答え探しをやめたきっかけ

 

 

文責:赤山僚輔

 

獲物が欲しいのか獲物獲得の方法が知りたいのか

 

JARTAのセミナーに来られる方は

目の前のクライアントに対してもっと良い手法を知りたい

困っている症状を解決するヒントを得たい

このように感じて行動をして

時間をかけて

お金をかけて

会場に来られる方が多いと思います。

 

かく言う私も初めて中野崇というスポーツトレーナーに会った時に

 

正確に言うと会おうとした時

 

目の前の課題に対して今の自分では対処不可能なことがわかっており

自分の解決できていない事象を解決しているように見えた中野崇に会うことで

答えを求めていったような気がしています。

 

会った時、まだJARTAができる前ですが

答えを教えてもらったような感覚はなかった。

 

でもこれだと感じました。

 

その時の自分にとって

選手の不調を改善しパフォーマンスをあげることは

そんなに簡単なことではないと思っていました。

 

教科書に載っていることをそのまま実践しても

解決しない事象も無限にあるし

既存のトレーニングで前十字靭帯の損傷予防ができるとは

到底思えなかったのです。

 

でもJARTAのベーシックセミナーでもお伝えし

我々の臨床推論の基盤の一つとなっている

関係主義的な思考を知り

この考え方を追求、模索していくことが

ある意味答えであり

自分の答え探しの旅が一旦の終わりを告げ

“最良の方策を一生追求していくこと”

に出会えた瞬間でもありました。

 

 

JARTAのベーシックセミナーでは

こういう時にはこの評価を使って

この症状がでていればこの手技を使うというような

ある意味 How to の要素はほとんどありません。

(状況的にそう示唆することがあってもそれが伝えたい本意ではないということです)

 

もしかすると How toを求めてきた方にとっては

答えを探し求めてきた方にとっては

拍子抜けするかもしれません。

 

でも冒頭にも述べた通り

獲物を獲得してシェアしても

その獲物の鮮度が落ちれば価値は下がりますし

いつも同じ獲物で満足できるとは限りません。

 

そして常に獲物をシェアし続けなければならない状態になります。

 

それよりもその獲物の獲得の仕方をシェアし

その獲得の仕方をもっと良いものがないかと模索し続ける

それがJARTAの最大限の特徴であり

ベーシックセミナーや認定コースの本質であると考えています。

 

その為内容がアップデートする事はもちろんのこと

講師が変わると同じ内容であっても

感じ方や伝わってくる情報が良い意味で違って感じるはずです。

 

それもそのはず各講師が活動しているフィールドも違えば

経歴も異なります。

同じ概念でも違うスポーツトレーナーが体現している手法や

現場でのその思考の実践具合については2つとして同じものが存在しないのです。

 

それはある意味、効率が悪いことかもしれません。

 

でもその一件効率が悪いことが

現場で効果を出す為に、最善の策であることもあるのです。

 

少なくても私自身はそのように考え

他の講師が伝える部分から学ぶことも多々あり

再受講することも何度もあります。

 

 

ルービックキューブ

 

私がベーシックの講師をする際に必ず話をする話題に

見えている視点をルービックキューブに例えてお話をします。

 

ルービックキューブは1面を一色に揃えるのは簡単です。

一側面からみると揃っている。

治療で言えば治っている。

パフォーマンスで言えば向上している。

 

そのように解釈することも達成することもある意味簡単です。

 

でも少しその立方体を角度を変えてみると

色が揃っていたのは一側面だけであったことに気づくことができます。

 

そこから全ての面を揃えるには一つの面を一旦バラバラにしないといけません。

 

今の視点や思考を一旦バラバラにすることは勇気がいります。

自分を否定しているように捉える瞬間があるかもしれません。

 

でも違う側面からみて揃っていない事象を知った以上

揃えようとすることが選手に向き合う上では重要であると考えています。

 

一旦バラバラになった一つの面の9つのピースが

6面揃った時にはまた一つの面として輝き出すのです。

そのひとつひとつのピースはすでに持っている解剖運動生理の知識や

これまでの経験、身体との向き合い方かもしれません。

 

一旦バラバラになってもそれが無駄になるということはありません。

6面揃えれば確実にそれは活用できる材料となるのです。

 

そんな話をしつつ

 

ただその6面揃ったと思っていたら

それがまた実はまた違うルービックキューブであれば

一つの面だったかもしれない。

 

この繰り返しが一生続く

と私はお伝えしています。

 

この歩みの旅に出るか

一面だけをみている其処に居続けるか

それはあなたが決めることですが

 

その前に

選手はどちらを求めているかを考えてもらえればと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

JARTAベーシックセミナーの詳細は以下よりご参照ください

BASICセミナー

 

赤山は3月20日に広島でベーシックセミナーで講師を担当します。

よければ話を聞きにきてください。

現在募集中のセミナー

 

JARTA公式HP

https://jarta.jp