後ろを認識するセンスを身につけるには

「まるで後ろに目がついているようだ」

 

サッカーやバスケット等の競技では、視野の広い選手をこのように表現することがあります。

 

自分の背後からタックルに来る選手をヒラリとかわしたり、背後を走る味方にパスを出したりと、観ている人を驚かせます。

 

このような能力は『センス』であり自分とは無縁のものだと思っていました。

 

 

自分は長くサッカーやフットサルをやってきましたが、プレーの視野は狭い方だと思います。

 

自分の背後をほとんど認識できていなかったからです。

 

しかしJARTAのトレーニングを継続していくことで、この特殊能力とも言えるような能力が身についてきます。

 

関東で活動する認定スポーツトレーナーの岡元祐樹です。

 

 

 

 

【“首を振れ”の意味】

 

サッカーの指導者は選手のプレーの視野を広げるため「首を振れ」という表現を使って指導します。

 

この言葉には「首を振って、周囲を確認して、最適なプレーを選択しろ」という意味が込められていると思います。

 

世界の一流クラスと言われる選手、例えばサッカー元日本代表の中田英寿選手や元スペイン代表のシャビ選手などは、首を振って周囲を確認する頻度が他の選手より多いと言われています。

 

「首を振ればいいのか」と自分もプレーをしながら首を振ってはいたのですが背後を認識できるようになるまでは中々いきませんでした。

 

結果、首を振らなくなりました。

 

JARTAのセミナーに参加しながら当時の自分を思い返すと、自分の『首を振る』は“形”だけに捉われたもので、その“質”にまで考えが及んでいませんでした。

 

そんな自分がどのように『首を振る』の質を高めていったのか?

 

様々な要素があるのですが、今回は『脊柱』の機能を中心に説明していこうと思います。

 

 

【視野を拡大するために必要な脊柱の機能】

 

首を振って自分の背後を確認するには後ろを振り返る必要があります。

 

後ろを振り返るために脊柱をひねる動きのことを「回旋」といいます。

 

肩を固定して首だけを回旋すると、個人差はありますがだいたい左右90度ほどしか首を回旋できません。

 

人間は距離感を図るために両目で物を視る必要があるため、首の動きだけでは後方の確認は不十分と言えます。

ここで肩を固定するという制限を解除すると両目で後方を確認することができます。

 

 

 

後方を見て確認するためには頸部~胸部の回旋可動域が必要になってくるということです。

 

 

【脊柱が硬いと首振りをしなくなる】

 

ここまでの話は一般の方でも容易に想像できると思います。

 

少し掘り下げて、頸部~胸部の可動域が狭い場合に何が起こるか考えてみましょう。

 

頸部~胸部の回旋可動域の狭い選手が後ろを振り返ろうとすると、それだけでは真後ろまで振り向けないので腰部~骨盤も回旋する必要が生じます。

 

腰部は人間の重心が近くにある部位です。そのため腰部を回旋させる動きというのは重心の移動が生じやすくなります。

 

その重心の動きが大きいとそれだけエネルギーが必要になります。つまり無駄が生じてしまうということです。

 

サッカー等の激しく動き回る競技でこのエネルギーの無駄は致命的です。

 

その結果、疲れるので首を振る動きをするのが苦痛になってきます。

 

脊柱が硬い→後ろを振り返ると疲れる→首を振るのをやめる→プレーの視野は狭いまま

 

このようにパフォーマンスアップを阻害する要素になると考えられます。

 

この状況を脱するために自分が積極的に行ったトレーニングは『脊柱スパイラルストレッチ』です。

 

このストレッチで今まで意識したこともなかった、脊柱の選択的な動きを学習できます。

 

脊柱スパイラルストレッチの説明記事→https://jarta.jp/conditioning/5509/

 

【プレーの幅が広がる喜び】

自分は社会人になってからフットサルをずっと続けているのですが、JARTAのトレーニングを取り入れてからこの背後への認識が抜群に改善されてきました。

 

脊柱が楽に回旋できる→首を振るのが習慣になる→背後を認識できる→プレー選択の幅が広がる

 

このような作用が自分にはうまく働き、後ろから敵が迫っているのかどうか?後ろで味方がどう走っているのか?がわかるようになってきました。

 

ボールを持つとボールにしか集中できなかった自分が、周囲の状況を把握できるようになってくるとは。

 

これは選手目線でも素直に嬉しいです。

 

今回は脊柱の機能の解説になりましたが、後方を認識するにはこれだけでは不十分です。

 

特にJARTAがパフォーマンスの構成要素として挙げている『認識力』も周囲の状況把握に必要な能力の一つです。

 

 

 

是非JARTAのセミナーでこの認識力という概念にも触れてみてください。

 

今まで180度だった視野とプレー範囲が360度に増える。

 

そんな世界を体験してみませんか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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