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2019年12月23日

JARTAサッカーキャンプ2019開催報告

文責:和泉彰宏

 
12月19日、20日に東京都世田谷近郊にてJARTA認定スポーツトレーナー がサポートしているJリーガーの合同自主トレを去年に引き続き開催させて頂きました。
 
今回の参加者は既にJARTAトレーニングを受けたことのある選手の参加で
一定の共通理解があるうえでの進行となり、
かなり踏み込んだ内容も実施されました。
 
 

 
 
 
内容(概要)

1)対人用上半身操作トレーニング

・腕と肩甲骨、肩甲骨と体幹の連動と強化
 
・体幹クロス連結・ストレート連結の強化
 
・上半身から下半身への力の伝達
 
・スライドポイントを使ったスムーズかつ分かりにくい動き出し
 
→シュート力や精度、スプリントや反応スピードなどパフォーマンス全般に波及させます。
 


 
 

2)イナシ系トレーニング(対人)

・コンタクトスキル強化
 
・イナシを使った軸/バランス能力の強化
 
・イナシを使った体幹強化
 
→対身体的に大きな選手戦略として有効です。
 

 
 

3)リロード系トレーニング(対人)

・バランスを崩したところからのリアクション
 
→バランスが崩れた状況からいかに次の動きにつなげるか。

 
サッカーは対人スポーツであり、バランスを崩されたり踏ん張ってしまったりは必ず起こります。
 
そうなった際の反応力を強化します。
 


 
 

4)軸足操作トレーニング

・上半身操作を土台として軸足コントロール
 
・トラップ能力向上
 
・動き出し能力向上
 
・対人スピード向上
 
→トップ選手の軸足に着目すると高頻度で使っていますのでぜひチェックしてみてください。
 
しかし上半身操作が高くないとうまく作用しないのがポイントです。
 
*トラップや方向転換、フェイント、動き出しなどで軸足操作は非常に重要となります。
 

 
 

5)目の強化トレーニング

・目の情報処理速度の強化
 
・反応速度向上のための目の使い方
 
・ボール到達地点の予測能力の向上
 
→目の機能が高まらないと、せっかく鍛えても反応の遅れなどが起こります。
 

 
以上のような内容のもと 2日間トレーニングを実施し、各々の課題や伸びしろと向き合う時間となりました。
 
サッカーのテクニックが先にあるのではなく、
 
テクニックの土台には
 
身体操作があるということ、テクニックを高める要因としての
 
身体操作の重要性を理解する改めて気づける機会となったかと思います。
 
 
 
 
また去年から1年ぶりに会う選手も
 
各々の担当トレーナーとともに成長した姿や、
 
自身の担当している選手の成長も客観的に俯瞰し感じとることができました。
 
 
 
このような光景を目の当たりにし、
合同自主トレの持つ意味や、今後の継続的な開催の意義を感じる機会となりました。
 
 
シーズン中は敵として戦う可能性のある選手と
 
同じ場でトレーニングを実施し、
 
よりお互いのパフォーマンスを引き出しあい、
 
来季のサッカー界を盛り上げてくれるであろうことを心の底から楽しみにしています。
 
今後の彼らの活躍に応援よろしくお願いいたします。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 

JARTA公式HP
https://jarta.jp