夕方にパフォーマンスが下がるスポーツトレーナーの皆様へ

文:赤山僚輔

あなたは1日に何人のクライアントを対応していますか?

 

そのクライアントへの対応のクオリティや疲労感は午前中と夕方以降で差はありますか?

 

差がなく、夕方以降にパフォーマンスがどんどんと向上していくようなセラピスト・スポーツトレーナーの方は今回の記事はスキップして良いかと思います。

今回のタイトルに対して少しでも引っかかる部分がある方は是非とも最後までお読みください。

 

夕方以降のパフォーマンスを低下させない具体的な手法を今回は3つお伝えいたします。

 

なぜ夕方以降にパフォーマンスが低下するのか

多くのクライアントへの対応が必要な場合、人数が多くなるにつれサポートしているスポーツトレーナー自身のパフォーマンスが低下する要因にはどのような事があるのでしょうか?

・体力が持たない

・集中力が持たない

・足腰が痛くなる

・指や腕がだるくなる

・お腹が減って力が入らない

・うまくいかなかったクライアントの事が頭から離れず悶々としたまま次のクライアントに対応してしまっている

 

など上記以外にも様々な要因があると思います。

体力仕事である側面はもちろんあり、仕方がない。と片付けてしまう方も多いでしょう。

食事は昼にしっかりと取るとして、では疲労によりパフォーマンスが低下してしまう上記の要因は本当に全てが仕方がない問題なのでしょうか?

 

かつて医療機関に勤務している時の私自身もそのような状態でした。

現場や大会帯同でも深夜が近づくにつれてコンディショニングのクオリティが明らかに落ちて本当に選手に申し訳ないなと思っていた時期もありました。

そしてそんな自分が歯がゆく、どうにか解決したいと思っていました。

 

クリニックでは夜になってからトレーニングの手本を見せる必要性がある学生アスリートが多く、夕方以降にパフォーマンスが低下してしまうのでは本末転倒だと感じていたからです。

 

そしてこの夕方以降にパフォーマンスが低下する要因としてその時の私自身が抱えていた解決可能な課題は以下の通りです。

・腕や指の使い方が悪くそもそも指を痛めやすいような施術を行なっていた

・姿勢が悪く立ちっぱなしでも疲労が蓄積されるような状態であった

・呼吸が浅く、自律神経の不調も抱えている状態で重度な症状を抱えるクライアントが重なるほどに自分の疲労度が増していくような状態でした。

 

自分の体もうまく支えられていない、自分の心身も調整できていない、硬さを取るためのマッサージが自分の体の硬さを生むようにしていたのでは夕方以降のパフォーマンスが低下して当然でした。

 

施術の際に対象者だけではなく自分自身の状態に意識は向いているか

例えば、再現性高く施術を行おうとした際に限りなく少ない力(生み出そうとする力)で指圧を行えた方が結果的に相手に伝わる力(生み出される)が同じなのであれば身体への負担や疲労は少なくなります。

身体操作のトレーニングに注目が集まりがちなJARTAのセミナーですが、コースの中ではその身体操作の考え方や操作方法を駆使してコンディショニング時のポジショニングについてお伝えしております。

 

実際に余計な力みが取れる事で触診時の感度があがることや、肩周りの緊張が軽減するだけで呼吸がしやすい状態でセッションを遂行することが可能となります。

 

自分の状態について認識するような”内的認識力”の重要性についてトレーニング指導時に繰り返しお伝えしていますが、これはそのままセッション時のスポーツトレーナー自身の状態を認識する為にも応用できるのです。

 

自分がどのような状態で行なっているかが不明瞭なままでは力みや使い方の偏りから必要以上の疲労が蓄積されもおかしくありません。

 

 

セッション中に意識すると良い3つのポイント

①常に自身の呼吸に意識を向けて、少しで呼吸がしやすい姿勢を意識する

余計な力みや無理な姿勢での施術を行なっていると無意識的に息が止まっていることもあります。

息が止まった状態では循環が悪くなっているのは言うまでもありません。

そしてその力みは手を触れているクライアントへも伝わるのです。

同じ施術をしているとしても少しでも呼吸がしやすい姿勢や脱力を意識してみましょう。

 

②力を生み出す力点を変える

指で押すのと肩甲骨を使って押すのでは随分と力の伝わり方が違います。

そういった意味でもJARTAのコース最初に肩甲骨の操作性が向上できるような内容をお届けしています。

また押したり引いたるする際に足がしっかりと床についている状態とそうじゃない状態とでは力の伝え方が随分と異なります。

足を組んだままでマッサージを行ってしまう方がいたら、両足をつけて施術を行ってみてください。

力の伝え方の違いに気づかれるはずです。

足を組んでその場は楽に一時的に感じていても不安定な状態でのマッサージでは積み重なっていく身体への過労は大きくなるばかりです。

 

③セッションごとに深呼吸をしてリラックス、リセットをして次の備える

特に症状の強いクライアントやどうしても力を必要とするマッサージが重なった場合、そのセッションが終わっても無意識的な力みを残したままで次のクライアントの対応に移っている事があるのではないでしょうか?

集中して問診をしたり指導をすればするほどに自分の状態が認識しにくくなります。

一息でもよいのでリセットをする習慣、そして改めてリラックスをする習慣を取り入れるだけで疲労の蓄積は和らげることができます。

もちろん次の患者様の目の前で大きなため息をつかないように留意しましょう。

 

ポジショニングも関係性作りもセッションや治療の一環

どうしても実際に手を施す手技方法や評価方法に意識が向きがちですが、人が人に関わる限り直接手が触れなくても影響を及ぼす事項は無限にあります。

そして前述したようにセラピスト・スポーツトレーナー自身の状態(ポジショニング)も大きく影響を及ぼし、広義では治療の一部であるとJARTAでは繰り返しお伝えしています。

“インターロックポジション”というJARTAオリジナルの概念はこのようなポジショニング作りを通して効率的にコンディショニングを行うための手法になっております。

次回、来週開催予定のJARTAオンライン講義ではこのインターロックポジションとセラピスト・スポーツトレーナー自身の準備ということで内容を予定しております。

 

夕方になってパフォーマンスが低下することに困っている方は是非とも下記より詳細をご確認ください。

 

JARTAコンセプトを応用したコンディショニングの基礎

インターロックポジションと調和(関係性作りの重要性)

講師:赤山僚輔

料金

ライブ参加+録画視聴 7,000円(税別)
録画視聴のみ     6,500円(税別)

□ライブ配信
2020年6月23日(火)
21:00〜22:30(準備20:45〜)

□録画視聴期間
2020年6月25日〜27日

JARTAオンラインセミナー

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

JARTA公式HP

https://jarta.jp