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2019年10月28日
それぞれの想いを胸にまた明日へ向かう / 2019JARTA合宿開催報告
文責:赤山僚輔
2019年10月26日27日、2日間神戸にあります”みのたにグリーンスポーツホテル“で毎年恒例のJARTA合宿が開催されました。
大会長の岩渕翔一を中心に何ヶ月もかけて準備をして、多くの仕掛けを展開しながら、選手のサポートに関わるスポーツトレーナーが自分自身に向き合う2日間を過ごしました。
今回の合宿で行われた内容は以下のようなものでした。
・10 秒自己紹介
・東西対戦形式トレーニングプレゼン
・東京オリンピックパラリンピック〜その在り方とは〜
・リズムトレーニング演習
・外部講師特別講演 スポーツ内科疾患とその対策
講師:田中祐貴(一般社団法人日本スポーツ内科学会 代表理事)
・FTG 体験(夕食時間争奪戦);グループ対戦
・宴会および課題克服プログラム
・体力測定及び体力測定トレーニング作成
・世界基準のウォーミングアップフィードバック
・トレーニング作成における思考過程と作成法
・ケースワーク〜選手を導くために必要な科学的情報の用いかた
・参加者プレゼン
- プレゼンター1:
- 岡元 祐樹「アキレス腱が切れて」
プレゼンター2: - 山田 東秀「目標達成するためのメンタルトレーニング体験会」
- プレゼンター3:
- 森勢 健太「小児、成人の中枢神経疾患に対するリハビリテーションの 経験から得たアスリートへの評価と介入の順序づけ」
プレゼンター4: - 三好 優美「コーチングとティーチングから考えること」
- プレゼンター5:
永井 貴大「僕がトレーナー活動をする上で心がけていること」 - プレゼンター6:
平山 鷹也「勝利に関わるトレーナーになるために〜2部降格から 1部復帰を目指した取り組み」
プレゼンター7:
山内 大士「投球障害への関わり方〜最速の現場復帰を目指して〜」
今回は運営側の仕掛けとして、なかなか現場で自分の時間をとりにくいスポーツトレーナーの環境を考慮し、
基本的には休憩時間なしというある意味過酷で過密な部分もありながらあっという間に2日間が過ぎて行きました。
わざわざ時間とお金をかけてまで、自分自身に向き合う時間を作る必要性があるのか。
オンラインでのやり取りが多くなった今、合宿の存在意義について問題提起をしてくれるオーストラリア在住の認定スポーツトレーナーからの問いに対して考える時間もありました。
全国にいる認定スポーツトレーナーや受講中の皆様。
実際に顔と顔を合わせて議論し、相談し、一緒に泣き笑いすることで得られた今後の伸び代や今後の課題。
そして何より、アスリートの心に火をつけるように我々自身が火をつけ、火をつけられる瞬間が確実に合宿にはありました。
それぞれの想いを抱えながら目の前のクライアントに向き合い、アスリートの成長に寄与している我々自身が成長を実感できること。
これは間違いなく明日への活力となります。
合宿が終わっていつも通りの日々に戻ってクライアントに対峙した時に、この合宿で灯した心の奥にある熱い火をきっと感じていることでしょう。
胸に秘めた想いをしっかりと目の前のクライアントに届けられるように、そしてこれだけ多くの仲間が共に悩み、共に解決してくれる安心感を胸にまた明日に向き合っていきたいと思います。
年に一度のJARTA合宿、来年は2020年11月7,8日。
どんな景色がみえるのか、今から楽しみです。
少しだけ成長した認定スポーツトレーナーが皆様の元へお伺いします。
また一緒に汗を流させてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(外部講師の田中先生と大会長岩渕翔一、CEO中野崇)
JARTA公式HP
https://jarta.jp