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2014年12月08日
アイススレッジホッケー体験会のご報告
11月30日(日)に岡山国際スケートリンクにて、D-SHIPS32主催のアイススレッジホッケー体験会が開催され、見学させていただいたのでご報告いたします。
岡山県で活動しています、JARTA認定スポーツトレーナーの岡﨑稜です。
アイススレッジホッケーとは、下肢に障害を持つ人たちのために、「アイスホッケー」のルールを一部変更して行うスポーツです。
「スレッジ」と呼ばれるスケートの刃を二枚付けた専用のそりに乗り、左右の手にスティックを一本ずつ持ってプレーします。スティッックにはアイスピックとブレードがついており、漕ぐ動作で前に進み、ブレード部分でパックを操り、パスを出したり、シュートを放ったりします。
アイスホッケー同様にボディチェック(体当たり)が認められており、「氷上の格闘技」と呼ばれるほど非常に激しいスポーツです。
日本国内で開催される大会への参加は、男女、年齢、障害の有無に関係なく、誰でも参加することが可能です。ただし、パラリンピック等の国際パラリンピック 委員会(IPC)公式競技大会および公認大会への参加は、
通常のアイスホッケーの試合に出場できない永久的な障害を持つ選手でなければならない」
(引用:日本アイススレッジホッケー協会HP)
と規定されています。
アイススレッジ日本代表は2010年のバンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得されており、主催者のD-SHIP32船長(代表)の上原大祐さんは準決勝のカナダ戦で決勝のゴールを決められています。
今回の体験会は、「西日本初のスレッジホッケーチームを作ろう!」をコンセプトに開催され、子供から大人までが楽しみながら体験することができ、私も体験させていただきました。
前に進むことも、ドリブルすることも、シュートを打つことも、すべて2本のスティックを使って行うため、うまくバランスをとれず何度も転倒しました。
上原さんのデモンストレーションでは巧みにスティックを操ってすごいスピードでリンクを滑走しゴールにパックを打ち込んでいました。
なかでもスティック1本だけで滑っていたときは、全身で波を打つように滑らかな動きで参加した人たちを魅了していました。
実際の競技場面では素早く動くなかでもスティックでパックを操り、不安定な中でのボディコンタクトもあるため高度な身体操作が必要とされると感じました。
今回の見学では実際にそりに乗って体験させて頂き、アイススレッジホッケーの迫力、楽しさ、そして身体操作の重要性を感じました。
今後も体験会を開催されるそうなので興味がある方は、参加されてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。