トレーニングはどの習得レベルに合わせるべき?

チームサポートをしているトレーナーは、「トレーニングの習得レベルに差があって、どのレベルに合わせるべきなのかわからない」と悩んだ経験のある人は多いはずです。

 

 

また、「トレーニングの習得レベルが高い選手とそうでない選手のギャップが生まれる」と状況を把握はしているが、なんとなく集団トレーニングを行っている人もいるはずです。

 

 

・特定のトレーニングの習得レベルが高い選手

・平均値

・特定のトレーニングの習得レベルが低い選手

 

 

一体、どのレベルに合わせてトレーニングの難易度を決めていけばいいのでしょうか?

 

トレーニングのレベル設定に悩んだら、まずはチームの監督やコーチと相談しましょう。

 

 

相談をしてみると、

 

 

・普段の練習ではグループ分けをしている

・レベル分けをせず、同じ空間で求めるレベルのトレーニングをしている

 

 

など、チームによって方向性が決まっている場合もあります。

 

 

しかし、実際はトレーナーに一任されるケースもあるでしょう。

 

 

そんなとき、どの習得レベルに合わせるべきなのか、千葉で活動する認定スポーツトレーナーの福原良太が解決策を説明していきます。

 

 

 

【トレーニングの難易度は平均値に合わせるべき】

本来であれば、選手に高いレベルを要求して足りない部分は個人の努力で補うべきです。

 

 

だから、トレーナーの要求水準は常に高いところに設定ラインを置くことが理想的です。

 

 

要求水準とは、チームの方向性を加味したうえでトレーナーが選手に求める到達レベルのこと。

 

 

図解をすると以下のようになります。

 

 

とはいえ、トレーナーとしては「できれば一人も置いてけぼりにしたくない」と思うものです。

 

 

実際、高すぎる習得レベルを要求された選手、図解で言うとB選手の場合、トレーニングに対してのモチベーションが下がってしまいます。

 

 

それだけでなく、自信もなくしてしまうかもしれません。

 

 

結果、必要なトレーニングなのに、個人レベルの努力もしにくくなる。

 

 

このような状態が続くと、最悪のケース、チーム全体でモチベーションの引き下げ効果が働いてしまう可能性もあるのです。

 

 

数名の選手のモチベーション低下がチーム全体のモチベーションを引き下げてしまう事態は避けたいですよね。

 

 

だから、平均値のトレーニングが有効なのです。

 

 

平均値のトレーニングであれば、B選手がすべき個人努力の量がより適量になるのです。

 

 

 

【平均値のトレーニングをする落とし穴】

「平均値のトレーニングでは習得レベルの高い選手が物足りなくなってしまい、モチベーションが下がってしまうのでは?」という視点が生まれます。

 

 

その解決方法として、さきほど提案した理想的な形、“要求水準の設定ラインを高くしたまま”がよい場合もあります。

 

 

この場合、習得レベルの高い選手が、習得レベルの低い選手に対して「なぜできないのか」を考えられるシステム作りができれば、問題は解決するかもしれない。

 

 

しかし、このシステムが起動するようにするためには、周囲を巻き込んだうえで、かなりの時間をかけなければならないのが現実です。

 

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

【平均値のトレーニングをしながら、個別対応をする】

これが最も有効な形です。

 

 

具体的には、以下のような流れでトレーニングを提供していきます。

 

 

・全体に提供するトレーニングは平均値を意識

・その後、トレーニング中に選手を回りながら、個別対応をする

・個々の選手に応じたアシストトレーニングを指導する

 

 

チームサポートをしているときに、同じ立ち位置で指導をするトレーナーもいます。

 

 

ですが、同じ立ち位置から声を上げても個別性を加味したサポートはできません。

 

 

要するに、チームサポートのときはトレーナー自身が選手をみて回る行動が必要になるのです。

 

 

チームサポートのとき、トレーナーは動き回るべきなのです。

 

 

 

【まとめ】

いかがでしたか?

トレーニングの習得レベルに差があるとき、どのレベルに合わせたらいいのかイメージはできましたか?

 

 

・トレーニングは選手の平均習得レベルをまずは提供する

・その後、トレーナーが動き回って個別対応の時間を作る

・すると、習得レベルに応じた対応が可能になる

 

 

トレーニングの習得レベルに選手間でギャップがあってどう対処していいか悩んでいるトレーナーは、今一度、トレーニング難易度の決め方を検討してみてはいかがでしょうか。

 

JARTA公式HP

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