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2017年11月19日

『きっかけ』はいつも突然に

「どうやったらスポーツ選手に関わることができるのか?」
 
 
スポーツに関わりたいセラピスト(理学療法士、作業療法士等)にとって、これは誰もが最初にぶち当たる壁だと思います。
 
 
待っているだけではチャンスは来ない。やはり動かなければ。
 
 
しかしどうすればいいのか?

 
スポーツ選手に関われる施設に転職する。
自分で開業して施設を作ってしまう。
 
 
やり方は人それぞれでしょう。
 
 
自分はスポーツ選手に関われるような職場にはいませんが、ひょんなことからあるバドミントン選手に関わることになりました。
 
 
その選手、アマチュアではありますがシニアの全国大会に出場することになりました。
 
 

 
 
関東で活動する認定スポーツトレーナーの岡元祐樹です。
 
 
今回はある相談がスポーツ選手に関わるきっかけとなった自身の体験を紹介したいと思います。
 
 

【きっかけは後輩との会話から】

 
「最近、指が痺れるんですよね。」
 
 
ある日、職場の後輩にこう相談されました。
 
 
理学療法士や作業療法士として働いていると、周囲の人からこういった身体の相談を受けることは多いのではないでしょうか。
 
 
痺れ自体は大したことなく、その場で施術するとすぐに改善しました。
 
 
それからというもの、その後輩から身体やスポーツに関する相談をよく受けるようになりました。
 
 
そしてある日、この後輩から
 
 
「自分の父親がバドミントンをやっていて膝を痛めてしまったんですけど、相談にのってもらえませんか?」
 
 
とお願いされました。
 
 
後日実際にお会いしてサポートが始まりました。
 
 
話を聞くと、医師には半月板損傷と診断され、プレーを控えて大腿四頭筋のトレーニングをするように言われたそうです。
 
 
しかし中々痛みが取れず、満足にプレーできない日々が続き、悩んでいたそうです。
 
 

 
 
自分は痛みの出る動きや全身の特徴を評価し、股関節や脊柱のストレッチを指導しました。
 
 
すると、痛みは少し残るものの、思いっきりプレーできるようになっていきました。
 
 

【そんなにレベル高かったんですか】

 
サポートを継続して数か月
 
 
「11月に全国大会に出ることになりました」
 
 
ん?地域や県の大会に出場するとは聞いていたけど、全国大会?
 
 
「えっそんなにレベル高かったんですか?」
 
 
と思わず聞いてしまいました 笑
 
 
自分としては、気持ちよくプレーできるようにしてあげたいという気持ちでサポートしていました。
 
 
まさか全国大会出場を狙うレベルの選手で、しかも実際に行ってしまうとは。
 
 
そういった選手のサポートができることはやりがいを感じますし自信にもなります。
 
 

【見ている人は必ず見ている】

 
今回の例のように、たまたま選手を紹介されるというのは『運がいいだけ』かもしれません。
 
 
しかし、このサポートのきっかけは後輩の相談に答えたことからでした。
 
 
つまり
 
 
・後輩から声をかけられなければアウト
 
 
・相手の相談に納得のいく形で答えられなければアウト
 
 
なのです。
 
 
目標を高く設定して進んでいくことも大事ですが、目の前のことに全力で取り組む姿勢も大事なことだと思います。
 
 
その姿勢が人間性となって「あの人に相談しよう」と思ってもらえるのではないでしょうか。
 
 
見ている人は必ず見ています。
 

JARTA公式HP
http://jarta.jp
 
 
サポートする選手に対して結果を出すための評価や施術は、認定スポーツトレーナーコースのアドバンスⅠやⅡを受講していれば実践できます。
 
 
認定スポーツトレーナーコース詳細はこちら→http://jarta.jp/j-seminar/course/