木をみて森もみる

スポーツ障害に関わる上で痛みが出ている部位を注意深くみるのか、全体の使い方をしっかり改善していくのか。

徒手療法の世界でも局所の痛みを取るために直接的にアプローチするか、間接的にアプローチするのか議論はつきないと思います。

もうそろそろ選手のためにもそんな不毛な議論に終止符を打ちたいと思っております。

JARTAの赤山です。

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私は先月まで整形外科のクリニックに勤めて手術後の症例を非常にたくさん経験し、それと同時に手術に至らないスポーツ障害も多く経験しました。

 

その中で私が導き出した一つの答えが。

 

《局所も全体も大事》

 

 

え!?

 

と思う方もいるかもしれませんがそれが事実です。

 

そもそも痛みがある部位を注意深く評価して機能的になるように治療して・・・。

とか、全体の使い方を考慮して局所の負担が減るように、他部位からの筋膜や運動連鎖や経絡の流れを考慮して・・・。

 

と徒手療法の勉強会やスポーツのリハの勉強会で双方の意見をよく耳にしました。

 

一方を立てれば一方が立たずではないのです。

前者で解決しそこに問題の根源がある選手がいれば後者であることもあるのです。

 

治療者目線でアプローチを判断するのではなく問題の根源が何処にあるのかという事を常にフラットな視点で評価し総合的に痛みや不調が改善しパフォーマンスが向上する手段をとればいいのです。

 

俗に言う

『木を見て森を見る』状態と『森を見て木を見る』状態を重ね合わせる感じです。

 

しかしそれが難しく、問題の根源を局所にみるか他部位あるいは全体性にみるかは経験だけでなく多くの視点が必要です。

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JARTAセミナーでは何度も『関係主義』という言葉がでてきます。

 

痛みやパフォーマンスを構成する要素をバラバラに捉えて一つ一つの要素だけを解決するのでは問題は本質的に解決しないのです。

 

要素間の関係性や痛み・パフォーマンスとの関係性を考慮し治療・トレーニングしてこそ本質的な問題解決となります。

 

局所も全体も統合的にみるような視点が増えてから選手を取り巻く問題を解決する思考が非常にスマートになったと感じます。

 

アップデートしたセミナーでは新しい手技だけではなく問題の根源を探る関係主義的動作分析を導入しております。

 

自分の偏った評価の視点を自覚できると思います。

 

選手をよくするには手技よりも評価が大事。

 

最近強くそう思います。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。