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2018年08月03日
夏の食欲不振へのアプローチ
前回の話「手段に囚われない、食事面からのサポート」にも出てきましたが
これからの夏にかけて
食欲が落ちてくる…
体が重だるく、疲れが取り切れない…
このような症状がでてくる方もおられると思います。
そんな時…
20歳を超えた皆様の元気の源といえば…
「冷たいビール」は最高ですよね!
そして「からあげ」
しかし残念ながらこれらの食材のとり過ぎはこの時期は大ダメージとなってしまいます…
東洋医学の視点から考える食事面からのサポートの第2回は
『食欲不振などの胃腸系トラブル』についてです。
香川県で活動しております。認定スポーツトレーナーの伊藤 直哉(イトウ ナオヤ)です。
原因は大きく分けて3つです。
- ①冷えからくる不調
- ②胃腸の弱さからくる不調
- ③食事の摂り方からくる不調
その中でも今回は冒頭の「冷えたビールとからあげ」の写真にもありました③の食事の摂り方からくる不調についてお話します。
梅雨から夏にかけて暑くなってきたことで
冷たいものや生ものを摂取することが多くなってきているのではないでしょうか。
それが必要以上に摂ると、胃腸の働きが弱まり、体内に余分な水分が溜まってしまいます。
ここでいう水分は東洋医学で『湿』といいます。
お腹が張ったり、胃がムカついたり、下痢や軟便などの症状も出てくることもあります。
対策としては、胃腸の働きを改善させるため、胃腸の湿を取り除く必要があります。
この湿を取り除くときに良い食材は『トウモロコシ』です。
トウモロコシは胃腸の働きを整え、利尿作用もあり湿を取り除いてくれ、一挙両得です!
この黄色っていうのも実は大事なんです!
(ここについてはまたの機会に)
※ここで注意したいのは、食物繊維も多く、便秘の解消にも役立ちますが、
食べ過ぎると消化に悪いので、下痢をしやすい人は食べすぎないようにしてください。
また、夏にかけて出回る「空豆」や「枝豆」などの豆類も水分代謝を良くし、胃腸の働きを高める作用がありますのでオススメです!
がしかし、まずは湿を体内に溜めないようにすることが大切です!
食欲不振や胃腸の機能低下によりエネルギーも不足してきます。胃腸系のトラブル以外にも、湿はカラダの重だるさも生じやすく、パフォーマンスにも影響してきます。
湿を溜めやすい食べ物として『肥厚甘味』という言葉があります。
甘い物、油っこいもの、生もの、冷たいもの、刺激物、加工食品などのことを言います。
「冷たいビール」と「からあげ」は両方当てはまりますね。
冷たいもの+油っこいものは湿を溜めるベストコンビです…
ついつい楽しくて摂りすぎてしまう時は「枝豆」を一緒に頼んで、少しでも湿を取り除きましょう!
ここでは20歳以上が見てくださっている方が多いと想定した内容でした。
『肥厚甘味』を未成年の選手に置き換えてみてください!
今回ご紹介したのは③の食事の摂り方からくる不調の一例です。
他にも要因はさまざまで、その人の体質に合わせた対処をすることが大切です!
ここでも大切になってくるのが評価ですね。
評価についてはまたの機会に…
是非、
パフォーマンスUPやケガをしないカラダづくりに
東洋医学の視点を取り入れた食事という手段を取り入れることを検討されてみてはいかがでしょうか?
参考にしていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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