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2017年08月18日

スポーツにアロマを取り入れる3つの意義

アロマと聞いて、何となく『良い香りに癒される』とイメージされる方が多いかもしれません。
当然、癒しやリラックス効果は認められていますが、アロマの効果はそれだけにとどまりません。
大きく分けて、3つに分類されると考えています。
 
 

 
 
①精神面へのアプローチ
まずは良い香りで癒されること。
例えば就寝前、練習や試合後の緊張した交感神経優位な状態から、副交感神経優位な状態へ導くリラクゼーション効果です。
一番扱いやすいのはラベンダー精油でしょうか。ただし、好みでないと逆効果となってしまいます。必ず良い香りだな、と感じるものを使用してくださいね。
反対に交感神経優位へ導くこと、練習や試合前に気分の切り替え・集中力を高める目的として使用します。
集中力を高める精油としては、レモン、ローズマリー、ペパーミントが有名です。
シャキッとした香りがスッキリした気持ちにしてくれます。
 
 
②身体面へのアプローチ
次に疲労軽減や動きやすい身体づくりを目的とします。
疲労軽減では精油成分を考慮し、鎮痛作用、血行を促進させる作用、抗炎症作用のある精油を選択します。
例えば、血行を促進させる作用が認められているのはレモンやオレンジスイートです。
また、キャリアオイルを使用してトリートメントを施すことで筋膜やリンパなど全身循環の改善を図ります。
運動前・中としては、呼吸をしやすくするユーカリやペパーミントなどを用います。
 
 
③脳へのアプローチ
これは嗅覚神経を利用する最大のメリットです。
嗅覚神経は大脳辺縁系や視床下部へ到達します。大脳辺縁系は記憶や情動と結びつきが強いため、これらによって引き起こされる不眠や慢性痛をはじめとする不定愁訴の改善が期待できるのです。
慢性痛を改善する精油はプチグレンやイランイラン。プチグレンは内因性モルヒネ様物質の生産を促す効果が高いといわれています。
イランイランの香りは苦手な方もいらっしゃるでしょう。そういった場合でも良い香りだと感じられるよう、ブレンディングも可能です。
身体を酷使し、常にプレッシャーなどのストレス下にあるスポーツ選手たち。
アロマを利用したリラクゼーションやリカバリー効果はもちろんです。
さらに、脳が覚えてしまった痛みやトラウマなどを抱えている方もいるかもしれません。
 
選手のパフォーマンスアップへ導く1つの手段として、アロマの知識と技術を一緒に身につけませんか(^^)
 
 
お読みいただき、ありがとうございました。
 
スポーツアロマセミナー|基礎・評価編
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