スポーツにおける状況判断を身につけたい選手必見!【”眼”には5つの使い方があった】

あなたの周りには、以下のような選手はいませんか?

 

・状況判断を的確に行いその場にマッチしたプレーができる

・相手の戦術や動きを察知して素早く対応できる

 

上記のようなプレーができる選手はレギュラーに定着しやすいだけでなく、試合においてもハイパフォーマンスを発揮することでしょう。

 

別の言い方をすると、相手の出方を見計らって裏をかくプレーができるのです。

 

しかし反対に、相手に裏をかかれて、「相手に出し抜かれた」という経験をした方も多いはず。

 

両者には、一体どのような違いがあるのでしょうか。

じつは、その秘密がにあるケースがあるのです。

 

今回は、眼からの情報収集がパフォーマンスにつながる理由を千葉で活動する認定スポーツトレーナーの福原良太が解説していきます。

 

【なぜ、眼が情報収集に重要なのか】

 

さきほど以下の例を挙げました。

 

・状況判断を的確に行いその場にマッチしたプレーができる

・相手の戦術や動きを察知して素早く対応できる

 

これらのプレーができる選手とそうでない選手には、じつは情報収集の量が根本的に違う場合があります。

 

情報収集というのは、次の動きの判断材料となる情報を集めるということです。

 

JARTAでいう、外的認識力にあたります。

 

たとえば、サッカーでドリブルをしているときに、目の前の相手選手を抜きにかかったとします。

 

抜いたあとに、ディフェンスがいないのであれば、ドリブルは正しい選択のひとつとなり得ます。

 

しかし抜いた直後に、ディフェンス3人に囲まれてしまう場合、通常はドリブルではなく他の手段も検討が必要です。

 

目の前の選手を抜いたあとに、「ディフェンス3人が構えている」という情報収集ができていなければ、間違った判断をしてボールを取られてしまいます。

 

上記はあくまでもひとつの例えではありますが、情報収集の量で競技の勝敗が決まることだってあるのです。

 

この情報収集の手段として、聴覚や視覚などが簡単に思い浮かびますが、一般的には視覚から得られる情報が80%を占めていると言われています。

(「一般的には」と書きましたが、もちろん聴覚からの情報が重要になる競技もあります。)

 

しかも、80%という数字は日常生活の中で情報を取り入れる場面での話です。

 

したがって、スポーツ場面においては、90%以上になるかもしれません。

 

筋力や重心移動などと言われるものがアウトプットとするなら、情報収集はインプットになります。

 

多くのトレーニングはアウトプットである筋力などに焦点が当てられがちですが、

 

的確で効率的なアウトプットをするためには、インプットである「眼による情報収集力」が欠かせないのです。

 

そんな眼による情報収集力を高めるためには、まずは眼の使い方に種類があることを知る必要があります。

 

【情報収集のための眼の使い方には5種類ある】

スポーツにおける眼の使い方には、以下の5種類があると言われています。

 

・視力

・動体視力

・瞬間視

・周辺視野

・眼球運動

 

それぞれ簡単に説明していきます。

 

視力

眼で物を識別するチカラ(世間一般的に言われる視力検査でわかるもの)。

 

動体視力

動くものを追跡してはっきり見るチカラ

 

瞬間視

一瞬のうちに状況を把握するチカラ

 

周辺視野

あるもの(サッカーならボールや目の前の相手など)を見ながら、同時にまわりを見ることのできるチカラ

 

眼球運動

眼球が上下左右に動く運動のこと。動体視力や瞬間視、周辺視野の基盤にもなる。

 

 

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ここまでお伝えしてきた眼による情報収集の方法は、重要視されるスポーツとそうでない競技があります。

 

スポーツは、オープンスキル系とクローズドスキル系に大別されています。

 

【オープンスキル系とクローズドスキル系】

眼の重要性という観点から、スポーツはオープンスキル系とクローズドスキル系の二つに大別できます。

 

このうち、さきほど挙げた5種類の眼の使い方が重要視されるのは、オープンスキル系です。

 

オープンスキル系は、たとえばサッカーやラグビー、野球、バスケットボール、バレーボールなどボールを使うスポーツのことです。

 

クローズドスキル系は、たとえば、陸上、体操、水泳など、主にボールを使わないスポーツになります。

 

オープンスキル系は、常に状況が変化していて、全く同じと言っていいほどの競技場面が起きないものです。

 

対して、クローズドスキル系は、一定の動作を正確にリズミカルに行うことが求められるものになります。

 

厳密に言えば、オープンスキル系とクローズドスキル系が混在しているようなスポーツもありますので、クローズドスキル系だから眼が必要ないというわけではありません。

 

あくまでも、より重要視されるスポーツとしてはさきほど例に挙げたオープンスキル系の競技ということです。

 

【まとめ】

いかがでしたか?

 

今回は、以下の点をお伝えしました。

 

・筋力発揮などの的確なアウトプットをするためには、情報収集のできる“眼”によるインプットが重要

・眼の使い方には5種類ある

・眼による情報収集がより重要視される競技がある

 

「パフォーマンスが上がらない」

「その場に応じた的確な判断ができない」

「相手の戦術に引っかかる」

 

といった選手は、ぜひご自身のがプレー中に「周囲の情報をキャッチできているか」考えてみるとパフォーマンスアップのヒントが隠れているかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

参考図書:

・眼力の鍛え方 石垣尚男