なうことのできない難度の高い大技であり、ラフパワー優位での成功は難しいことが推測されます。
 
実際、村田選手はフルツイスト時の手の動かし方と足の意識を頭の中でイメージするトレーニングを行なっており、まさに内的認識力としてのレフパワーとパフォーマンスの関係性が重要であることを意味しています。
 
JARTAセミナーではパフォーマンスに繋げるレフパワートレーニングとして内的認識力を高めるトレーニングや様々なセンタリングトレーニングをお伝えしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。

2015年01月29日

北海道からJARTA初の試み

JARTAのミッションは、トレーナーの「育成」と「トレーニングサポート」という2本柱からなります。地域で、そのミッションを効率的に質の高い形で進めるための新たな試みを紹介させていただきます。
 
北海道の認定スポーツトレーナーの高塚です。
 
JARTAでは現在、関西・関東を中心に、全国でセミナーを展開しています。その他地域では、北海道・東北、東海、九州に分かれており、その地域ごとに活動することも多くなっています。
特に、本州まで海を渡る必要がある北海道では、セミナーの回数、受講者の方や認定スポーツトレーナーの人数を考えても関西・関東と同じ形を取っていても思うように結果が出ないのは目に見えています。
 
そこで我々が考えたのが、練習会の開催です。
北海道からJARTA初の試み1
(1月27日、札幌市内で第1回の勉強会が開催されました)
目的は、3つあります。

  • セミナーで、得た知識やテクニックを、現場でも使える確実な物にする
  • アップデートされていくJARTAの理論・方法を共有することができる
  • 仲間意識、横のつながりを強くする

 
認定スポーツトレーナーはもちろん、ベーシックセミナーに受講された方から参加可能となります。ただしフォローの質を考えて、1回の開催につき参加は10名までとさせていただきます。
 
JARTAはセミナーを受けて、認定資格を取って終わりではありません。
スポーツ現場に、選手一人一人に確実に貢献することができる質の高いトレーナーを数多く輩出できるシステム作りをこれからも考えていきます。
 
今後も北の大地から、スポーツトレーナーの世界に風を起こしていきます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
PS.チーム北海道の熱い絆です!
北海道からJARTA初の試み2

2015年01月22日

科学的根拠について

JARTA代表の中野はセミナー会場や指導の場で、「選手は科学的根拠など1mmも必要としていない」と話します。
 
JARTAには「すべてはパフォーマンスアップのために」というコンセプトがあり、この中には結果を出すためには手段を選ばないということが含まれています。
この真理はどういうことなのでしょうか。今回は科学的根拠についてある側面からお伝えしていきます。
 
JARTAトレーナーの岩渕です。
 
「選手は科学的根拠など1mmも必要としていない」
「結果を出すためには手段を選ばない」
 
JARTAのセミナーに参加されたことがある方や、JARTA認定スポーツトレーナーと関わりのある方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは中野が現場でリアルな経験を重ねた上での、言わば選手目線に立ったときにトレーナーとして必要な心構えです。
 
先に結論を言ってしまいますが、科学的根拠(エビデンス)を軽視している訳では決してありません。「知っていて当然。その上をいけ!」という意味です。少なくとも私はそう捉えています。
 
JARTAは主に理学療法士、作業療法士から構成されるトレーナー団体です。国家資格であるPT、OTがその分野のエビデンスを重要視するのは当然です。専門職として医療に携わる以上、知っておく責任があるからです。
では医療における科学的根拠とはなんでしょう?
 

医療科学について

「科学とは何か」に関してはあまりに壮大なテーマであるため、ある側面からお話します。
まず医療行為を支えている科学、いわゆる根拠に基づいた医療(EBM)を支えているのはほとんどは確率的情報です。確率的情報とは「Aという病気には◯◯という治療法が△△%の確率で効果的である」というものです。
 
つまり症状に対して最も効果的な(確率の高い)手法を「エビデンスがある」とか「エビデンスが高い」という表現をします。
確率的情報で構成される医療科学に絶対はなく、どれだけ高いエビデンスのある方法もイレギュラーが必ず存在します。100%や万能な方法はないってことですね。これはみなさん実体験として感じていると思います。
 
また、科学的研究は厳密に設定された一定の条件のもと実験・検証を行います。実際の現場ではこの一定の条件を再現することは限りなく困難です。
科学で証明されているものは現実に起こっていることのごくわずかです。これは科学者が言っていることです。
 
科学的根拠などないのに人は当たり前にそこに存在し、スポーツを見て勇気をもらったり感動したりしていますよね。科学は科学的には証明できないものを「科学的ではない」と表現します。しかし現実は科学的に証明できないものだらけです。
もっと言うと科学化されていないことを解明していく作業こそ科学化するということになるのです。
 
