選手に準備の重要性を語れる準備をあなたはしていますか?

文:赤山僚輔

 

今回は、先月開催された『K-1 KRUSH FIGHT. 101』のメインイベントとしてタイトルマッチに出場した近藤魁成選手への帯同報告を活動報告記事としてお伝えさせていただきます。

 

現在高校3年生の近藤魁成選手は高校生の日本一を決める”K-1 甲子園”で1年生と2年生時に連覇し、昨年の3月にプロデビューを果たしました。

 

この試合でプロ4戦目となるマッチメイクは高校生と25歳のK-1でもチャンピオンを目指す相手となり、「無謀」「危険」という声まで聞こえてくる下馬評でした。

 

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またこれまでの試合でもありましたが、今回の試合も当日はJARTA講師としてもおなじみの萩トレーナーも一緒に帯同致しました。

 

 

結果は2RでKO負けとなりましたが、戦評や模様については

以下サイトや公式Youtubeで是非ご覧ください。

 

https://www.k-1.co.jp/schedule/16487/

 

今回の活動報告では赤山自身が前日、当日にかけてどのような関わりをしているかについてお伝えしたいと思います。

 

 

帯同の目的

基本的には事前に決まっているサポートチームの長期帯同や海外遠征がない限り、試合には毎回セコンドとして帯同しています。

K-1の試合は年間に3〜4試合程度。

もちろん帯同の目的は勝利であり最高のパフォーマンスで試合を迎えることにあります。

前日から心身のコンディションを整え、必要に応じて相談に乗ることもあります。

 

また館長であるお兄さんと試合当日の戦略の確認や試合までの過ごし方、タイムスケジュールの相談も前日までに一緒に行います。

 

その為、ほとんどの試合で前日計量なので前日の朝から一緒に時間を共にします。

 

こういった帯同に携わっていくほどに自分がこれまで多くの選手に関わって来たなかで、身体のコンディションを整えるという側面が勝利に向けての準備の極々一部であることに気づかされました。

 

 

試合に向けてのトレーナーとしての準備

実際に当日に行なったことの前に、私自身がトレーナーとして試合当日に向けて準備をしてきたことについて簡単にお伝えしたいと思います。

項目として以下にあげるとこのような内容になります。

・対戦相手の分析(館長と共有)
・トレーナー自身の身体のコンディションを過去最高にしておく
・トレーナー自身が心にひっかかりがない状態で迎えらえるようにする
・当日のイメージを様々なパターンで想定しておく(試合自体も会場もタイムスケジュールも)
・当日試合に集中できるような環境設定を整える
・選手と気持ちを共にできるように減量をして迎える

 

このように実際にトレーニング指導だけやメディカルとして怪我人をみるだけ、治療に関わるだけであれば考えなくてもよいような内容もこういった帯同に関わると増えて来ます。

 

またそれは試合に関わるたびに、これも準備できていなかったと思い知らされることで毎回増えたり、不要な事柄は減ったりすることもあります。

 

選手に準備が大事と伝えるのであれば、トレーナー自身が最高の準備をして当日を迎える。

 

その準備は選手よりも長く、細かく、多岐に渡らなければ選手をみていてどのような準備が足りずに結果が伴わなかったかも分析できない。

そのように私自身は考えています。

 

 

当日重要視していること

当日に実施している事の全てをお伝えすることは、選手の個人情報も今後の戦略上もできません。

ただ私自身が重要視していることは、本ブログを読んでいるなかで、選手の試合当日に時間を共にする可能性があるトレーナーの方々には心に留めておいてもらいたいと思いますので共有させていただきます。

項目としては以下の内容になります。

・集中しすぎず集中できる状態を目指す(適度な緊張感)
・試合開始時間を意識した過ごし方を心がける
・他者の緊張感が伝播しないように選手以外への配慮も心がける
・試合前に一度100%の状態で動けるようにアップを行う
・勝つことにフォーカスし過ぎない
・トレーナー自身が冷静でいれるように心がける

 

以上のような事を重要視して過ごしています。

もちろん他にも細かな部分では無限にあります。

ただ身体のコンディションについては、このような大事な試合の場合ほとんど身体について気になる部分が皆無である状態で臨む為、当日は身体に関することはあまり自分自身も気にし過ぎないようにしています。

 

もちろんこういった関わりや内容は選手の成長によっても試合のカテゴリーによっても様々な変化が伴います。

 

この1、2年で試合に帯同したことがある競技はK-1以外で

・国体バスケットボール
・全国高校選抜フェンシング
・国体空手道
・国際大会バレーボール(U-18)
・高校インターハイ バスケットボール

 

同じ試合帯同でも同じ競技でも、全く違う部分もあれば共通する部分もあります。

 

私自身はこのような試合現場に帯同するからこそみえてくる視点を日々のコンディショニングやトレーニング指導に活かし、またこのように共有していくことが他競技に関わるトレーナーの皆様にとっても重要であると認識しています。

共有することで振り返ることができ、不足を知ることもできます。

 

行き当たりばったりでは、同じ過ちを繰り返すばかり、それではサポートしている選手に申し訳ないと思っています。

 

今回のサポートでは残念ながら敗れましたが、敗れたからこそ感じられた多くの要素が私自身にもあります。(選手はもちろん多くの学びが得られたようです)

 

その学びを次に活かすのは同じ選手だけでなく

私の場合には他にも関わる多くの選手やチームにも還元できると考えています。

 

実際この試合後に関わった同年代の選手たちにはここで得られた大事なことをしっかりと届けることができました。

 

もし試合に向けての準備や試合当日のサポートで何かが足りない。

 

そのように感じているトレーナーの方がにとって、今回の活動報告が何かの一助になれば幸いです。

 

そしてより多くの方々から応援していただける選手へと成長していけるように

私自身も成長していければと思っています。

 

今回の活動報告でお伝えした”近藤魁成”選手はじめ近藤3兄弟へはJARTA  internationalがオフィシャルサポーターとしてパートナーシップを締結しております。

 

より多くの方々からのご支援、ご声援をお待ちしておりますのでご興味がある方は以下専用サイトより詳細情報をご覧ください。

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長くなりましたが、以上で今回の活動報告の全てとさせていただきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

JARTA公式HP

https://jarta.jp