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2016年03月27日

「歩みを止めない」 / イタリア研修報告 和泉彰宏

認定スポーツトレーナーの和泉です。
今回3月9日-16日でイタリア研修に参加させて頂きましたので、ご報告させて頂きます。
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研修内容としては
・セリエAフットサルモンテシルヴァーノの練習見学ならびにトレーナーダンテさんの選手に対しての指導見学や指導に関しての考えのディスカッション
・ダンテさんによるトレーニング指導
・実際のトレーニング指導2件
・セリエAフットサルラツィオの練習見学
・ラツィオの選手、トレーナーへのプレゼン
・イタリアフットボール協会からのレクチャーならびにJARTAコンセプトのプレゼン
・セリエAインテル×ボローニャ戦の観戦
・インテルアカデミーの教育システムのレクチャー
・インテルU-18の練習見学
とかなり充実した内容でした。
この中から特に感じたことをお伝えさせて頂ければと思います。
私も一件トレーニング指導をさせて頂きましたが、その中で事前情報として通訳のタイミングや言葉が通じないなかでいかにシンプルにわかりやすく伝えないといけないとわかっていたものの、いざ指導となると難しい表現となり現地コーディネーターで通訳の吉田輝さんにかなり助けて頂きました。
これは日本での指導からもこのような一因があるからこそ出た原因だと考えます。
いかに相手に伝えるか、日本だろうとイタリアであろうと選手には関係ありません。
 
今回モンテシルヴァーノのトレーナーダンテさんはじめ、インテルアカデミー統括のマルコさんやパオロさんの話しを聞かせて頂くなかで、いかに相手に伝えるか、本当にこの情報を伝えたい、相手に伝わるように伝えるプレゼンの重要性を痛感させられました。
これらは技術、経験などももちろん必要ですが、「人間性」が欠かすことのできないものとなります。
 
トレーナーのダンテさんは自分が選手にそこの窓から飛び降りろと言ったら飛び降りるだろうと表現していました。
大げさかもしれませんが、皆さんはそれほどまでに選手と信頼関係を結べていますか?
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それほどまでに常に情熱を持って選手のことを想い、選手のために貢献する気持ちが痛いほど伝わってきました。
「選手を知ることがトレーニングを構築する」
本当に大切なことは現場と向き合い、選手と向き合い、悩み、トレーナーも一緒に成長することです。
選手が成長している横でトレーナーが成長を止めていては誰がその人を信用できるのかと改めて感じさせて頂けました。
そのためには常にチャレンジし、JARTAでも常々言っている伸びしろを感じさせるのは選手のみならず、トレーナー自身も感じなければいけないものであると強く感じました。
「歩みを止めない」
17歳からイタリアに渡り、イタリア研修のコーディネーター、通訳を務めてくださっている吉田輝さんにイタリアに来て大事にしていることをお聞きすると
 
「止まらないこと」
 
とおっしゃっていました。
 
日本と違う異国のなかでたくさんの人から信頼を得て生きてきた経験に触れさせて頂き、本当に貴重な経験となりました。
日本であろうと世界であろうと本質的なものは変わりません。
 
チャレンジし続ける気持ち、またその環境を選手たちに提供できるよう、この経験を活かし日々成長していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
和泉彰宏