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2018年04月29日

間合いを詰めるだけで相手を無抵抗にする方法

いつも公式ブログをご覧いただきありがとうございます。
 
東北は青森で活動をしております、JARTA認定スポーツトレーナーの鳴海です。
 
スポーツには必ず勝敗がつきものです。
何に勝つのかは種目にもよりますが、
基本的には【対人】か【数字(記録)】です。
 
そして対人する競技の場合、
多くは相手と向き合い、駆け引きをする空間的距離、
すなわち【間合い】が生じます。
 
この間合いをどのように制するかが
勝敗を決するにあたり大変重要です。
 
仮にどんなに素早い動きをしても間合いの扱いを間違えれば
格闘技では打撃が相手に捌かれてしまいます。
サッカーやバスケではドリブルで相手を抜き去る際に、
必要以上に距離が空いていれば相手に反応を許してしまいます。
 
では間合いを扱うにはどうすれば良いのか?
今回は【間合いを詰める】という事にフォーカスした内容を
お話させて頂こうとおもいます。

 
対人競技、特に格闘技では打撃を当てるにせよ、組み合うにせよ
自然と対峙した相手との間合いが詰まります。
ではどのように間合いを詰めれば良いのでしょうか?
 
良く言われるのは、相手に反応されづらい、
つまり相手に察知されないように間合いを詰めるです。
 
では相手に察知されないようにするには
相手をどのような状況に置けば良いのか?
 
生理的な反応として
人間は2者関係において距離を詰められると
“拒絶”か“受容”のどちらかの反応を起こします。
 
相手が察知し反応して何らかのアクションを起こすのは
基本的には拒絶による反応です。
対極にある受容では例え見えていても反応ができません。
見えていても反応できない、つまりは害意があると認識できない状態です。
 
極端に言うと“拒絶は抵抗、受容は無抵抗”ということです。
 
実際にそれらの状態の時、相手にどのような事が起きているのか。
拒絶状態では筋力が向上し、柔軟性が低下します。
受容状態では筋力が低下し、柔軟性が増します。
 
 
それを考えると間合いを詰める際には
相手を受容、つまり無抵抗の状態に置けると有利に事を進められます。
 
実際にどのように間合いを詰めれば相手をその状態に置けるのか。
一例を動画にて▼

 
動画を見ると間合いを詰める際に
相手の筋力が低下していないとき、低下しているときの
間合いを詰める動きが何となく違うのはわかるとおもいますが、
具体的に何がどう違うのかまで言及するのは難しいかとおもいます。
 
相手を無抵抗状態に置くにはいくつかポイントがあります。
身体的な操作としては
・重心移動に力感がないこと。
・足に居着きがないこと。
実際の動きとして
・真正面から間合いを詰めないこと。 などなどが挙げられます。
(先ほどの動画はこれらに加え、重心移動に上体を倒さないという要素も加えています。)
 
これらを守る形で身体操作を行うと、相手が無抵抗状態になります。
あくまで動画の方法は一例です。是非工夫して動きを探求してみて下さい。
 
ちなみに動画で間合いを詰める際に
どのように重心移動をしているのか、足に居着きをなくしているのか、
気になる、また知りたい場合には、ご質問頂ければとおもいます。
 
最後までお読み頂きありがとうございました。
 

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