ということは、エビデンスに基づくだけでは限界があることがわかると思います。何より既存のものにとらわれていては新しいものを生み出す事ができません。
 

トレーナーとしての覚悟

つまるところ選手は切羽詰まっているのです。
・ パフォーマンスを上げたい
・ 身体にある痛みをどうにかしたい
・ 現役を続けたい
・ プロになりたい
・ 勝ちたい
1分1秒でも早く結果を求めています。そういった選手の気持ちを代弁したのが「選手は科学的根拠など1mmも必要としていない」「結果を出すためには手段を選ばない」という考え方です。
 
トレーナーとして選手を支える覚悟を持てという意味です。繰り返しますがエビデンスを軽視しているわけではありません。
知っていて当たり前だと言うことです。逆に言えばエビデンスを知らないのは話にならないということです。
 
知った上で目の前にいる選手やチームのために、手段を選ばず最善最良の方法を施し、とにかく結果を出すことにフォーカスしようということです。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
科学的根拠について

2015年01月16日

トレーナーがチーム力を上げる方法

トレーナーは、トレーナーの役割があります。しかし、自分の与えられた役割さえしていれば、物事は上手く運ぶとは限りません。
 
どの社会も、個人が自分のことだけを考えて、自分の仕事だけをしていると組織は必ず機能しなくなります。
スポーツにおいても、ただ目の前の自分の仕事をこなすのと、チーム全体像を関係主義的に把握した上で自分の役割を果たすのでは意味が違うのです。
 
今回のコラムを見ることによってあなたは、チームパフォーマンスを「下げるトレーナー」にならずに済みます。 それどころかチームパフォーマンスを「上げることができる1ランク上のトレーナー」になることが出来ます。
 
北海道のJARTA認定スポーツトレーナーの犬尾です。
 
JARTAコンセプトで関係主義を理解することが出来ると、スポーツに限らずチームビルディングの要素を多角的に捉える視点を持つことが出来るようになります。
「良いチーム」と「悪いチーム」は何がその命運を分けるのか、考えたことがありますか?
 
結論から申します。「良いチーム」は必ず「良い前提条件」を持っています。その「良い前提条件」とは、「個の成熟」と「信頼」です。組織の戦略や体制などではないのです。
その理由を、「良いチーム」と「悪いチーム」を要素分解して比較することによって明らかにしていきます。
 
 

徹底比較

「良いチームとは?」を挙げてみたいと思います。

  • 個人×個人=大きな力を生む
  • 個々がやるべきことを分かっている
  • 個々が主体的に動いている
  • チーム内でバランスがとれている(チーム内での個々の役割と全体のバランス。ポジション別、レギュラーとベンチ、監督とトレーナーなど)
  • 組織の戦略が機能している。
  • 人間関係が良好
  • 共通目的、共通認識を持っている
  • チームを応援、支援してくれる存在がいる
  • 敵チームとのライバルとして切磋琢磨の関係(良い関係)
  • 社会的にも、貢献活動をしている(プロ選手の慈善活動など)etc.

 
一方「悪いチームとは?」を挙げていきます。

  • 個人×個人=何も生まれない、もしくはマイナス
  • 個々が自分の役割ややるべきことが明確でない
  • 個々が受動的、依存的に動いている
  • チーム内のバランスが崩れている(個々の役割に対する偏り。足りない能力、空いているポジションが多いなど)
  • 組織の戦略が全く機能しない。いつも上手く行かない。
  • 人間関係がギクシャクしている。
  • 共通目的や共通認識はない。お互いを知らない。
  • チームを応援、支援してくれる存在がいない
  • 敵チーム、ライバル関係の存在がいない。もしくは関係が良くない。
  • 社会的貢献どころか、自分達のことしか考えていない。etc.

 

違いは、前提条件にあった

ここに共通している根本的違いを見抜くことが出来たでしょうか?前提条件の違いは、「個の成熟」と「信頼」です。
 
「チーム」とは何で構成されているかというと、「人の集まり」です。
その「チーム」の最小単位は「個人」です。人間が1つ1つの細胞から出来上がっているように、チームも「個人」が集まって出来ているのです。
 
良い細胞が集まれば健康的な人間になるし、悪い細胞がたくさんあれば不健康な人間になりますよね。前提として、この「チーム」の最小単位である「個人」がどう在るべきかが命運を分けます。
例えば、「良いチーム」の個人の特徴は、確実に「自立、主体的に行動」しています。個人の目的を持っていたり、自分の言動行動に責任を持っているということです。
 
「悪いチーム」の個人の特徴は、確実に「依存的、受動的な行動」であります。自分で考えず、責任を追わず、言われたことだけをこなします。そこに自分の目的や目標はなく、やるべきことが不明瞭。何かあったら他人や環境のせいにします。
 
もう1つの前提条件は「信頼」に大きな違いがありました。
「チーム」とは「個人」の集まりです。ということは、「個人」と「個人」の間には「人間関係」が存在します。
この「人間関係」を強めたり弱めたりするのが「信頼」です。「良いチーム」の個人間の特徴は、信頼関係が築けていることです。
 
