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2014年09月25日

第2期 JARTAイタリア研修 後半のご報告

9月13日から始まりました2期目のイタリア研修、後半の内容を簡単に報告させていただきます。
JARTA認定スポーツトレーナーの佐原です。
 
イタリア研修後半では前半以上に、毎晩遅くまでトレーニング指導や内容、プレゼンなどについてみんなで話し合いました。
第2期 JARTAイタリア研修 後半報告1
 
 

イタリア研修4日目

午前中は業務提携を結んでいる、カルチョファンタスティコに所属の日本人留学生のトレーニング指導とコンディション二ングを行いました。
 
19〜26歳の彼らは親元を離れ、異国文化のイタリアでプロ契約を結ぶため厳しい環境で生活しています。
どことなくあどけなさが残る表情の中に、イタリアでプロになるという強い心意気を感じました。
 
日本人のイタリアサッカー界での活躍を期待して、今後もJARTAとしてサポートして行きたいと思います。
 
午後からは、セリエA  SSラツィオの練習を間近で見学することができました。
 
トップチーム選手のしなやかなプレーやフィジカルの強さを目の当たりし、
体格差=フィジカルトレー ニング
という概念にとらわれている、従来の日本での思考では限界があることを強く感じた瞬間でした
 
その後、フィジカルコーチとの対談があり、中野代表がJARTAコンセプトのプレゼンを行いました。
 
セミナーで強く伝えられてきたプレゼンの重要性を、その場で感じることができ、明日からのトレーニング指導を再構築する良い機会となりました。
現場では緊張感がとても強く感じましたが、さすが中野代表。普段通り場の雰囲気にのまれることなく、いつも通りのプレゼンを行っていました。
 
夜からは、テクニカルアドバイザー吉田輝さんの所属しているチームのフットサルの試合観戦がありました。
吉田さんのプレーを見ていると、小柄な身体でも決して当たり負けせず、広い視野、的確な指示を瞬時に判断しておられました。
 
これが世界で戦う選手の背中なんだと強い印象を受け、人間の身体は使い方次第で多くの可能性を持っていると実感することができました。
 
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イタリア研修5日目

朝からスコールに見舞われ、午前中はローマ観光予定でしたが、近くのバールでのんびりと過ごしました。
 
午後からローマにあるヴィーゴルユースカテゴリーのトレーニング指導をしました。最終日の指導でもあるため、研修の総括として取り組みました。
JARTAのコンセプトとも言える武道、武術をベースにした『身体の使い方』を、サッカーの各プレーで使用する有効性を例に挙げて説明しました。
また実際に身体を硬めることによって起こりうるネガティブな概念を、身を持って体感してもらいました。
 
その後、ディフェンスとオフェンスに分けたターン練習やアシストトレーニングを行いました。 言葉はわからなくとも、自分の気持ちを常に選手へぶつけていきました。
第1期研修時の反省点を踏まえ、ジェスチャー を増やしたり、通訳を見ずに選手に語りかけるなど、コミュニケーションを図る際の基礎を大切にして指導を行いました。
 
選手の反応は比較的よかったとのことですが、内容が不足しており自分の事前準備が足りなかったことを痛感しました。
 
夕方からはラツィオのフットサルチームの練習を見学しました。フットサルはサッカーと比較すると、コンタクトが非常に多く、狭いスペースでの駆け引きが重要だと感じました。
トップチームでも体型•体格には非常にバラつきが見られ、小柄な選手でも戦っていけるのは、サッカーコートよりも更に小さいコートが、無意識的に身体の使い方を捉え易い環境にしているのではないかと感じました。
 
第2期 JARTAイタリア研修 後半報告3
 
最終日の夜、今回の研修に参加したJARTAトレーナーの赤山、枝次、佐原の良かった点と悪かった点を説明し合い、自分は下記のような指導を受けました。

  1. 初めての経験に逃げ過ぎている
  2. 指導時に余裕がなく視野が狭い
  3. 自分を出し切れていない。また積極性に欠けている。
  4. テクニカルアドバイザーの吉田輝さんとの情報収集やコミュニケーションが不足している。

 
普段感じていることは、このような場面で必ず表面化してきます。現場でこんなトレーナーに選手が出会ったらどう感じるでしょうか?
課題が山積みでしたが、次回のイタリア研修や、今後の自分の成長に繋げていける様に今後アウトプットして行きたいと思います。
 
トレーニング指導や研修での具体的な経験は、後日報告させていただきます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。