世界基準のトレーナーの在り方と周辺視野の重要性 ~チェコへの海外帯同を経験して~

今回は、拠点としているスタジオのバレエダンサーが、この夏にチェコであった12th International Ballet Masterclasses in Prague参加されました。

そのセミナーに帯同させていただいたので、その活動報告をさせていただきます。

世界基準のトレーナーの在り方と周辺視野の重要性2

JARTAトレーナーの田中紀行です。

現在、私は名古屋にありますバレエスタジオを拠点として、バレエダンサーやフィギュアスケーターを始めとしたスポーツ選手のコンディショニングやトレーニングに従事しております。

 

今回の帯同の主目的は2つです。

  1. トレーナーとしてバレエダンサーのサポートスキルを向上させる
  2. 今回参加したスタジオのダンサーのコンディショニングをする

 

まず1つ目の目的ですが、元チェコ国立バレエ団のプリンシパルであり、後に理学療法士としてダンサーのケアにあたっているPhD Jiri Cumpelikが、Medical Officerというセミナーを担当しておりましたので、そこでバレエダンサーのサポートスキルを学びました。

 

Jiri氏が行っていたサポートのメソッドは、マッサージや筋力トレーニングなどの要素的なものではなく、身体の動きを関係的に捉えることで、身体の使い方を向上させます。

 

具体的な例を挙げますと、ダンサーが痛みを訴えている場合に、痛みに対してその部位にマッサージなどで変化を与えるのではなく、ダンサーの痛みが発生する動き方をチェックし、痛みを発生させていると考えらえている動きの改善を具体的に指導します。

 

動きを通してダンサーは痛みがでない方法を学ぶため、身体を依存的にトレーナーに任せるのではなく、自らの内的認識力を最大限向上させ、苦手な動きを克服していきます。

 

ここで、重要なポイントは、Jiri氏自身がその動きをみせることで、ダンサーにその動きの重要性を理解させるため、ダンサーも積極的に動きの改善に取り組んでいました。

これは、JARTAが提唱しているコンセプトに非常に近いものでした。改めて、JARTAコンセプトは世界基準であり、さまざまなスポーツ選手をサポートできることを実感致しました。

 

世界基準のトレーナーの在り方と周辺視野の重要性1

 

2つ目の目的を行うことにより、トレーナーとして帯同することで参加したダンサーが、世界トップクラスのセミナーでメソッドを問題なく学ぶことができました。

 

海外でのセミナーは、言語・気温・スタジオの床などの外的環境が日本と大きくことなります。そのため、ダンサーはいつもの身体状況をキープすることが難しくなります。

そのような変化をトレーナーとして常に冷静にチェックすることで、ケガや痛み等のトラブルを未然に防ぎ、ダンサーがセミナーに参加した目的を十分に達成できるようにします。

 

また帯同することでスタジオでのレッスン風景を観察し、動きについてもいつも以上に具体的なコミュニケーションが取れたことは非常に良い機会となりました。

 

トレーナーとして、常に選手自身のみならず外的環境も含め広い視野で観察することの重要性を再度認識することができました。

 

今回の帯同は、広い意味でダンサーのパフォーマンスアップに関わることができました。

この活動報告が少しでもトレーナーの皆様のプラスになればと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

世界基準のトレーナーの在り方と周辺視野の重要性3