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2015年01月07日

下肢スポーツ障害の評価 としての「しゃがみ込み」

みなさんは床にしゃがみ込むことが出来るでしょうか?今回はスポーツ選手の簡易的評価となるしゃがみ込みについて考えてみましょう。
 
JARTAの吉田です。
実はしゃがみ込みが出来ない選手は下肢障害を起こすリスクが非常に高くなります。
 

しゃがみ込みにはたくさんの要素が必要

これは私がスポーツ選手に行う一つの下肢機能評価です。この評価だけで非常に多くの下肢の要素を分析することが可能です。
まずは正しいしゃがみ込み動作のポイントを3つお伝えします。まずこちらのしゃがみ込みをご覧ください。
 
下肢スポーツ障害の評価2
 
1.足がしっかりと床についている(踵が浮かない)
2.背骨をまっすぐにしても倒れない
3.腕の力が抜けている
これらの3つのポイントを抑えたしゃがみ込みが出来ればスポーツが出来るレベルの最低限の下肢機能が備わっていると判断します。
以下、その理由を説明します。
 

1.足がしっかりと床についている

これには足関節が大きく関与しています。
背屈に関して10度程度しっかり背屈可動域がないと下肢障害を起こす可能性が高くなります。十分な背屈がなければ膝、股関節、体幹までにもCKCで余計なストレスをかけます。
 
想像してください。ジャンプ着地の際に足関節背屈制限があると、他の関節に負担がかかると思いませんか。
 

2.背骨をまっすぐにしても倒れない

背骨をまっすぐにした状態で耐えるということは、背骨と股関節をつなぐ大腰筋が働くことになります。
大腰筋がスポーツ動作において最重要の筋肉になるのは言うまでもありません。その最低限の出力を見ているの、後ろに転んでしまう方は要注意です。
 

3.腕の力が抜けている

背骨が十分な可動域があることが必須です。背骨を動かす感覚のない選手は後弯という位置関係(背中を丸める事)がわからない人もいます。
ということは、常に背骨の可動域の半分を失った状態でスポーツしていることになります。新しい背骨の感覚を入れることにも適しています。
 
できない方の代償運動としてはこんな姿勢ですね。
下肢スポーツ障害の評価1
・踵が浮いてしまう
・体を前のめりにする
・後ろに転んでしまう
・体中が力む
・そもそもしゃがみ込めない
みなさんはどうでしょうか?
 
冒頭にも説明しましたが、スポーツをする上での最低限の下肢機能の評価です。
シンスプリント、ジャンパー膝、グローインペイン、腰椎分離症などのスポーツ傷害を抱える選手やその可能性がある選手は9割程度このしゃがみ込みがうまく出来ません。(私が見ている限り100%に近いです。)
選手はスポーツをするスタートラインに立っていないのです。
 

まとめ

今回はスポーツ下肢機能評価のしゃがみ込みを紹介しました。
チーム全体にしゃがみ込みをして傷害予測をすることも行なっています。JARTAトレーニングを積めばこのしゃがみ込みも容易に可能になります。なじみのない選手には一度試してみてはいかがでしょうか?
 
最後までお読みいただきありがとうございました。