それは、お互いの個の尊重であったり、コミュニケーションであったり、人柄だったり、能力の認め合いです。「悪いチーム」の個人間の特徴は、「不信感」が存在することです。
自分が尊重されず、他人を尊重しない。個人の人間性に問題があったり、能力の低さが不信感を生むのです。
 
あなたが、それを変えていく存在になるのか。助長する存在となるのか。それは、あなたの言動行動次第となります。
 
 

まとめ

トレーナーが本当にチームのパフォーマンスを向上させる要因になるためには、選手や組織を多角的に捉える視点が必要でした。その中で、「良いチーム」には「良い前提条件」が存在しました。
 
なぜその選手は勝てないのか?
なぜ、そのチームは伸びないのか?
 
これをトレーナー側も、「良いチームの条件の理解」「広い視点」を持つことによって、関わり方が必ず変化するはずです。
 
ここを感覚的だけで過ごすではなく、ポイントを理解しながら日々を望むことが出来れば、再現性を持って「チームに必要な存在」になれます。
 
 
P.S JARTAのメンバーは、個人が主体的であり、個人間に信頼があります。それは、代表の中野が率先してそういうチーム作りをしているからです。
トレーナーがチーム力を上げる方法
 
最後までお読み頂きありがとうございました。

2015年01月07日

下肢スポーツ障害の評価 としての「しゃがみ込み」

みなさんは床にしゃがみ込むことが出来るでしょうか?今回はスポーツ選手の簡易的評価となるしゃがみ込みについて考えてみましょう。
 
JARTAの吉田です。
実はしゃがみ込みが出来ない選手は下肢障害を起こすリスクが非常に高くなります。
 

しゃがみ込みにはたくさんの要素が必要

これは私がスポーツ選手に行う一つの下肢機能評価です。この評価だけで非常に多くの下肢の要素を分析することが可能です。
まずは正しいしゃがみ込み動作のポイントを3つお伝えします。まずこちらのしゃがみ込みをご覧ください。
 
下肢スポーツ障害の評価2
 
1.足がしっかりと床についている(踵が浮かない)
2.背骨をまっすぐにしても倒れない
3.腕の力が抜けている
これらの3つのポイントを抑えたしゃがみ込みが出来ればスポーツが出来るレベルの最低限の下肢機能が備わっていると判断します。
以下、その理由を説明します。
 

1.足がしっかりと床についている

これには足関節が大きく関与しています。
背屈に関して10度程度しっかり背屈可動域がないと下肢障害を起こす可能性が高くなります。十分な背屈がなければ膝、股関節、体幹までにもCKCで余計なストレスをかけます。
 
想像してください。ジャンプ着地の際に足関節背屈制限があると、他の関節に負担がかかると思いませんか。
 

2.背骨をまっすぐにしても倒れない

背骨をまっすぐにした状態で耐えるということは、背骨と股関節をつなぐ大腰筋が働くことになります。
大腰筋がスポーツ動作において最重要の筋肉になるのは言うまでもありません。その最低限の出力を見ているの、後ろに転んでしまう方は要注意です。
 

3.腕の力が抜けている

背骨が十分な可動域があることが必須です。背骨を動かす感覚のない選手は後弯という位置関係(背中を丸める事)がわからない人もいます。
ということは、常に背骨の可動域の半分を失った状態でスポーツしていることになります。新しい背骨の感覚を入れることにも適しています。
 
できない方の代償運動としてはこんな姿勢ですね。
下肢スポーツ障害の評価1
・踵が浮いてしまう
・体を前のめりにする
・後ろに転んでしまう
・体中が力む
・そもそもしゃがみ込めない
みなさんはどうでしょうか?
 
冒頭にも説明しましたが、スポーツをする上での最低限の下肢機能の評価です。
シンスプリント、ジャンパー膝、グローインペイン、腰椎分離症などのスポーツ傷害を抱える選手やその可能性がある選手は9割程度このしゃがみ込みがうまく出来ません。(私が見ている限り100%に近いです。)
選手はスポーツをするスタートラインに立っていないのです。
 

まとめ

今回はスポーツ下肢機能評価のしゃがみ込みを紹介しました。
チーム全体にしゃがみ込みをして傷害予測をすることも行なっています。JARTAトレーニングを積めばこのしゃがみ込みも容易に可能になります。なじみのない選手には一度試してみてはいかがでしょうか?
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

2015年01月01日

新年のご挨拶

謹んで新年のお祝いを申し上げます。
 
講習会を受講して下さった皆様をはじめ、スポーツ関係者の方々には本当にお世話になり、ありがとうございました。
2015年もJARTAスタッフ一同、ますます精進して参ります。
 
若輩者の私たちですが、今年も昨年同様のご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご繁栄を心からお祈り申し上げます。
 
2015年元旦
JARTA
代表 中野 崇
スタッフ一同