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2017年10月04日

ホッケーU-16日本代表選考会〜ジュニア世代にトレーナーから伝えたいこと〜

170名から36名を絞る緊張感溢れる現場!
関西で活動している認定スポーツトレーナーの森宜裕です。
9月16日〜18日までの三日間、栃木県日光市ホッケー場で行われていた、
U-16ジュニアユース(日本中学選抜)ホッケー代表チーム選考会に参加してきました。


選考された36名による代表チームは、11月下旬にオーストラリアへ遠征を行い、
オーストラリアの選抜チームや、マレーシア代表、シンガポール代表などと戦いを繰り広げる、
トーナメントカップへ出場します。
私は、この遠征に5年前よりコンディショニングコーチとして参加し、
怪我の応急処置、ウォーミングアップやクーリングダウン、テーピングなどを行っています。
今年はその選考会に初めて参加させていただき、試合前のウォーミングアップ、夜間のフィジカル講義などを担当させていただきました。

日本のホッケーのレベルが上がるために、ジュニア世代の彼らに私が伝えたことをご紹介いたします。
出来ないことに出会ったときに、ワクワクしてほしい
今回、到底初回では達成できないような難しいワークをやってもらいました。
3日間しか顔を合わせないのに無責任な気もしますが、出来ないことに出会ったときに彼らがどうするのか?を見てみたかったのです。
・嫌そうな顔をする選手、恥ずかしそうに取り組まなくなる選手、やっているふりをする選手
・ニヤッとして「これすげぇ。。」と感じる選手、もくもくとできるように取り組む選手、
出来ないこと悔しさから心に火がつく選手
どちらも課題となっているトレーニングはできていないのですが、選考されるのはだいたい後者です。
出来ないこと、それは「伸び代」だとJARTAは捉えています。
出来ないことに出会えないことはアスリートにとって恐怖でさえあります。
それは、自分の伸び代がもうないということを示しているからです。
ジュニア世代。
出来ないことだらけの伸びるしかない世代です。
出来ないことに出会ったときにワクワクできるか。
そんなことを問いかけるように、与えられた時間でトレーニングをさせていただきました。
 
またオーストラリア遠征に帯同した際に、どのような活動をしているのかご報告させていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

JARTA公式HP
http://jarta.jp