選手を次のステージへ導く為に必要な事とは?

集団でのトレーニング指導の際に直面する問題点の一つに、

「選手の能力やモチベーションがバラバラ」

ということが挙げられます。

 

トレーニングの意図をすぐさま読み取りどんどん上達する選手もいれば、
何をしているのかも分からず、とりあえず隣の選手の真似をしている選手もいます。

 

中には、トレーニングにまじめに取り組む姿勢が見えないのに、促してみればあっさりできてしまうような選手もいます。

 

チームに関わるトレーナーとしてどのように対応していけばいいのでしょうか?

 

関西で活動している認定スポーツトレーナーの森宜裕です。

 

集団指導におけるトレーニング難易度の設定は、周りのトレーナー仲間と話していてもよく出てくる議題の一つです。

 

「全員ができるようになるまで丁寧に指導する」

「中間層に合わせるようにしている」

「トップレベルが飽きないように難易度は下げない」

など様々な工夫を聞くことができます。

 

私がチーム指導において考えている重要な視点は、
選手一人ひとりが成長することです。

 

身体を上手く操作でき、トレーニングがきちんと出来ることももちろん大切なのですが、
その選手が自分のいるステージから次のステージに進もうとしているのか、ということの方が重要です。

 

どのステージにいるからいい、ということではないのです。

ここで、私の考える成長の段階付けを記します。

 

 

放棄する、邪魔をする
行おうとする、真似する(トレーニングの意図は分からない)
分かる(トレーニングの意図は説明できるが実施できない)
出来る
人に伝える【対個人】
人に伝える【対集団】

今いる段階から、次へ進もうとしているのか。そこをよく観察します。

 

声をかけるのは、その場でいることを満足している選手です。

具体例としては、
①𠮟咤激励、カウンセリング、一緒に行う
②トレーニングの意図やプレーにどう関連しているかを指導する。
人に伝えようとしている選手とペアを組ませる。
③トレーニングの構造を分解してアシストトレーニングを提示する。
手本を見せてやる気へ火をともす。
④トレーニングの教え方を教える。ペアを組む
⑤全体への共有を促す。
⑥トレーナーの役割の一部を担ってもらう。さらに多くの人数に向けて発信。
というイメージです。

 

成長しようとしている選手にはあまり多く口出しをしません。

自らチームメイトにトレーニングの意図やコツを質問できる、愚直に鍛錬を継続している、隣同士で教えあう、全体に向けて「ここを意識しよう」と発信できる。

そんな成長にあふれたチームになるように
トレーナーとして出来る働きかけを探し続けています。

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