NEWS(最新情報)

2017年09月09日

女性アスリートへホルモン様作用のあるアロマを用いる

前回は女性アスリートが生理不順や無月経となってしまう原因とその弊害についてお伝えしました。
前回の記事「女性アスリートの生理不順とアロマ
スポーツアロマ講師の奥田智乃です。

 
生理不順や無月経を招く体脂肪の減少、過度な運動やストレスといった原因に対して
当然、食事やトレーニングメニューを見直すことは不可欠です。
 
アロマからはどのようなアプローチができるのでしょうか。
まずは特に改善を期待できる3つの精油をご紹介します。
 
 
**スポーツアロマセミナー|基礎・評価編**
http://jarta.jp/j-seminar/sportsaroma/
 
 
◆クラリセージ
・特徴:ジンテルペンアルコール類のスクラレオールが女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た分子構造をしており、働きを助けてくれます。
・香り:ハーブ系、やや甘さを感じる深みのある香り

◆ゼラニウム
・特徴:副腎や視床下部に働きかけ、自律神経のバランスを調整する効果があります。そのため、ストレス性の不調に効果的です。
・香り:ハーブ系、ローズに似たフローラルな香り

◆サイプレス
・特徴:ホルモンバランスを調整する効果、心を落ち着かせて浄化する鎮静作用があります。
・香り:マツやヒノキに似たクリアで染みとおるような香り

【具体的な活用方法】
※必ず良い香りだなと感じるものを使用してください
※上記精油単体では苦手な場合、柑橘系とブレンディングすると良いです
 
◆芳香
アロマディフューザーの利用や、ハンカチやディッシュに精油をたらして吸入します。
練習中など時間は問いません。
就寝前の使用は鎮静作用により、入眠へも導いてくれます。
 
◆アロマバス(全身浴)
クラリセージ1滴+ゼラニウム2滴+ラベンダー2滴+天然塩大さじ2~4
全身浴でしっかりと温まってくださいね。
 
◆トリートメント
キャリアオイルに精油を希釈し、下肢や腹部にトリートメントを施します。
セルフトリートメントも可能です、特に太ももの外側や下腹部を入念に行いましょう。
精油は10mlに対して2滴までにしましょう
 
 
目の前の課題へ懸命に取り組む選手たち。
“今は競技が一番、生理が無くても仕方ない”と思っている方がいるかもしれません。
 
ただし、それが疲労骨折から競技人生を絶たれるリスクがあるということを知っていただきたいです。
さらに言えば、将来の妊娠・出産もふまえて後悔のないようにしていただきたいのです。
 
そのために、気軽に取り入れられるアロマの力も借りてみませんか。
お読みいただき、ありがとうございました。
 
 
スポーツアロマセミナー|基礎・評価編
http://jarta.jp/j-seminar/sportsaroma/
 
スポーツアロマセミナー|実技編
http://jarta.jp/j-seminar/sports-aroma-treatment/