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2016年02月09日
認定スポーツトレーナーヒストリー / 幟 宏美
【100%ではなく120%】
はじめまして。JARTA認定スポーツトレーナーの幟 宏美です。
出身は岡山県ですが、高校卒業後~現在まで大阪に在住しています。
現在は、大阪市内のクリニックに勤務し理学療法士として、外来および訪問リハビリを担当し、運動器疾患や脳血管障害の患者さんに対してリハビリを行っています。(スポーツ選手の患者さんは数少ないです)。そして、今年の8月から兵庫県の武庫川女子大学バスケットボール部をメイントレーナーとしてサポートしています。
スポーツは、中学校~専門学校までバスケットボールをしていました。幼少期にはサッカーやテニスなどもかじっていました。
今回は、私がトレーナー及び理学療法士を目指した理由、JARTAを受講した理由、認定スポーツトレーナーとなり海外研修に参加した体験や現在のトレーナー活動についてお伝えできればと思います。
【なぜスポーツトレーナー・理学療法士になったのか】
高校時代、部活の練習中に左膝の前十字靭帯を断裂・再腱術をした時に、病院でトレーナーと理学療法士からリハビリを受けたことがきっかけです。まずスポーツトレーナーの学校を卒業し、トレーナー活動とリハビリ助手としてクリニックに勤務しました。その後、知識・技術の幅を広げるために理学療法士の資格を取得しました。
【なぜJARTAを受講したのか】
リハビリ助手として勤務しながら、トレーナー活動をしていましたが、ボランティアのため、このまま継続するべきか迷いが生じていました…。そして、理学療法士になってからは、脳血管障害のリハビリの魅力に出会ったこともあり、スポーツ現場からは数年離れていました。
しかし、様々な経験をしていく中で、スポーツ選手に関わりたいという想いが再燃し、臨床実習時にバイザーとしてお世話になったJARTA代表の中野に相談したことがきっかけで、JARTAのセミナーを受講させてもらいました。その時に、中野代表の「選手がよくなるためには手段を選ばない」という言葉に魅力を感じました。
そして、セミナーの受講を重ねていくにつれ、自分自身の身体の状態を知る(内的認識力)ことの重要性や自分自身の身体が変化していくことを実感(もちろん良い方向に)したことで、過去の怪我は避けられたかもしれないし、怪我をしたとしてもパフォーマンスアップした状態で復帰できたかもしれないと思うようになり、JARTAのセミナーを継続して受講していくことにました。
私は今まで様々なセミナーに参加してきましたが、JARTAは選手・チームのために何ができるかを常に考えています。また、JARTAには志高く、会うたびに刺激を与えてくれる仲間がおり、会う度に知識・技術・指導能力などのアップデートができ、自分の伸びしろも発見できます!!
中野代表には「肚をくくれ」、「100%ではなく120%を出せ」、そのために「準備をしっかりすること(想定内に)」と常々言われます。選手・チームをサポートするということは、それだけの覚悟が必要ということです。
【なぜイタリア研修に参加しようと思ったのか】
昨年の9月にイタリア研修(第3期)に参加してきました。
参加しようと思った理由(目的)は、
①海外と日本の違いを肌で感じたかった
②海外選手にトレーニング指導(プレゼンテーション)ができる
③十代で単身イタリアに渡ったコーディネーターの吉田輝さん(元フットサル日本代表)という人間に直で会ってみたい
④中野代表や他の地域で活動している認定スポーツトレーナーと交流ができる
と思ったからです。
4つの目的は達成することが出来ました。もちろん反省点はたくさんありますが…。
その中で、チャレンジすることの大切さや常に情熱(+笑顔)をもって接することの大切さを学ばせてもらいました。この3つは私のモットーになりました。
(写真:イタリア研修 インテルユースのフィジカルコーチと)
【現在のトレーナー活動について~武庫川女子大学バスケットボール部~】
今年の8月から武庫川女子大学バスケットボール部をメイントレーナーとしてサポートしています。週1回、個別ケアや全体でのトレーニング指導などを行っています。また、週末に試合帯同することもあります。直近では、東京で開催されたインカレに帯同させて頂きました。
武庫川女子大学バスケットボール部は「戦えるチーム」作りが一つの目標としてあります。インカレに帯同したことで、全国のチームとの身体レベルなどの違い(長所・短所)を観戦することができ、選手・チームの伸びしろを改めて考える機会となり、全国で「戦えるチーム」の身体に導ける可能性を感じました。
また、武庫川女子大学のサポートをする前は、天理大学の男子バレーボール部、京都大学の女子ラクロス部をサポートしていました。バスケットボール以外ではサッカーしかサポートの経験がなかったため、最初はサポートする競技の知識もなく戸惑いましたが、他競技のサポートを経験していくことで、トレーナーとしての幅を広げられたように思います。
【最後に】
私はサポートする前提として、「自分のように怪我に泣く選手を出したくない」と常々思っています。
出会った選手が怪我することなく、楽しく、後悔することなく、競技ができるような関わり方をしていきたいです。そのために、選手・チームのために自分の120%を提供できるように準備し、自分が出来ることを粛々とやっていきます。
最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。
幟 宏美 Hiromi Nobori
・理学療法士
・JARTA認定スポーツトレーナー
・ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガティーチャー)