子どもの夢を叶えるには動ける体が必要だ

子どもは大きな可能性を持った未来の宝です。

そんな子どもの運動能力の低下が近年叫ばれています。

「身体をうまく動かせる」ということは単に運動能力が高いというだけでなく、精神力、集中力など他の要素を高めることができます。

子どもたちが夢や想いを実現するため。夢ややりたいことを探すこと。

 

運動能力などあまり関係のなさそうなことであっても、実は大いに関係があります。

「身体をうまく動かせる」ことはどんな夢であっても、自己実現するために最も土台となる必須の要素です。

大阪で活動している認定スポーツトレーナーの岩渕翔一です。

 

「将来の夢はなんですか?」

 

我々が子どもの頃には必ず質問されたことです。

サッカー選手、野球選手、医師、政治家、お嫁さん。

今ではユーチューバーと答えるお子さんが多いそうです。

また夢ややりたいことがないと答えるお子さんも少なくないそうです。

 

僕の夢はお医者さんだから運動はできなくていい。

と息子さんに言われたらあなたはどう答えますか?

確かに野球選手やサッカー選手を目指す子と同じように「運動をする」必要はないでしょう。

しかし、「運動ができる」必要があります。なぜでしょうか?

 

 

 

人の動きや動作、行為行動にはこのような階層があります。

運動というのは、足を曲げるだとか、肩を挙げるだとか単純な動きのことを指します。

この運動に意思や目的はありません。

 

次にその上の階層に当たる動作。

これはリハビリテーション関連職種と言われる、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の間では「基本動作」という6つを指します。

基本動作とは、「寝返り」、「起き上がり」、「坐位」、「立ち上がり」、「立位」、「歩行」の6つです。

スポーツ選手であればこの中に「走行」を含んでもいいでしょう。

この基本動作は運動と同じように意思や目的を持ちません。

しかし、土台になる運動の組み合わせで行う動作のため、運動が行えないと基本動作は遂行することができません。

また、「歩き方」や「座り方」というように、その質にも違いが生まれます。

 

 

次に行為です。

 

行為とは、「歯を磨く」とか、「食事を摂る」などの目的を持った単一の行為を指します。

これも下の階層である運動と基本動作の組み合わせがないと行えません。

さらにこの階層からは意思や目的がないと行わない(行えない)ため、動機付けが必要になります。

 

では一番上の行動。夢ややりたいことを実現するための「行動」というのはこの階層に当たります。意思や目的を持った行為の連続で行動が遂行されます。

 

このように人の動きや動作、行為行動には階層があります。

では冒頭で出てきた「お医者さんになりたい」で具体的に考えて見ましょう。まず、医師になるという夢は行動の連続で達成されます。いろいろな行為行動が必要ですが、例えば「勉強する」と言った行動です。

 

では、勉強するという行動に必要な行為はなんでしょうか?

それは、「書く」や「読む」、「考える」、「覚える」などです。この行為の質が行動の進捗に直結します。

 

さらに、もう一つ下の階層で必要なものを考えて見ます。勉強は一般的に「坐位」で行います。つまり、「坐位」の質が勉強するという行動の土台になっているということです。

 

例えば「座る」という動作が下手な場合や精一杯な場合。

それでは勉強するという行動を支える土台として不十分です。

それだけでなく、「座る」という動作で精一杯の場合、じっと座っていられない、集中できない、落ち着きがないなど近年問題視されている子どもたちの行動の根本的な原因になっている可能性もあります。

うまく座れるから、座るという動作に余裕があるから、人の話をきちんと聞けたり、考えるということをしっかり行える。

 

つまりは質の高い勉強を行えるということです。

 

もうお分かりかと思います。このように、全ての行為行動というのは運動と動作の土台があって成り立ちます。つまり、

子どもの夢や希望を支えたいのなら「運動はできる必要がある」ということです。

 

以前、小中高校生の教職員の方が集まる分科会で、「子どもの可能性を引き出す、動ける身体の作り方」といったテーマで講演をさせていただいたことがあります。

このようなお話をさせていただいた上で、体育や授業で取り入れていただけるような体操や運動をご紹介させていただきました。

 

 

私は常々大人は子どもからいろいろなことを学べるしそういった姿勢が大切だと考えています。

そのためには子どもたちがいきいき過ごせるようなサポートを大人がしていかなければならないのではと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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