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2017年09月02日

女性アスリートの生理不順とアロマ

 
【生理不順の原因】
女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があります。
どちらも卵巣から分泌され、子宮の環境を整えたり出産の役割を担っています。
 
約1ヶ月周期でホルモンの量が増減することで、月経サイクルが繰り返されます。
 
2つの女性ホルモンの増減をコントロールしているのは視床下部です。
視床下部はスーパーコンピューターのように精巧で取扱いが難しい統合中枢です。
そのため、非常にバランスが崩しやすい点が特徴なのです。
 
視床下部の機能低下をさせる大きな原因の一つは“ストレス”です。
ストレスの蓄積により、繊細な視床下部の命令系統が乱れます。そしてホルモンバランスが崩れ、女性特有のトラブルを招くのです。
 
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【女性アスリートが生理不順となる理由】
トップアスリートに関する調査では、無月経のアスリートは7.8%であり、月経不順を合わせると全体の約40%に月経周期の異常がみられたそうです。
 
その中でも、長距離選手や新体操など体脂肪を落とすことが求められるようなスポーツでは特に症状が現れます。
体脂肪減少により、身体が生命維持に直接影響のない生殖機能を排除させるためです。
 
また、筋肉量を増やすためのウェイトトレーニングにより男性ホルモンの増加→女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れる、という原因もあります。
 
 
【女性アスリートの生理不順による弊害】
生理不順や無月経の選手は骨粗鬆症が懸念されます。
骨塩量の保持に不可欠なエストロゲンの分泌が減少し、骨密度が低くなるためです。
この状態で激しい運動を続けると、負荷に耐えきれず疲労骨折を起こしやすくなります。
疲労骨折が選手として致命傷となるかもしれません。
 
さらに生理不順や無月経がずっと続くことで、子宮が委縮してしまいます。
排卵障害から不妊症となってしまう可能性もあるのです。
 
競技生活とその後の人生も踏まえて、出来るだけ早く改善に取り組んでいただきたいと思っています。
次回は具体的にアロマではどのようなアプローチが出来るのかお伝えします。
 
 
お読みいただき、ありがとうございました。
 
 
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