今田晃司


 私が、スポーツトレーナーになりたいと思った理由はまず、

「選手が心から信頼できる存在になりたい」

と思ったからです。

 理由は自分自身の学生時代の怪我との戦いにあります。
 私は小学生では剣道とミニバスケットボールとソフトボール、中学・高校生では野球をしていました。小学生時代では足底筋膜炎、中学生の時はオスグッド病、高校生では野球肩を経験し、常に怪我に悩まされ、それによって自分が満足するプレーが出来ませんでした。知識のない学生時代は、何もわからないまま周りの人に言われたことを信じて、治療や練習をその通りにするだけでした。その結果、怪我は治らず、パフォーマンスも上がらず、最終的には部活動が嫌いになっている自分がいました。私が学生時代に経験してきた競技は、今ではいずれも自分の好きな競技ですが、その競技をみるたびにあの頃怪我をせず、もっとプレーが出来ていたらもっと楽しかっただろうにな、という想いがこみ上げてきます。それと同時に、あの時心から信頼でき、本音で相談できる大人がいたらな、という想いも強く感じます。
 選手の立場から考えると、自分が信頼でき、本音を話せるトレーナーがいることで自分のするべきことに迷いが消えると思います。
怪我をしてしまった時でも、パフォーマンスに悩むときも、自分のするべきことを明確に示してくれる存在がいることで、不安ではなく希望が生まれると思います。その存在は競技生活をいかに充実したものにできるかに大きく影響すると考えています。
 怪我や自分のパフォーマンスに悩んでいる選手を心から支えたい、満足する競技生活を送ってもらいたいと思っています。

 次に、

「選手や家族、周りの方の想いに応えられる存在になりたい」

という想いがあります。

 理学療法士として医療現場で働いていると、多くの学生が怪我をして当院を受診してきます。小・中・高校生ではその選手のご家族が一緒に来られることが多いです。
 自分が学生時代の時はあまり感じていませんでしたが、選手のご家族は本当に真剣に応援して、支えておられます。話をしているとその気持ちがすごく強く伝わってきます。その気持ちを感じるたびに、選手だけでなく、家族の想いにも応えられるような結果を出したいと強く感じています。
 またアマチュアやプロの選手も数人ですがみさせて頂く機会があります。その方々はスポーツが仕事であり、その方の人生でもあります。それは選手だけでなく、その家族の人生でもあります。選手や家族、周りの方たちの人生や想いを支える覚悟をもって臨みたいと考えております。

 そして最後に、

「怪我をさせず、選手の能力を最大限に引き出す存在になりたい」

と思っています。

 ここまで書いた気持ちを感じるその度に、実際に現場に介入して、病院レベルではなく、現場レベルでの身体づくりやパフォーマンスアップのためのトレーニングなどを一緒にできたらと思っていました。
 病院には本当にたくさんの選手が怪我に悩み受診しています。その姿をみるたびに、怪我をする前に、その危険性に気づき、未然に防ぐことはできなかったのかと思います。
 病院にいると怪我をした選手の対応になりますが、現場レベルに介入することで、未然に怪我を防げるようコンディショニングやトレーニングメニューの考案等、選手のために出来ることがたくさんあると思います。
 怪我をしない、または重症化しない身体づくり、不調があってもすぐにそれを取り除く、異変があれば的確な判断をする、その選手の持っている可能性を最大限に引き出せる、そんな存在になりたいと思っております。

 スポーツトレーナーとして選手たちや子どもたちに関わることで、怪我に悩まず、悔いのない競技人生を送るため、思い切り楽しくスポーツができる身体づくりと選手たちの将来を守っていきたいと思っております。
 学生時代からこの想いは無くなることなく、必ず実現したいと思っております。