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2015年12月10日

そのトレーニングを語る資格はありますか?

みなさんはいままでどのようなトレーニングを自分自身で経験してきましたか?
現在、世の中には把握しきれない程多くのトレーニングの方法が存在します。
現場では、トレーナー自身がどのようなトレーニングを経験し、学んだかにより、目の前の選手や指導者への説得力が格段に増します。
北海道の認定スポーツトレーナーの高塚です。

JARTAでは、トレーナー自身がトレーニングを継続して行うことは必須となっており、ハイパフォーマンスの前提条件を高めるために『センタリングトレーニング』を推奨しています。
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スポーツ現場の指導者の方々も、選手のためにと本やインターネットなどでトレーニングに関する情報を集め、もしくはトレーナーを雇い、選手の成長のために最善を尽くしているかと思います。選手でも自分から情報を集め、色々なトレーニングを試している場合が多いです。
 
私たちトレーナーがやってしまいがちなこと。
 
それは、深く知らないトレーニングであるにも関わらず、
 
優劣をつけてしまうことです。
 
表面的なことしか知らない中では、否定も肯定もできないはずです。
 
例えば、
 ■現場の意見、ニーズに対して偏った説明しか出来ない。
 ■JARTA のトレーナーであれば、センタリングトレーニングしか行わず、その他のトレーニングについては必要以上に消極的になってしまう。などです。
 
 
介入した選手やチームが取り組んで来たトレーニングに対して否定的な意見しか言えないようでは、今までの取り組みを一方的に否定してしまうことにつながり、関係性を構築する上でも上手くいかないことも考えることができます。
 
私もJARTAを学び始めた頃に、このような失敗を経験したことがあります。
 
比較するトレーニングを経験し、選手や、指導者の方よりも理論的にも知り尽くして初めて説得力が生まれます。
 
世の中のトレーニング方法にはそれぞれ発展してきた理由が必ずあり、一定の効果をあげる理由は必ずあります。
 
 
それを知るために、まずは経験する機会を作ることをおすすめします。
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詳しい方が周りにいればその方に話を聞く、本を読むでもいいと思います。
 
一つのことを学ぶことも大事ですが、視野を広げることで見えてくることも必ずあり、トレーナーとしての引き出しは多いに越したことはありません。
 
なぜ、そのトレ−ニングが良いのか、そのトレーニングではどのようなことを注意すればいいのか、より効果をあげるための組み合わせは何なのかなど、選手や指導者の方に、自分の言葉で説明ができます。
 
これは、現場でのプレゼン能力に直結するはずです。
 
私もまだまだ知らないトレーニングばかりです。
トレーニングを広く、深く語るためにどんどんトレーニングをしていましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。