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2015年05月22日
活動報告 〜宝塚ジュニアFC(U-15サッカー)〜
今回は宝塚ジュニアFC(U15サッカー)のトレーニング指導の様子を報告します。
JARTAトレーナーの枝次です。
サポートトレーナー山岡とともに昨年8月よりサポートを開始し、2~3ヶ月に1回のペースでトレーニングの指導をしています。
監督の依頼内容としては、
- スピードアップ(動きだし、トップスピード)
- ウォーミングアップメニュー
この2つについてゲーム感覚で楽しみながらできるものを中心に指導してほしいとのことでした。
ゲーム感覚でできるトレーニングの意図とは
監督は対象が中学生なので『楽しみながら』できることをポイントとしておられました。
なぜ楽しみながら行うことを重要視しているのか?
それは監督自身がトレーニングを継続することの重要性や難しさを理解しているからです。
楽しみながらできるトレーニングであれば日々の生活の中に組み込んでトレーニングできますし育成年代の選手でも続けやすいということがあります。
どんなにいいトレーニングでもやらなかったら効果はありません。
さじ加減が難しい
とはいっても楽しくゲーム感覚でトレーニングをするのはなかなか難しいモノです。
競争心をあおりすぎると身体が硬くなって意識してほしい部分が意識できなくて効果が半減することもあります。
競争心を出して盛り上がることは、悪い事ではないですがマイナスに働いてしまうこともあるので盛り上がり過ぎには注意が必要です。
また既存のトレーニングをゲーム形式に変えた場合、押さえるべき要素が多くなり既存のトレーニングより難易度が上がる場合もあります。
選手によっては前提となる身体の状態も違うので難易度が上がることで目的となる動作ができない選手も出てきます。
こういった点を理解した上で難易度に注意しながら指導しなければなりません。
トレーニング指導にあたり上記の部分ですごく悩みました。
ゲーム形式にしたことで難易度が上がってしまうことや、チーム全体に対する処方によってトレーニングの難易度が合っている選手とそうでない選手が出てくるということがあります。
そんな時に難易度を下げたトレーニングや全く別のトレーニングを紹介していくことも重要であると感じました。
トレーニング紹介
写真はJARTAでお伝えしているカットフォールという動き出しの速さを出すことを目的としたトレーニングです。
どんな動作をするかというと、その場に素早くしゃがみ込むというトレーニングです。
これを対戦形式にして、どちらが先にしゃがみ込むことができるかという簡単なゲームをしました。
大腿四頭筋の力みを抜くということがポイントになってきます。
選手にこの動きが競技のどんな動作に結びつくのかをわかりやすく説明することは難しいですが、すごく重要です。
まとめと今後について
全てのトレーニングがゲーム形式というわけではないですが、基礎的なところのトレーニングの上にこういったゲーム形式でできる動きのあるトレーニングを入れています。
競争心(相手に負けたくないという精神状態など)という要素が入ることで注意すべき要素が多くなり選手にとっては難易度が上がることになるかもしれません。
指導を通して、難易度を下げたトレーニングや全く別のトレーニング、セルフコンディショニングを紹介していくことも重要であると感じています。
引き続き継続してチーム全員個々に合ったトレーニングの提案をしていきます。
今後の宝塚ジュニアFCの活躍にご期待下さい!!
応援よろしくお願い致します!!
最後までお読み頂きありがとうございます。