同じトレーニングをしていても差が生まれるのはなぜか?

文責:高橋佑侍

 

 

あなたがトレーニングをしている理由はなんですか?

 

・上手くなりたい

・他の子に負けたくない

・レギュラーを取りたい

・勝つにはトレーニングが必要と考えているから

・格好良くなりたい

 

理由は様々あると思います。

 

 

 

しかし一生懸命トレーニングに励んでいても効果を感じれなかったり、成果が出ているのかわからない事はありませんか?

また、個々で効果や成果の差を感じる事はありませんか?

トレーニングの形や方法が一緒でも、同じ効果があるとは限りません。

なぜ同じことをしていても効果や成果の違い、「差」が生まれるのか考えていきます。

 

 

 

まずは、

・手段が適正ではない可能性

 

 

例えば、パフォーマンスアップや怪我予防の為に

「股関節を上手く使えるようにしたい」

「体幹を強くしたい」

と指導者や選手自身が感じたとしましょう。

 

そのためのトレーニング選択理由として、

・股関節を上手く使えるようにするにはJARTAトレーニングをすれば大丈夫だ。

・体幹を強くするには活躍しているプロ選手があの方法で体幹を鍛えていたから同じ方法で鍛えれば強くなる。

 

このようにトレーニング方法を選択していませんか?

 

 

 

このようなトレーニングの選択では、効果や成果に差が生じてしまいます。

なぜなら、

どんな状態が股関節が上手く使えているのか。

体幹が強い、弱いは何を基準にしているのか。どの場面で強くしたいのか。

言葉の定義や具体的な状態を提示していません。

言葉の認識の共有、個々の状態の評価・課題を具体的に抽出した上でどんなトレーニング方法が適正なのかは変わります。

 

 

 

 

ここで伝えたいのは、手段に囚われないでほしいという事です。

何をするかよりも、言葉を定義付けること、個々の課題に合わせて手段を選択することが大切になってきます。

 

 

 

 

次に考えられるのは、

・意識しているか、いないか(感じ取ろうとしているか、理解しているか)

 

 

 

トレーニングをただこなしているだけなのか、どんな目的でどこの動きを獲得するために、何に意識を向ければいいのか、繊細な感覚で取り組めているかどうか。

様々な要素も大きく関係しています。

 

 

 

例えば、ある研究で被験者を2グループに分け、一方には作業を通じて消費するカロリーを一覧にしたカロリー表を配布、一方には配布しない。そして、カロリー表を配ったグループには1日の最後に「どのぐらいカロリーを消費したか」を計算してもらった。

すると同じ作業をしているのに自分が使っているカロリーを意識したグループは体脂肪率が落ち、血液データの改善が見られ一方、普段通りの作業をしたグループは全く変化がなかったというような研究があります。

 

 

 

この結果から、どこに意識を向けているかによって同じ時間、同じ作業をしていても成果には大きく差が開くと言えます。

 

 

差を生みにくくするには何が必要か

 

 

このトレーニングをしていれば間違いなく怪我の予防にも、パフォーマンス向上にも、勝利にも繋がるといった絶対的なトレーニング方法はありません。

 

 

では、どうしたら適正な方法になったり同じトレーニングをしても効果や成果が生まれやすくなるのか。

 

 

 

それは、

個々を分析すること。

トレーニングの目的や自身の身体に意識を向けること。

これらのことが必要になってきます。

 

 

 

理想とする動きや獲得したい技術に対し、その動きや技術はどんな要素が必要なのか。

その上で自身の現状と比較し何が課題であるかを把握します。

そこで初めてどんな手段(トレーニング方法)を用いた方がいいのかが決まってきます。

 

 

 

また、自身の身体に意識を向けることで、部位の動きにくさ、感覚の違い、左右差等を察知でき、より繊細なトレーニングができます。

繊細なトレーニングができることで、身体の細部まで動かす能力が養われます。

 

 

トレーニング方法や形だけに終わらず、なぜそのトレーニングをするのか。

何のために、どの場面で必要なことなのかを理解しておくこと。

身体に意識を向けること。

これらを取り入れることで、トレーニングによる効果・成果が感じられます。

 

 

 

指導者であれ、選手であれ曖昧なことがあれば聞きましょう。

納得した上で取り組みましょう。

そうでないと、同じこと・同じ時間を過ごしても「差」が生まれてしまう可能性があります。

 

 

一人でも多くの方にとって

“なぜそのトレーニングをするのか”という問いが今回の記事をきっかけに

前向きな議論となってもらえることを願っております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

JARTA公式HP

https://jarta.jp