「察知できない動き」は体験した者にしか分からない

JARTAでは、身体の使い方の質を向上することで、”フィジカルの差”を超越する身体操作術を身につけていただくことを目指しています。(JARTAホームページより引用)

 

”フィジカルの差”を超越する身体操作術がどういうものなのか想像できますか?

 

例えばスピードについてならば、「動き出しの早さ」や「察知されない動き」など、間合いを制するための動きになります。

・地面を蹴らずに急加速する技術

・察知されない動き

 

普通では想像もつかない動きですが、JARTAでは武道・武術の概念をスポーツトレーニング理論に応用し、これを可能にするトレーニングが存在します。

 

ここでいう武道・武術とは生死を賭けていた時代のものです。

 

生死を賭けるということは、「負ける=死」を意味します。

 

負けると次の勝負はありません。

 

その勝負にかかっていたものは、現代のスポーツの比ではありません。

 

 

JARTA認定講師の松田純一です。

 

 

前述した動き。

 

言ってることは分かるけど、

「本当なの⁈」

「想像がつかない…」

「過大評価してるんじゃないの」

と思う方もいるのではないでしょうか。

 

結論から言うと、”フィジカルの差”を超越する動きは可能です。

 

そして、このような動きを取り入れてハイパフォーマンスを発揮する選手は存在します。

 

今回は松田が認定スポーツトレーナーコースを受講していた頃、武道・武術を経験することで”フィジカルの差”を超越する動きの存在を知ったことを紹介させていただきます。

 

【武道・武術を知るために少林寺拳法へ入門】

認定スポーツトレーナーコースを受講中、JARTAでは武道・武術の概念をスポーツトレーニング理論に応用し、「日本独自のトレーニング」を選手やチームに提供していることを知りました。

 

その頃の自分は、この考えから導かれる動きのイメージが持てず、素直に納得することはできませんでした。

 

しかし、経験したこともないのに頭から否定するのは愚かなことです。

 

だから武道・武術の概念で実際にJARTAの主張する動きが可能なのか、少林寺拳法の道場に通いその動きを知ることとしました。

【認識できない動きの存在】

自分が通う道場の指導者は59歳です。

 

若者と比べてフィジカルのピークも過ぎており、普通は動きが遅いと思うでしょう。

 

しかし、この指導者の動きが認識できないのです。

 

早い遅いではなく、認識できないのです。

 

文章だけでは上手く伝えきれないのですが、具体的な出来事をあげます。

 

・構えの姿勢からどの方向へ動くのか全く分からない。

・動き出しを察知できず、気づいた時には場所を移動している。

・正しい例えか分からないがアメンボのような動き。

・移動中も重心の上下動や姿勢の変化がほとんど見られないために、気づいた時には目の前にいる。(スマホ操作のピンチアウトのように目の前に拡大される感じ)

・力みが無く踏ん張っていないので動きがとても滑らか。

 

この体験をした時は衝撃を受けました。

 

自分もスポーツをしていたので、それなりに反応できるつもりでいましたが、全く反応できなかったことを覚えています。

 

ただ早いということならばその早さについていけず出し抜かれるというのが分かりますが、そうではなく動き自体を認識できないからついていけないのです。

 

これが”フィジカルの差”を超越する身体操作術の一端なのだと、目から鱗が落ちました。

 

同時にこの動きをスポーツ動作に応用できるはずだと胸が高まったことでした。

 

【JARTA認定スポーツトレーナーならばそれが可能です】

その指導者の方も若い頃は筋力をつけるためのトレーニングをかなり行なっていたそうです。

 

しかし40歳を迎える頃、筋力に頼った動きに限界を感じて、そこから10年以上一心不乱に研究を重ね、現在の動きを体得したと話しています。

 

スポーツ動作に応用したくても一筋縄ではいかないことが分かります。

 

しかし、JARTAで学びを深めた今ならば、その身体操作術の仕組みや体得するためのトレーニング、ひいてはスポーツ動作への活用法が理解できます。(もちろん更に良いもの提供するために学ぶことに終わりはありません)

 

逆に考えれば、あの時に武道・武術に触れたおかげで、この身体操作術が実在することを知り、更にJARTAで学んでいこうと思ったのでした。

 

現在、認定スポーツトレーナーの方やコースを受講中の方も機会があれば、武道・武術に触れていただきたいと思います。

 

武道・武術の門を叩くのは勇気が必要ですが、得るものは大いにあります。(自分も初めて門を叩いた時はかなり緊張しました)

 

その時に気をつけないといけないのは、武道・武術ができるスポーツ選手を育てるのではないという点です。

 

武道・武術の動きとスポーツ動作の相違点・相同点を認識していることが必要です。

 

このことを踏まえて武道・武術に触れてみてください。

 

【まとめ】

・”フィジカルの差”を超越する身体操作術は存在する。

・JARTA認定スポーツトレーナーは武道・武術の概念をスポーツトレーニング理論に応用できる。

・武道・武術から得られるものは大いにある。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。