アスリートから信頼を得るために必要な事とは?

浦波唯史医療現場に勤務するセラピストがアスリートから信頼を得るためには、怪我の予防や競技復帰をサポートすることが中心になりますが、その他に必要な事とは?

 

理学療法士でJARTA認定スポーツトレーナー、北海道の浦波です。

 

 

 

近年では各地域でアスリートに対するメディカルチェックが盛んに行なわれており、予防プログラム実施によるACL損傷者数の減少などは、その知見が論文や学会発表でも広く示されています。

 

事実、最悪の場合は選手生命を絶たれてしまう怪我の予防や競技復帰への関わりから得られる信頼感は間違いなく重要で、競技レベルが高くなる程、この分野を専門とした人員が必要不可欠かと思います。

 

しかし当然ながら、アスリートは上手くなりたい、結果を出したいという強い思いで、日々の厳しい練習にストイックに取り組んでいます。

 

つまり、極論で少し語弊がある表現かもしれませんが、アスリートにとっては怪我をしなくても結果が出なければ全く意味がありません。

 

言い換えると、パフォーマンスアップにセラピストが関われるという事、すなわち伸びしろをアスリートに示すことができれば、そこからも大きな信頼感を得られることになります。

 

しかしながら、アスリートにとってセラピストはリハビリテーションの専門家としての印象が強く、パフォーマンスアップに対するニーズが少ないのが現状です。

 

個人的な経験になりますが、私は以前にWBCにも出場した日本を代表するプロ野球選手のリハビリテーションに関わらせていただきました。

 

初めは術後数日のリハビリテーションのみの予定でしたが、JARTAのセミナーで重要視しているプレゼンテーションを通して、2軍への帯同までの約3週間、患部を含め全身のトレーニングを行なう機会をいただきました。

 

その中で感じたことは、どんなに一流の選手であっても必ず伸びしろがあるということです。

 

選手本人からは

「トレーニングに対する考えが変わった」

チームのコンディショニングトレーナーからは

「理学療法士がこんなことを出来るとは思わなかった」

との言葉をいただくことができ、この伸びしろを引き出す手段にJARTAのコンセプトが成り得るものであることを確信できた瞬間でした。

 

また、JARTA代表の中野が話しておりましたが、選手は自分の伸びしろがなくなったと感じた時に引退を考えることもあるそうです。

 

それくらいアスリートにとって伸びしろは大切なものだということです。

 

最後になりましたが、我々セラピストは人間の運動に関わることの出来るプロフェッショナルです。

 

そして、ある意味ではスポーツよりも困難な重度の障害を持った方々に対しても、リハビリテーション分野において、その社会復帰をサポートしています。

 

そんなセラピストだからこそ持ち得る強みを活かして、アスリートの限られた貴重な競技人生をサポートできるよう、同じ志を持った仲間がこれからも増えることを願っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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