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2020年04月29日

サイクルを見直し、自らの身体に良い循環を!!!


 

文:赤山僚輔

 
部活動だけでなく、多くの企業でテレワークが推奨され外出の自粛が続くなか通常の生活サイクルを維持することが難しくなっている方も多いのでないでしょうか?
生活サイクルを構成する日々の習慣は体調を維持するだけでなく、パフォーマンス向上においても非常に重要な観点になります。
今回は現在オンラインワークアウトの中で実践している
リコンディショニングの内容においてクールダウンとウォーミングアップをなぜ
土曜の夕方と日曜の朝に実施しているかという点について深掘りしながら
サイクルを見直すことや自らの身体によい循環をもたらす恩恵についてお伝えしたいと思います。
 

そもそも1週間の起源とは

1週間がどういった起源で発生したかは諸説ありますが、一般社団法人日本時計協会のHPでは以下の様に記されています。
以下転載

1週間7日制は古代バビロニアから始まったといわれていますが、各曜日は古代ローマによって作られました。
古代ローマでは1日を24等分して1時間毎に5つの惑星と太陽と月とを繰り返しあてはめて呼び、距離の遠い順に土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順番と決めました。そして、1日の最初の1時間が1日全部を支配すると考えました。こうすると最初の日の最初の1時間は土星で、2日目の最初の1時間は太陽(日)、3日目の最初の1時間は月となり、以降火星、水星、木星、金星となって、土曜日から始まり7日間で繰り返される曜日が出来ました。
しかし、宗教上の理由で週の初めは日曜となり、更にローマがキリスト教を国教にしてから日曜にキリストが復活したことを記念するため日曜日を安息日の休日と決められました。今でも多くのカレンダーは週の初めが日曜からとなっています。

少し複雑ですが、週の始まりが日曜日であるということがこの起源からもわかると思います。
日曜日が休息の日と位置づけられているので感覚的には月曜日からが始まりと感じる方も多いと思います。
しかしスポーツパフォーマンスの観点においても、日曜日の休息が月曜日に向けての重要な準備のスタートである。
このようにもとらえられると思います。
 
今回はこの1週間の起源をきっかけに、我々の身近にあるサイクルについてお伝えしたいと思います。
 

十干の起源

次に考えていきたいのは、月の周期と十干について。
月の満ち欠けが29日か30日になっていることからこの月の周期を1ヶ月としてその半分を半月。
としていることをご存知の方は多いと思います。(漢字がそのままなので)
1日を何日単位で括れば覚えやすいのかとなった時にもっとも原始的で便利な方法が、「指を折る」という数え方です。
実際に中国では指を折って日数を数えていたと文献に記されているそうです。
この指のことを「浣」と表記されたいたものがいつしか「干」と称される様になったようです。
指10本の「10」と
両手の指を意味する「干」が合わさって
「十干」となりそれが古代中国人が私たちにも馴染みの深い
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類で構成される、数の数え方であり、理論の一つです。
数の数え方として扱うときには、
「こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き」
と読みます。

https://www.mikatablog.com/entry/2017/08/21/十干の起源と意味をわかりやすく解説します!より転載

 

十二支の起源

これまでに述べた十干は日を数えるために使用したものであり、十干と月の周期が関係することにも触れてきました。
実は十干と十二支も深い関わりがあり、十干は「十幹」とも書かれ、樹木にたとえるならば幹にあたる部分である。対して十二支の「支」とは「枝」のことであり、いわば樹木の枝葉の部分を指している。この点から通俗的な解釈では、十干から生まれたものが十二支となるわけである。
十二支も十干も星の運行と密な関係にあり、古代中国で木星が太陽の回りを公転する周期が12年であることがよく知られており殷王朝で主たる星と位置付けられていた木星の12年にちなんで十二支が誕生したと言われています。
※「現代に息づく陰陽五行」より引用。
 

自然を意識することによる循環の改善

上記などの暦やその影響を受ける陰陽五行論などはJARTAコンディショニングスキルコースでお伝えしている”OMSS”という経絡を応用したアプローチでも触れている概念になります。
我々の生活に根ざしている週間や月や年、十二支や十干。
これからの周期であるサイクルの起源を遡ると自然現象である太陽系の位置関係や月と地球との関係性が深いことに気づくことができます。
今の状況の様にサイクルを崩しやすい、心身ともに良い循環をもたらし難い状況において良いサイクルを再獲得する為にはこの自然現象の力も借りながら日々を暮らすことが非常に重要になります。
睡眠の質を高めるためのメラトニン分泌に朝日を浴びることが有効であることなど、現代医学でも一般化されてきた事象も多々あります。
より深く心身に向き合い、リコンディショニングする上で1週間のサイクルを意識すること。
月や太陽の影響を顕在化して自身の循環改善に応用することは非常に有益なアイデアとなります。
 
こういった意味合いもあり、今回のリコンディショニングの内容でお届けするオンラインワークアウトでは土曜日をクールダウン、日曜日をウォーミングアップと位置づけ開催を継続しております。
もちろん内容をお届けしたいので毎回少しづつ変化を加えて実施しているリコンディショニングの内容を一緒に実践してもらいたいのはもちろんですが。
1週間の終わりに月を意識しながら土曜日にクールダウンをすること。
1週間の始まりに、朝日を浴びてから日曜日にウォーミングアップすること。
一緒に意識しながら実践することで乱れかけたサイクルを再獲得して良い循環を自ら作り出すことができるはずです。
 
こんなことを言いながら次の日曜日が雨だったらどうしようかと思案している私ではありますが。
よければご一緒に自然を意識しながら、自身の身体にしっかりを意識を向けてリコンディショニングしてみませんか?
きっと選手への指導だけでなく自身のコンディショニングにとって何かヒントがあるはずです。
 
現在募集中のオンラインワークウアト、他のラインナップも含めて以下よりご参照ください。

JARTAオンラインセミナー


 
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 

JARTA公式HP
https://jarta.jp