選手に合わせて伝え方を変える方法

「どうしたら伝え方が上手くなるんだろう・・・」

「自分がイメージしていた動きと選手の動きとに微妙な違いが出る・・・」

 

 

あなたは、選手に伝えた動きやトレーニングがイメージしていたものと違ってしまい、パフォーマンスアップにつながりにくくなってしまった経験はありませんか?

 

 

もしくは、「結論から話すように言われているし、実践もしているのだけど、なんだか伝わっているかどうか不安・・・」という気持ちになっている人もいるのではないでしょうか?

 

 

なかには、実際に選手から「わかりにくい。もう一度説明してほしい。」と堂々巡りになってしまった経験をされている人もいるかもしれません。

 

 

スポーツトレーナーは、パフォーマンスアップにつながる動きの改善をしていきます。

 

 

したがって、いくら動きを見て伸びしろのあるポイントがわかっても、いくらトレーニングの方法論が備わっていても、評価してみつけた伸びしろを伸ばすための“伝え方”が適切でないと、選手を戸惑わせてしまうのです。

 

 

選手が戸惑ってしまっては、身体の動きにぎこちなさが生じてしまい、どんなに良いトレーニングであっても試合に活かせるパフォーマンスアップは望めません。

 

 

ではなぜ、こんなことになるのでしょうか?

 

 

じつは、トレーナーが“それぞれの選手に合わせた伝え方”ができていないから生じてしまっている可能性があるのです。

 

 

そこで、今回は選手に合わせて伝え方を変えるために必要な“ある評価”と実践方法について千葉で活動する認定スポーツトレーナーの福原良太が解説していきます。

 

 

情報を伝える方法は3つある

選手に合わせた伝え方を知るために、まずは情報を伝える方法にはどのようなものがあるのかわからないと実践できない。

 

 

ということで、まずは人が相手に何かを伝えるときの3つの方法を知っておきましょう。

 

 

  • 1.ビジュアル
  • 2.オーディオ
  • 3.感覚

 

 

上記3つのどれかを使って人は情報を相手に伝えています。

 

 

「ビジュアル? オーディオ? 感覚? 初めて聞いた。急にそんなこと言われてもなんだかわからない・・・」という方も多いはずです。

 

 

選手に合わせた伝え方を評価する前に、まずは上記3つを簡単について解説していきます。

 

 

 

1.ビジュアル

目で見た情報が理解しやすいケースです。

 

目で見た情報が理解しやすいので、JARTAでいう「手本力」がとても重要になってきます。

 

手本をみてもらうことで、トレーナーの伝えたい内容をより適切に伝えやすくなります。

 

また、ビジュアル系の人は、早口であったり、目標設定が得意であったりといった特徴があります。

 

 

2.オーディオ

耳から聞いた情報が理解しやすいケースです。

 

動作練習の時は、動きの時に生じる「音」を付けて説明をするとより適切に伝わりやすくなります。

 

読売ジャイアンツ終身名誉監督である長嶋監督は、コーチングをするときに擬音をよく使うことで有名ですが、これはオーディオ系の伝え方であるとも言えます。

 

オーディオ系の人は、普段から擬音をよく使います。また、目標設定は比較的苦手な場合が多い印象です。

 

 

3.感覚

「感情」や「気持ち」といったものが付け加えられた情報が理解しやすいケースです。

 

トレーニングを行ったときに感じると思われる感情、たとえばインナースクワットのときに「うまくいくと、背筋も伸びて呼吸がしやすくなるから、気持ちも穏やかになる感じがする」といった付属情報を伝えるとより適切に伝わりやすくなります。

 

感覚系の人は、比較的女性に多い印象です。

(とはいえ女性全員に当てはまるわけではありません。)

 

また、他者の気持ちを理解するのにも長けている人が多く、他者の気持ちを代弁するようなフレーズを普段からよく使います。

 

 

 

それぞれの選手に合わせた伝え方をするための評価

評価の仕方は簡単です。

 

 

その選手が、普段からどの言語を使っているのか、もしくはトレーニングを提供したときにより反応のよい伝え方は3つのうちどれか判断すればいいだけです。

 

 

その選手に適切な伝え方は、オーディオなのか、ビジュアルなのか、それとも感情なのか。

 

 

あとは、それに合わせて言語を選び、トレーニングを伝えてあげればいいのです。

 

 

すると、選手はこんなことを思うのです。「あ、このトレーナー、わたしのこと理解してくれている?」

 

 

つまり、選手が普段からよく使う言語を活用して情報提供をすることで、調和が図れるようになって、こちらの伝えたい内容がより理解しやすくなるのです。

 

 

 

トレーナー自身が普段から使っている言語がわかると選手にも情報を伝えやすい

自分のことがわかっていないと、他人のことを理解できない。

ということで、まずは、あなた自身が普段からどの言語を使っているのかを知る必要があります。

 

 

じつはこの記事の冒頭でも、3つの言語を使って導入文をかかせていただいています。

それが、以下の文章です。

 

 

“あなたは、選手に伝えた動きやトレーニングがイメージしていたものと違ってしまい、パフォーマンスアップにつながりにくくなってしまった経験はありませんか?

→ビジュアル

 

“「結論から話すように言われているし、実践もしているのだけど、なんだか伝わっているかどうか不安・・・」という気持ちになっている人もいるのではないでしょうか?

→感覚

 

“「選手からわかりにくい。もう一度説明してほしい。」と堂々巡りになってしまった経験をされている人もいるかもしれません。”

→オーディオ

 

 

ここまで読んでくださっている方であれば、これら3つのなかで「あ、この記事の続きを読んでみようかな?」と思ったフレーズがきっとあるはず。

 

 

そして、そのフレーズこそがあなたの普段から使っている言語なのです。

 

 

あなたが普段から使っている言語は当然、使い慣れていると思います。

 

 

もしも、「選手に伝えたいことが伝わっていない気がする・・・」と思ったときは、普段使っている言語以外の伝え方も試してみてください。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

 

今回は、選手に合わせて伝え方を変える方法をお伝えしました。

 

 

そして、伝え方には以下の3つがあると解説していきました。

 

 

  • 1.ビジュアル
  • 2.オーディオ
  • 3.感覚

 

 

まずはあなた自身がどの言語をよく使うのか、確認してみてください。

 

 

そして、今まさに「言いたいことは間違えていないはず。でもなかなか伝えたい内容が伝わりきらないときがあった」という人は、次の機会に、普段あなたが使っている言語以外の伝え方で情報を伝えてみてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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