立甲を獲得するために

「その立甲、ちゃんとできていますか?」

JARTA東海認定トレーナーの高島公平です。

JARTAのセミナーで一番初めに取り組むことになる統合化トレーニングである立甲に関する話です。

もうご存知の方が多いと思いますが、立甲とは上肢前方肢位でのゼロポジションキープの状態です。

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投球動作などのパフォーマンスにおけるゼロポジションの維持は、非常に重要な要素といわれています。
上肢前方肢位においてはゼロポジション保持が不可能といわれていますが、立甲ができればその姿勢でもゼロポジションで使えるようになります。
その結果、ハイパワー・ハイスピード・正確性を同時に実現した腕の操作性を獲得できるようになります。

数多くのベーシックセミナーが開催され、私もスタッフの一員として参加してきましたが、最近ではセミナー内に立甲を習得する方やすでに立甲を習得している方々をよく見かけるようになりました。
私は初めて立甲を知ってから習得するまでに半年以上時間を費やしています。アシストトレーニングだけでなく、色々自分なりに試行錯誤をしてできるようになりました。
ですから現在、立甲ができていない方々も挫けずに鍛錬を継続してください。

その「立甲」形だけかも

今回立甲を取り上げたのは、見た目は立甲になっているのですが、不十分な場合があるからです。

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上の写真で黒丸で記している部分は力が抜けていてはダメな部位になります。
立甲を行う際に、上腕骨を外旋させて行くため力が入る部位です。しかし、ここの部位が抜けていても、形としては立甲になることがあります。

私が指導している選手の一人で、立甲の形にはなっているがこの部位の力が抜けている選手がいました。
その選手は肩の痛みがあり、使った後に痛みが強くなることや全力で使うことができていない状態でした。
サポートする中で、立甲を行う際に、脇にしっかりと力が入るように意識してもらうようし、また、静止の状態だけでなく、アシストトレーニングの一つでもある四つ這い姿勢からの手踏み動作をしてもらう時にも支えとなる側の脇が抜けないように意識して取り組んでもらいました。

このことに取り組むようになってから、少しずつ肩の調子も改善していき、徐々にプレーでも気にせずに使えるようになってきているようです。(もちろん立甲だけでなく他のことも行っています。)

このように形は立甲になっているが、まだまだ状態としては不十分なことがあります。
すでにベーシックセミナーを受講し、立甲を獲得している方々は自分の立甲がちゃんとできているか、そして、自分が指導している選手の立甲がしっかりできているか確認してみてください。
今よりも質の高い立甲を目指してみてください。

今まだ立甲ができない方々は、自分なりに色々試してみることも必要です。

私自身、色々試して行ったことで、実際に指導する時に役立っていることを実感しています。
なぜ出来ないのか、その構造を自身で分析しながら歩む過程は選手へ指導する際に今後非常に役に立ちます。諦めず続けていきましょう。

立甲はJARTAベーシックセミナーで行う統合化トレーニングです。

東海でのベーシックセミナーの開催は8月30日(日)静岡県浜松市で行うのが、今年最後になります。

また、他地域でもベーシックセミナーは開催していますので、以下のURLからご確認ください。

ベーシックセミナー

最後までお読み頂き、ありがとうございました。