中野崇のピッチング身体操作



講師



内容詳細

投手としての必須モーションを身体に落とし込むための身体操作トレーニングを学ぶためのセミナーです。
野球のトップカテゴリーであるプロ野球のピッチャーたちは、個性豊かな投げ方をしています。
そして口を揃えて言います。
「自分に合った投げ方がある」
もちろんこれは非常に重要なことであり、身体が違う以上それぞれが違う投げ方になって当然です。
実際、私が普段サポートしているプロ野球投手たちもそれぞれフォームは大きく異なります。

しかし、だからと言ってどんな投げ方でも良いわけではありません。
思った場所に投げる。球速を上げる。ボールに”キレ”を出す。
何度もそれを再現する。バッターに球速を実際以上に速く感じさせる。
肩や肘など一定の場所に負担が集中しないようにして怪我を防ぐ。
”違う投げ方”ではあっても、「共通項」はこんなにもあるのです。

骨格や筋肉など同じ構造を持つ人体が重力下という同一の条件で、野球のボールという同一の物体を、常に同じ18.44m先のターゲットまで高速かつ正確に投げるタスクを実現しようとする以上、怪我を起こさずにハイパフォーマンスを実現しようとする投手には「絶対に押さえておくべき必須共通モーションがある」ということです。
そしてこの必須共通モーションを学習・獲得するためには、ピッチングにおける力の伝達を中心としたメカニズム(運動構造)を理解し、それらを基にした身体操作トレーニングの実施が効率的かつ重要です。
身体操作トレーニングは部分的な筋肉や関節の作用だけでなく、動きの組み合わせや連動タイミングなど、ピッチングでの力の伝達および発揮を有効化するメカニズムを学習・獲得することを重視します。
筋力や柔軟性を向上してもなかなかパフォーマンスが上がらないケースなどで非常に重要なポイントとなりますので、ぜひ参加してみてください。
※ピッチングでの身体操作の精錬という土台の上に、それぞれの投手の特徴(身体の大きさや柔軟性、筋力、動作パターンなど)が乗り、それが「自分の投げ方」として定着することを重視するため、投げ方の改善は身体操作の土台が向上した「結果」として変化するものと位置付けています。

■講義編
ピッチングの構造は全てが連続して影響し合う構造です。
人体の構造・ピッチングの構造の両面から紐解いたロジックを解説します。

■トレーニング編
ワークアウト形式でピッチング身体操作トレーニングを実施します。
パフォーマンスを上げるために不可欠なピッチング用の身体操作トレーニングをご紹介します。
主にプロ選手が実践しているものですが、少年野球選手から導入していただきたいトレーニングばかりです。

※どちらか一方の受講も可能ですが、トレーニング編の説明では講義編での理解を前提とする部分も多く含まれるため、両セミナーの受講を推奨いたします。

<こんな方におすすめ>
筋力や柔軟性を向上してもなかなかパフォーマンスが上がらない
ウエイトトレーニングをやっているが効果が感じられない
肩や肘や腰の怪我を繰り返す
どのようなトレーニングをすれば良いのか分からない
球速を上げたい
球速は遅いがキレで勝負したい
下半身の力をボールに伝えたい
力が上手く伝達しない感覚がある
股関節や体幹で力が逃げている感覚がある