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2017年10月18日
真面目にケア・トレーニングをしているのに、パフォーマンスが上がらないあなたへ
日々一生懸命に身体のケアを行っている。
競技力アップを目指して筋力トレーニングをしている。
ストレッチやJARTAトレーニングは真面目に実施している。
・・・なのにパフォーマンスが上がらない。
そんな経験、そんな選手に対するサポートをしている方はおられないでしょうか?
今回は先日、北海道で開催されたJARTA特別講演会でもお話しさせて頂いた障害予防とパフォーマンスアップをつなぎ合わせる重要な概念である
《プラスマイナス理論》
についてうどん県で活動を続ける統括部長の赤山僚輔がお伝えいたします。
【何をすればよくなるか?そこに潜む落とし穴】
誰しもが、何をすれば怪我から早く復帰できるようになるか?
パフォーマンスを上げるには何をすればよいのか?
そのような疑問にぶつかり様々なコンディショニング方法やトレーニング方法を実践したり、指導した経験があると思います。
ここで考えられている視点として重要なことは。
現状+(何か良いコンディショニングやトレーニング)=現状よりいい状態。
という図式が無意識のうちにできていることです。
これはある意味正解ですが、ある意味不正解です。
現状というのは《今》という極一時的な状況であれば確実に現状より可動域を拡大したり、筋力を向上させたり、パフォーマンスを上げることは簡単です。
でも実際にプレイするのは《今》ではなく、《明日》であったり、《一週間後》や《一ヶ月後》であるはずなのです。
ということはその実際のパフォーマンスを発揮される場面までに現状を後退させる要因があった場合。
いくら良いコンディショニングやトレーニングをしても実質的なパフォーマンスは向上しない可能性が高いのです。
現状を後退させる要因⇨マイナス要素
良いコンディショニングやトレーニング⇨プラス要素
この双方が仮に打ち消しあってしまってはいくら良い試みをしていても停滞しますし、マイナス要素が勝ってしまっては新しくコンディショニングを丁寧に実施したところで実質的にはパフォーマンスが低下することすらあります。
そのため私は関わる選手たちに何か指導をする前に必ず、
・硬さがでる原因
・痛みがでる原因
・痛みがでるときとそうではないときの違い
・あたり負ける原因
・走りきれない原因
などなど
プラスな試みをする前になぜ現状がプラトー、あるいは後退してしまっているかを徹底的に分析、考えさせます。
ほとんど場合、自身が陥っている現状のマイナス要因を分析しきれておらずプラスな要素ばかりに目を向けていると私は考えています。
マイナス要因はJARTAでお伝えする《マイナスの学習》という要因もありますが、生活の中にはもっと多くのミニマムな要素があります。
今回はそれらの一部で私自身がパフォーマンスの低下やコンディションの低下に繋がっていると感じる要素をお伝えしておきたいと思います。
・睡眠時間が短い、あるいは寝るのが遅い
・寝るギリギリまでスマホやゲームをしている
・夕食が遅く脂っこいものを好んで食べている
・冷たいものが好きで風呂上りにアイスを食べている
・甘いものが好きで間食で夕食が食べれないときがある
・イライラすることがあると物や人にあたってしまう
・時間がないのでいつもシャワー浴で済ませている
・電気をつけたままで寝てしまうことがある
・スマホを見る姿勢が悪くいつも首がだるい
などなど挙げればキリがないですが、私が座右の銘にしている
《行住坐臥》
を実践するには
日々鍛錬することも重要ですが。
このようなマイナスの要素を排除することも鍛錬すること以上に重要ですし、もはやそのような日々の生活を意識していることが
《行住坐臥》
になる
そう私は考えています。
是非、今一度コンディションが上がらず悩んでいる方やパフォーマンスをもっと向上させたい場合にはプラスな要素だけでなく徹底的に自身の生活や人生を振り返りマイナスの要素を排除してみてください。
きっと自身の変化に気づけるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
JARTA公式HP
http://jarta.jp