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2018年03月01日
使える股関節を追求するために
東京を中心に活動している認定講師 高塚政徳です。
スポーツ現場においてもリハビリ現場においても“体幹の強化”と併せて、“股関節の強化”も重要視され、トレーニング方法も数多く実践されています。
股関節は、人体最大の関節であり、構造・機能、他部位との位置関係から考えていっても、競技を問わずどの動作においても与える影響が非常に大きい関節と言えます。
そのため、“股関節の強化”が、ケガの予防にもハイパフォーマンスを実現するためにも重要なポイントである事がスタンダードになってきています。
ここでいう強化とは、柔軟性・筋力・バランス・スピード・持久力・アライメント・他部位との協調性など股関節に関わる全ての要素を含みます。
しかし、いくらトレーニングに力を入れても、鍛えた要素が動作において“使える”に変換されていなければ意味がありません。
「股関節を強化するトレーニングは十分にやらせている。」
しかし、思いのほか“動きにはつなげることができていない”といったような悩みを抱えるトレーナー・セラピストは少なくないのが現状です。
【 トレーニングがプラスに働くかどうかは紙一重】
取り組んでいるトレーニングが“マイナス”にならないために。
「真面目にケア・トレーニングをしているのに、パフォーマンスが上がらないあなたへ」
https://jarta.jp/conditioning/11347/
【トレーニング効果を“競技動作に近い形”でチェックする方法の一例】
“サイドステップ”
簡便に敏捷性を把握し、強化することができる方法の一つです。
この動画自体は、ミラーリングといってサイドステップを2人1組の対面形式でタスクを増やした形でのトレーニングになります。
【注目してほしいのは、“動作の質”】
奥側の選手と、手前の選手の動きを比較してみましょう。
単純に速さという観点においても、奥側の選手の動きに手前の選手は置いていかれていることは一目瞭然です。
ちなみに、体格に加え、直線的なスピードや、単発のパワーだけで比較すると手前の選手の方が優れている要素もあります。
その中で出ている二人の動きの差は何か。
タイムや回数などで選手を評価することは簡単です。
ここで必要になってくるのが、“動作分析”です。
奥側の選手は、“股関節の使い方”を中心に身体操作に非常に優れているため、ロスが少なく効率的かつ、運動の切り返しが非常にスムーズに行われています。
手前の選手が、このまま質的な評価なく、がむしゃらにトレーニングを反復しても、間違いなくこの差は埋まりません。
JARTAでは、アドバンスⅠからその動作がどのような動きのパターン・物理現象から成り立っているのかを整理し、できるだけ見落としや偏りのない方法で行う動作分析をお伝えします。
アドバンスⅠ詳細
https://jarta.jp/j-seminar/course/advance1/
数字で表す事ができる量的な評価に加え、動作分析など質的な評価の質を高める事で、選手の動きが変わるきっかけになるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
JARTA公式HP
http://jarta.jp