北海道の大学野球に新たな風を

 

いつも公式ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

北海道で活動している認定スポーツトレーナーの吉野です。

 

H28年2月よりトレーニングサポートで関わらせて頂いている、北海道教育大学岩見沢校野球部での活動を簡単ではありますが、ご報告させて頂きます。

 

介入当初は、フィジカルテストの結果で全体的に股関節・脊骨周囲の硬さが見られたため、パフォーマンスアップの前提条件として身体環境作りから始めようと考えました。

ここには障害予防などの観点も含まれます。

 

メニューとしては、JARTAで提唱しているプレウォーミングアップ(以下、PWU)やアロース等の導入から開始しました。

 

 

パフォーマンスアップのための前提条件を作る

 

PWUはストレッチ系などのメニューも多く含まれるのですが、ただこなすのではなく、日々自分の身体を確認するという目的もあります。

そしてコンディションと技術面を関係的に理解する事も将来的な目標と考えています。

例えば打者であれば内角が打てないのであれば脊柱・胸郭周りが少し硬くなってきているかなと考えたり、投手であれば球のキレが悪いのは、股関節が硬くなってきて体の開きが早くなっているのだろうかと考えたりする事です。

 

この様にある程度の問題は自分で対処していける能力も必要だと思います。

そのためPWU実施時はしっかりと自分の身体に向き合う事を特に意識してもらっています。

 

 

 

 

生活習慣を整えることが、身体作りの基本

 

身体の調子が悪くなった時にどうしてそうなったのか?

改善するにはどうするべきか?

こういった事も考えられる様に指導しています。

 

例えば、身体が硬くなる原因は選手それぞれで違います。

日々の練習や試合での疲労は要因としては大きいですが、日々の生活習慣(睡眠・食事・学校生活など)も心身に影響を与えます。

大学生であればアルバイト等が関係している事もあります。

アルバイトが夜間で睡眠や食事が不規則になり、自律神経等の影響から身体の硬さが出る事もあります。

 

そういった選手には、その環境の中でも少しでもストレスを減らせる様に睡眠・食事・身体のケアの方法・工夫等を指導します。

 

 

 

 

全てはパフォーマンスアップのために

 

介入して約1年経過しましたが、昨年より全体的に身体機能面での改善は見られてきています。

そのため今年のオフはトレーニング要素を増やし、技術により結びつけるトレーニングも導入してきました。

 

オフは一般的に筋肉を大きくして体重を増やすといった話がよく聞かれます。

しかし、これもパフォーマンスアップのためのいち手段に過ぎません。

 

筋肉を大きくする事を否定する訳ではありませんが、そこに存在するメリット・デメリットをきちんと考えなくてはいけません。

目的をしっかりと達成できる手段であるかどうか

これが大切です。

 

今年は、バッティングやピッチングの現象を物理学的に捉えた上で、

どうしたら速い球が投げられるのか?

どうやって遠くに打球を飛ばす事が出来るのか?

 

この様な事を選手とディスカッションしてきました。

 

 

筋量が増えた、体重が増えた、でもパフォーマンスが上がらない??

 

この様な事を引き起こすのはトレーナーの責任だと思っています。

 

手段に囚われ過ぎず、目的に向かって論理的に考えなくてはいけません。

 

今年のオフは、その様な事を踏まえつつトレーニングを進めてきました。

 

 

 

努力は選手の責任 努力の方向はトレーナーの責任

 

日々の努力そのものは選手の頑張りにかかっています。

しかしその選手に取り組むべきトレーニングの目的・方向性ははっきりとトレーナーが示さねばなりません。

 

そして、そのトレーニングに対して「心に火をつける」事は、最も重要な仕事の1つと肝に銘じています

 

目的のための手段は多く持つべきであり、自分の限られた手段を押し付ける様な事は決して選手のためにならないと考えています。

 

試行錯誤しながら進めてきたこの1年ではありますが、月に1回程度のサポートの中でも選手たちは自ら考え、練習やトレーニングに積極的に取り組んでくれてきたと感じています。

 

2017シーズンもこれから開幕になります。

一人一人の選手の成長した姿を見ることができれば本当に嬉しく思います。

 

そして今年もその選手達に負けないように、自分自身も日々精進していきたいと思います。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

以下公式HP

JARTA