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2016年06月21日
合宿&JARTA講演会開催報告
年に一度、JARTA認定スポーツトレーナーのさらなる鍛錬の場所として開催しているJARTA合宿が6月18日・19日と四国は香川県高松市で行われました。
19日に開催したJARTA講演会と合わせて簡単に開催報告をさせていただきます。
(ちょっと分かりにくいですが、JARTAのJです。笑)
第2回目となる今回の合宿では全国から認定スポーツトレーナー達が現在抱える問題や課題を大きな荷物としてうどん県にやってきました。
その荷物をどう軽くして整理するか。
そして仲間のトレーナーが抱える悩みも共有し経験したことのなくても想定ができる準備をすることが大きなテーマでありました。
合宿の目的
①現在の自分の立ち位置を明確にし、進むべきベクトルと自分軸を形成すること
②同じ思考を持つ仲間の持つ本当の意味を理解する
③経験することのできない(していない)経験値を重ねる
治療も指導も前提となる情報や知識・技術・心構えなどといった準備の出来具合によって結果は大きく変わってきます。
その準備を各トレーナーがどのように今後進めていくべきか、今できていない準備がどのような領域でどの程度なのか。
自分という存在の立ち位置を確認し次に向かう方向性を明確にすることがクリアしなければならない合宿の大きな課題でした。
合宿内容
1日目
・治療や指導における前提となる思考の準備・設定について
・ミニプレゼン
(自分がどんな人間であるかを初めて会う方にどう伝えるかの実践)
・ケーススタディ
(アメフト・中学サッカー・高校バレー)
・ナイトセミナープレゼン大会
(スポーツ競技外傷別の病態把握・メカニズム説明と予防・改善方法の指導)
2日目
・中野よりブラインドサッカーにおける動きや指導の体験について
・応急処置の実践についてディスカッション
(高校ラグビーにおける肩関節脱臼を例に)
・セルフワークのシェアリング
(硬さや動きにくさがある部位に対してどのように工夫してセルフワークやケアを指導しているかを共有していく)
・治療の実況中継
(講師が実際の治療時に考えていることを全て言葉に出しながら治療をしていく)
ナイトセミナー後はお酒も入りながら、全国から集まったトレーナーがそれぞれの悩みを夜中遅くまで議論し悩みを打ち明け気づけば夜中の2時近く。
そんな時間でも我らがCEO中野はハムストリング付着部へ意識を形成するためにキックボクシング経験者である萩トレーナーのローキックを受けるなど、全身を使って我々に手本をみせてくれました。
最後に実施した治療の実況中継では途中参加の海堀さんもクライアント役で飛び入り参加し講師陣がどのような思考でコンディショニングを実践しているか共有しました。
そして最後は海堀さんもご一緒に記念撮影し合宿は終了となりました。
そんなアツい合宿から一転して夜は高松市でJARTA講演会を開催いたしました。
地元のスポーツ関係者や高校生アスリートも集まり「選手のために」という演題で中野より講演があり、その後海堀さんとJARTA代表中野の特別対談を行いました。
対談では引退の真相からはじまり、世界一になったW杯でのメンタル状態、コンディショニングに対するトップアスリートの思考やそれをサポートするトレーナーの関わり方など、司会をしていた赤山自身も改めて考えさせられる非常に有意義な内容でありました。
トップアスリートに触れて興奮している学生達のキラキラとした表情が印象的でした。
今回の合宿・講演会の開催に至る過程では本当に多く方のご協力により開催をすることができ、無事終えることができました。
本当に関係者の皆様ありがとうございました。
今後、多くのアツい思いを持ったトレーナー達が全国各地で目の前の選手に対して貢献してもらえることを心から願って、開催報告とさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
JARTA統括部長
赤山僚輔