速いシュートを打つ方法!膝下を速く振るだけでは速いシュートは打てない

サッカー選手であれば、シュート練習をしているときに以下のような考えがよぎった人もいるのではないでしょうか。

 

 

「クリスティアーノ・ロナウド選手のような強烈なシュートを打てるようになったらいいのに・・・」

 

 

クリスティアーノ・ロナウド選手の強烈なシュートを打つための要素として、「ボールが速い」という点が大きく関与していると考えられます。

 

 

そんなシュートを打つ方法として、よく言われるのが「膝下を速く振り抜く」という指導です。

 

 

しかし、膝下を速く振り抜くだけでは速いシュートは打てるようになりにくいのです。

 

 

では、速いシュートを打つにはどうしたらいいのでしょうか。

 

 

結論から言うと、“全身を使ってボールを蹴れること”が、速いシュートを打つ方法になります。

 

 

「そんなの当然だ」

「参加する筋肉が多くなれば、それだけ力強く蹴れる」

「てこの原理が働くのだから速いシュートを打てる」

 

 

そんな声も聞こえてきそうですが、

 

 

速いシュートを打つ方法として、全身を使ってボールを蹴ることが大事であることは多くの方が理解していただけるのではないでしょうか。

 

 

今回の記事では、全身を使って蹴ると、なぜ速いシュートを打てるのかを「重さ」という観点から千葉で活動する認定スポーツトレーナーの福原良太が解説していきます。

 

 

 

【ボールに伝わる力を最大化するために「重さ」を使う】

速いシュートを打つ方法として、なぜ「重さ」が重要であるかは、以下の物理学の方式が関係してきます。

 

 

運動量=質量×速度

 

 

言葉が少しわかりにくいと思うので、表現を変えていきます。

 

 

ボールに伝わる力(運動量)=重さ(質量)×足の振り速度(速度)

 

 

ボールに伝わる力、俗にいうインパクト力が大きければ、速いシュートを打つことができるはず。

 

 

ボールに伝わる力を最大化するためには“重さ”と“速度”が物理学的にも重要だと証明できるのです。

 

 

「だったら、速度だけを最大化できるよう極めればいいのではないか」

 

 

というと、そうではありません。

 

 

確かに、“膝から下”や“足先(足首から先)”のように比較的軽い部分だけが高速で動いても“速度”の数値は大きくなるため、ボールに伝わる力が十分な場面もあります。

 

 

さきほどもお話ししましたが、サッカーの指導場面では、「ボールを蹴るときは膝下から速く振れ」という指導方法があります。

 

 

この指導方法は、“速さ”という側面のみを重要視している指導方法といえるのです。

 

 

しかし、膝から下や足先だけでは“重さ”に限りがあるため、ボールに伝わる力は最大化しません。

 

 

一定水準のレベルであれば、足の振りを速くするだけでも通用するかもしれませんが、水準以上へ抜け出した瞬間、全く通用しなくなるのです。

 

 

足の振りを速くするだけでは、ゴールキーパーに反応する時間を与えないほど強烈なシュートを打つまでには至らないのです。

 

 

そこで、重要になってくるのが、上半身。

 

 

上半身を使ってボールを蹴ることで、

 

「ボールに伝わる力(運動量)=重さ(質量)×足の振り速度(速度)」

 

のなかの“重さ”の数値が大きくなり速いシュートを打つことができるのです。

 

 

 

【上半身を使うときのポイントはみぞおちにあり】

(アプリ アトラス VISIBLE BODY より引用)

では、上半身を使ってボールを蹴るとき、具体的には、上半身のどこを意識すればいいのでしょうか。

 

 

場面によっても異なりますが、みぞおちが大きなポイントのひとつになります。

 

 

みぞおちの高さには、大腰筋が付着しています。

 

 

この大腰筋は、上半身と下半身とを結ぶ唯一の筋肉です。

 

 

大腰筋がみぞおちの高さに付着していることから、「足は股関節からではなくみぞおちから始まっている」と表現する場合もあります。

 

 

ボールに伝わる力を最大化させるためには、この大腰筋を使って上半身の“重さ”を下半身へ伝える必要があるのです。

 

 

大腰筋を使えば、上半身の“重さ”が下肢に伝わるメカニズムとしては、以下のような考察ができます。

 

 

・大腰筋が収縮する

・大腰筋が付着しているみぞおちの高さから骨が動きはじめる

・みぞおちから足元に向けて重さが伝達される

 

 

上記のように、みぞおちから足元に伝わった重さはボールに伝わる力へとなります。

 

 

速いシュートを打つ方法としては、足を速く振るだけでなく、みぞおちから足を振る意識も必要になるのです。

 

 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

 

 

速いシュートを打つ方法として、“重さ”も必要であることを物理学の観点も交えて解説していきました。

 

 

今回の話が難しく感じた方もいるかもしれませんが、簡単に言うと、速いシュートを打つためには以下の点を意識していきます。

 

 

・みぞおちから足を振るような感覚でボールを蹴る

 

 

上記の感覚がわからない場合は、JARTAで提唱している大腰筋Tレフストレッチを実施しながらシュート練習をしてみてください。

 

 

大腰筋Tレフストレッチの方法は過去に書かれた以下の記事をみるとわかりやすいです。

>>大腰筋Tレフストレッチ

 

 

追伸:

今回の記事では、重さがパフォーマンスアップにつながることをお伝えしました。

 

 

ですが、理想的には重さと速さを同時発揮できること。

 

 

重さと速さ。

 

 

一見、同時発揮が難しそうに見えますが、じつはJARTAトレーニングによって、重さと速さの両立は可能になるのです。

 

 

具体的なトレーニングとしては、JARATのセンタリングトレーニングがそれにあたります。

 

 

ここでは、説明が仕切れないため、重さと速さがなぜ両立できるのか、どんなJARTAトレーニングがあるのかは以下の記事が参考になりますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

>>スピードとパワーは両立できる