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2014年04月10日

トレーナーに本当に必要なのは運や縁ではなく行動力とプレゼン能力

今回はJARTAセミナー受講者様のトレーナー活動のご報告です。
トレーナーに絶対必要なのは運や縁ではなく行動力とプレゼン能力1
JARTAではスポーツに対するトレーニング知識や技術以外に、プレゼンテーション能力に重きを置いています。
JARTAのアドバンスセミナー3では、プレゼン能力を高めるトレーニングがプログラムに組み込まれています。
これはプレゼン能力がスポーツ現場に絶対必要であるという、JARTAの強い想いの現れでもあります。
 
プレゼン能力については以前こちらのブログでお伝えしましたので、まだご覧になっていなければまずこちらをご覧ください。
参照) スポーツトレーナーに必要なプレゼン能力
 
こちらにも書かれていますが、トレーナーの能力はわかりにくいので、新しいトレーナーを雇って、新たなトレーニングを導入することには、選手や運営側にリスクが伴います。
ですから自分がトレーナーとして関わることで、何ができて、どのようなメリットがあるのか相手に説明して納得してもらわないと、トレーナーとしてそのチームに招き入れられることはできないのです。
 
今回JARTAの講習会を受講されている方が、行動力とプレゼン能力で、バスケットボールの強豪校とトレーナー契約を勝ち取りました。
どのような行動とプレゼンをしたのか、ご紹介させていただきます。
 

大切なのは行動力とプレゼン能力

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はじめまして。
福岡で理学療法士をしています、鹿島健太朗と申します。
 
今回、JARTA代表の中野さんにコラムを書く機会をいただきました。どうぞよろしくお願いします。
 
私は理学療法士になり、今年の4月で5年目を迎えました。
スポーツ選手に携わりたいという理由から理学療法士になったにも関わらず、1年間に数回、地域のスポーツイベントで参加者のコンディショニングをする程度しか活動していませんでした。
 
そんな私ですが、3月末から高校バスケットボールの強豪校でトレーナー活動をしています。
スポーツ現場の経験が乏しい私が、なぜバスケットボールの強豪校でトレーナー活動をする機会をいただいたのか、その経緯についてお伝えします。
 
トレーナー活動をするために、まず何をしたのかというと、とにかく行動。高校時代のバスケットボール部の監督に相談し、強豪校の監督を紹介していただきました。
相手方の監督には自分でアポを取り、実際にお会いして、自分がチームに何が出来るかプレゼンさせていただきました。
 
実際、スポーツ現場に出ている方の多くは、勤務している病院がチームと契約している場合や、先輩や知人に帯同させてもらっている場合が多いと思いますが、私は総合病院に勤務しており、そのような機会はなく、自分で探す必要がありました。
私と同じような環境の方は多いと思います。その中には、スポーツ現場で活動出来る自信がなく、なかなか一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
 
私も不安を払拭するために、スポーツ系の講習会に何度も参加しました。
それらの講習会では、ケガの予防やケガをした後のリハビリなど、「痛みをどうするか」に着目した内容が中心でした。
もちろん重要だとは思いますが、ケガや痛みの訴えの少ない現場では必要とされないのでないでしょうか。
 
自分が選手だった頃は、「ジャンプ力を上げたい」、「スピードを上げたい」など、パフォーマンスを上げることを考えていたと思い、学んだことが実際にスポーツ現場で必要とされるのか悩みました。
また、既にトレーナー活動をされている方たちと同じことをしても需要があるのかとも考えました。
 
そんなときJARTAと出会い、「パフォーマンスアップを最重要とし、体の使い方を向上させるトレーニングを提供する」ことに興味を持ち、JARTAセミナーに参加しました。
 
講習会を受けていく中で、自分自身の体が変わっていくことに気づき、代表の中野さんが実際に現場で必要とされていると聞くと、JARTAの理論がスポーツ現場で大きな強みになるのではと思いました。
 
自信を深めると同時に不安が少なくなり、なかなか踏み出せなかった一歩を踏み出すことができました。
 
監督へのプレゼンでは、「パフォーマンスアップの為に、体の使い方を向上させるトレーニングを提供できること」を中心にお話しました。
チームの監督も、競技の技術や筋力だけでなく、体の使い方の重要性に気づいてはいるものの、どのように指導していいか分からないといった状態で、私のプレゼンに興味をもっていただき契約することができました。
 
しかし、このチームには既にトレーナーが在籍しており、テーピングや応急処置、ケガの予防などを強みとしてプレゼンしていたら契約できなかったと思っています。
実際の現場では、「あの走り方どうにかできないか」、「コンタクトプレーで当たり負けしないようにならないか」など、個別の選手に対する要望から、チーム全体でのウォーミングアップ指導の依頼を受けています。
 
トレーナー活動できるようになったのは、知人の協力や偶然ももちろんありましたが、何よりも「自分自身が行動したこと」が大きかったと思っています。
当たり前ですが、行動しなければ何も変わりません。
行動したことで、知人の協力を得ることができ、偶然を引き寄せたと思っています。
 
「スポーツに関わりたいなら、スポーツ現場に早く行ったほうがいい」といったことをよく聞きます。もちろん現場でしか経験できないこともあると思いますが、実際すぐにトレーナーとして必要とされていることを提供できますか。
僕は不安で行動できませんでした。行動したとしても、何もできない人がチームに必要とされるでしょうか。
 
チームや選手のために本当に関わりたいと考えるなら、「現場で必要とされるような強み」を身につけてからでも遅くないと思います。
それが、自信になり、「行動すること」になり、実際のスポーツ現場に出ることにつながると私は考えます。
 
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
 

まとめ

JARTAでは今後も既存のトレーナーにはない強みやプレゼン能力を、セミナー受講者の方にご提供していきます。
そして鹿島様のように、支えとなる知識や理論、プレゼン能力を武器に現場で戦えるスポーツトレーナーを一人でも多く輩出できるように努力して参ります
 
鹿島様、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
 
JARTAのセミナーにご興味があるトレーナー、治療家の方はJARTAセミナーにぜひご参加ください。
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