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2014年07月25日

ドリブルを止められなくなる身体の使い方

「ドリブルを止められなくなる身体の使い方」ができたら…と思っている選手や、そういうトレーニングができたらと思っているトレーナーは多くないでしょうか。
今回は「ドリブルを止められないようになる身体の使い方」をお伝えします。
 
JARTAトレーナーの藤田です。
トレーナーとして関わっているある選手を例にして話を進めていきます。まずは簡単にその選手の紹介です。(真ん中の白シャツの彼です)
ドリブルを止められなくなる身体の使い方1
 
18歳の高校3年生です。
彼と出会ったのはイタリア研修でとあるチームに訪れたときでした。そのチームで1ヶ月間プレイしテストを受けていました。
そして5/18に行われたフットサルイタリアチャレンジ(JARTAテクニカルアドバイザーの吉田輝氏によるイベント)を観戦に行ったときにたまたま再会しました。
 
イタリアで行ったトレーニングを継続していたら日本のチームメイトに「イタリアに行く前より足が速くなった」と言われたとのことでした。
 
この日は観戦のみの予定でしたが、急遽トレーニングをして欲しいとのことでトレーニングを行いました。要望としては、

  • ドリブルで肩を入れて押さえこめない
  • ドリブルが止められてしまうのでどうにかしたい

とのことでした。
 
ここで皆さんならどのようなトレーニングを思い浮かべますか?

  • 体幹が弱いので体幹トレーニングを行う
  • 押さえこめないのは腕の筋力が弱いからウェイトトレーニングを行う
  • いや土台となる下半身が弱いから下半身のウェイトトレーニングを行う

など、様々なトレーニングを思い浮かべることができると思います。
 
ですが今回行ったトレーニングは上記のものではありません。ウェイトトレーニングや筋力アップを目指すトレーニングではなく、「身体の使い方を向上させるトレーニング」です。
内容はこちらです。
ドリブルを止められなくなる身体の使い方2ドリブルを止められなくなる身体の使い方3
 
1枚目の写真は

  • 体幹・下肢の柔軟性向上
  • 体幹・下肢の連動性(協調性)向上 など

 
2枚目の写真は

  • 上半身の操作性向上
  • 体幹・腕の分離 など

 
「本当にこれだけ?」と思われるかもしれませんが本当にこれだけです。
一見簡単そうに見えますが、これができずに汗ダラダラでトレーニングをしていました。
 
現在は効果が着実に現れ、肩をしっかりといれることができドリブルも止められにくくなっています。
また見事にテストに合格し現在はイタリアでプレイしています。今後も彼をサポートしていきますのでご声援よろしくお願い致します。
 

まとめ

今回はドリブルを止められなくなる身体の使い方についてお伝えしました。
ただ単に筋力をつけるトレーニングのみでなく、このように身体の使い方から変えていくトレーニングを行うことでパフォーマンスは飛躍的に向上します。
 
その考え方やトレーニング方法に関してはJARTAセミナーを通してお伝えしていきます。