第5期イタリア研修報告〜第2章〜

2人の認定スポーツトレーナーが感じた思い〜泉谷トレーナー編〜

 

認定スポーツトレーナーの泉谷拓と申します。

3月3日から10日までイタリア研修へ参加しましたのでご報告させて頂きます。

現地スポーツクリニックの見学やローマ、ラッツィオのようなセリエAのチームから現地で4部、5部に相当するサッカー、フットサルの試合、練習見学、トレーニング指導をしてきました。

 

今回の研修ではISOKINETICというスポーツクリニックを見学してきました。

最新の機器が揃いドクターとフィジオセラピストがトレーニングや治療をしています。

トレーニングの進め方や負荷量の考え方など教えて頂き、ラグビーコートも併設しており、設備が整っていました。

ここでは、ドクターとフィジオセラピストからトレーニングの進め方や負荷量の考え方などを教えて頂くことができました。

 

本研修ではサッカーの先進国であるイタリアではどのような施設があり、どのような指導がされているのか、日本がまだまだ世界で勝てないのは何か違いがあるか興味があり、確認することが出来ました。

 

環境面では日本とは比べ物にならない程充実していました。

車で走るとあちこちに天然、人工芝のグランドがあり、充実しています。
カフェも併設しており、イタリア人にとってサッカーが生活の一部になっている印象を受けました。

施設のみでなく指導者は量、質共に確保されている印象を受けました。

ジュニアカテゴリーでもフィジオがチームに在籍しています。

指導者は熱意や貫禄があり、言葉では言い表せないオーラがありました。

選手との関わりや振る舞いについては見習うべき点が多くありました。

 

 

また現地にサッカー留学している日本人と関わる機会があり、体格差のあるイタリア人に対して試合中どのように工夫しているか選手の声が聞けて今後の参考になりました。

 

また現地のプレーヤーに直接トレーニング指導する機会も頂きました。

言葉が通じない中、通訳を介しての指導でしたが伝えたいことが上手く伝えられなく説明の方法や言葉かけなど考えるよい機会になりました。

 

今回のイタリア研修では知識や技術だけでなく、トレーナーとして選手への関わりや振る舞いといった本質的な部分について考える良い機会となりました。

今回の経験を今後の活動に活かしていきたいです。

 

 

2人の認定スポーツトレーナーが感じた思い〜能城トレーナー編〜

 

「自分の軸をもつということ」

 

第5期のイタリア研修に参加させていただきました、認定スポーツトレーナーの能城裕哉です。

 

研修内では練習見学や施設見学などをさせていただきましたが、トレーニング指導に関して感じたことをご報告させていただきます。

 

今回、日本人留学生およびASオスティアマーレU-15へトレーニング指導をする時間をいただけました。

 

ASオスティアマーレはイタリア代表のデロッシ選手(ASローマ)がかつて在籍していたユースチームです

 

日本人留学生は10名程度、オスティアマーレでは15名程度の選手に対し、チーム指導を行いました。

イタリア人選手への指導は、前日に泉谷トレーナーが行っていたため、その反省点を踏まえてどうすれば選手に興味をもってもらえるのかを話し合い、指導を行いました。

 

 

しかし、思うようなリアクションが得られない場面も多々あり想定していたような指導ができませんでした。

 

今回のトレーニング指導を経験し、自分が強く感じたことはトレーニングに関わらずトレーナーが手本を見せられなければ選手には伝わらないということです。

 

現地のトレーナー、コーチはグラウンド内では、目つきや歩き方、立ち方、声まで違っており、オンとオフの切り替えがはっきりしていました。

良いプレーは全身で表現して誉め、悪いプレーは感情を出し指導し、コーチが話をしている際には、選手の顔つきが変わるのを感じました。

 

トレーナーの立ち振る舞いという点で自分とは明確な違いがあったと思います。

(イタリア人コーチやトレーナーの振る舞いは参考になるものばかりでした。)

 

手本力というのは、トレーニングだけではない

 

海外の知らないトレーナーからトレーニングの説明をされても興味を引き付けられますか?

端的で理解しやすい説明だけでなく、それ以上にトレーナーの立ち振る舞い(手本)が重要な要素だと感じました。(JARTAセミナー内でも伝えられている内容だと思います。)
■「自分の軸をもつということ」

彼らの立ち振る舞いは、自分に自信をもっているのが感じられました。

 

その自信の根底にあるものが、選手、チームが勝つために自分が信じ、考え抜いたことをやり通すという軸です。

 

自分が足りなかったと実感したのは、その部分でした。

今回の研修では、自分が思うようにできないことが多く、指導内容を大幅に変更するなど、選手を前提とした自分の軸を持つことできませんでした。

 

そういったことが、トレー二ング指導中の立ち振る舞いに影響したと思います。

 

皆さんは普段、「自分の軸」をもっていますか?

今回の研修の中で「自分の軸をもつということ」が、選手に手本を見せる上での重要な点であると考えさせられました。
■<最後に>

今回の研修では、日本では気づくことができなかった多くのことを学ぶことができました。

決して楽な研修ではありませんでしたが、参加できて良かったと思います。

 

貴重な時間を下さった現地の選手、チームの方々、そしてこのような研修を設けて頂いた吉田輝さんをはじめ多くの方々に感謝いたします。

 

この経験を活かせるよう今後も鍛錬していきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。